ペグケースを検討してみた

ファミリーキャンプでない時はたいていキャンプ場ではないどこかの山中とか、どこかの海岸などでキャンプしているんですが、そうした未整備地でキャンプしてつくづく思うのは、ペグってテントをしっかり設営するうえで本当に重要なものだなと。

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設営するテントの種類に加えて、地面の状態 —土なのか砂なのかガレなのか、風雨や積雪の有無など— で、当然のことながら選ぶべきペグは変わってきます。

ペグの選択を大きく間違えると、極端な話、テントを設営できない可能性もあります。恥ずかしい話、自分の持っていったペグではテントが立たず、仲間に借りたことがこれまでに何度かあります。

いくらでも荷物が持っていけるのなら、極端な話、所有しているペグを全て持っていけばいいのですが、バックパックで移動するキャンプだとそうもいきません。

事前に収集したサイト地の情報に天気予報などを加味して、持っていくべきペグの種類と本数を決定するわけです。

例えば、先日の山林キャンプは比較的平らな土の地面で、予報では天候も安定しているとのことでしたが、テントを支える最も重要な2点について突風が吹いても抜けづらい長めのペグ(ソリステ40)、残りはテント付属の純正品を持参しました。

では、その重要なアイテムえあるペグを収納してキャンプに持っていくのか。

というのが今日の話なのですが、実は僕、きちんとしたペグ入れ=ペグケースを持っていません

これまでは頭陀袋のようなものに放り込んでキャンプに持ってってたのですが、しかしペグの重要性に気づいた今、こんなに大切なアイテムなのだからしっかり収納せねばと考え直しました。

そんなこんなで、ペグケースについて検討することにしたわけなんです。

ペグケースの種類

ペグケースは、大きく3つくらいの種類に分かれているようです。

1つ目はスノーピークのマルチコンテナに代表されるような、箱に持ち手の付いた形状のもの(表現力…)。


画像出典:スノーピーク

他にもこんな感じのアイテムがあります。

キャンプ用のアイテムでなくても、工具入れとして作られた製品でも良さげなものがありますね。

2つ目は、布にペグを挿し留められるホールが付いていて、くるくると巻いて収納するタイプのもの。


画像出典:テンマクデザイン

そしてこのタイプにも工具入れとして製造されたものの中に良さげなアイテムがあります。むしろこちらの方がカッコいい気も……。

3つ目は、いわゆる工具箱ですが、これをペグやハンマー入れに使ってる人も結構いますよね。デザインやサイズも豊富だし、確かにピッタリなアイテムだと思います。

結局のところ、無制限に持てるならばどのタイプのペグケースでも良く、大きければ大きいほど収納力は増します。

ただ、今回検討したいのは、持参するペグも必要なものだけ、それをできるだけコンパクトに収納できるものなので、どうしてもクルクルタイプに向かっていっちゃうんですよね。

現場でのニーズ

さて今回、ペグケースをいろいろ見ていくなかで、テント設営の現場にはこんなニーズがあることを知りました。

つまり、テント設営中にペグを打ち、ペグケースを持って次の場所まで移動し、地面に置いたペグケースから取り出したペグを打ち、また移動してペグケースを下に降ろし……このループにかかる負荷をできるだけ少なくしたい、というものです。

ゆえに、こんな製品が生まれています。


画像出典:スノーピーク

そう、テント設営時に携帯できるペグやハンマーの収納用バッグ(ケース)です。

確かにこれなら、ペグを取り出すのも手を腰に回すだけなので楽チンです。

ただ、やはりこの類のアイテムについては、「それなら、職人が使う腰袋などのアイテムでもイケるのではないか?」となってしまいますよね。

例えばコチラの製品だと、幅250×高さ300×奥行140(mm)というサイズも良さげですし、ポケットがたくさんあるので長さ別にペグを入れ分けたり、ガイラインやカラビナなどサブアイテムを入れておいたりもできて便利そうです。

とはいえ、これはあくまで現場での作業を効率化するためのバッグなので、収納性(ペグを納めた状態でバックパックに入るか)の観点から言えばいささか使いづらそうな気はします。

次も、収納性については疑問が残りますが、職人が作業時に使うバケツ(電工バケツ)も、ペグその他のアイテムを放り込んでおいて肩にかけておけば設営作業中に携帯することはできそう。

テンマクデザインにも「ペグトート」という似た形状の製品がありますが、この電工バケツはベルトの長い製品をチョイスすることで携帯性をより高めることができそうですよ。

・・・

ここまで見てきて、次の3つの要素が(あくまで僕にとっての)ペグケース選びに大切であることが分かってきました。

  • 収納性……ペグやペグハンマーがしっかり収納できる
  • 運搬性……ペグやハンマーを入れたケースをバックパック等に入れてキャンプ地まで無理なく運ぶことができる
  • 携帯性……テント設営時にペグケースを携帯し、効率的に作業できる

形状的には上記の2つ目に掲載したクルクルタイプが、開いた状態で腰に巻きつけて固定できるベルトが付いていれば、収納性・運搬性・携帯性の3つが成立すると考えられます。

こういう製品ですね。


雑な画像でスマセン(汗)

というわけで、自作も含めて、もう少し悩んでみたいと思っておりマス。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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4件のフィードバック

  1. 山田 幸雄 より:

    二輪車で’76より正月キャンプを楽しく、行っています。’81から本栖湖等でペグの状況が分かりました。其れから鍛造ペグを利用しています。入れ物は只のナイロン袋にビニール袋を利用しています。

    • aw より:

      山田 幸雄様、
      コメントありがとうございます! 76〜とはすごいキャリアですね(76年当時、僕は2才でした)。
      書かれている「本栖湖でペグの状況が変わりました」というのは、具体的にどのような変化だったのでしょうか? もしよろしければ教えてください 🙂
      僕も基本は鍛造ペグを使っております!

  2. JK より:

    awさんこんにちは。

    似たような思考工程で、設営時にMOLLEベルトにペグを挿して2年位運用してます。
    (写真、ちょっと分かりづらいと思いますが…)

    https://www.instagram.com/p/BjXPQhAFOLS/?igshid=f3pjcq9tl8g

    本数にもよりますが、鍛造ペグだと腰への負担が結構あります。
    また40センチ級を挿すとしゃがんだ時に色々干渉したりして若干煩わしいです。
    ただ、やはり便利ではあると感じてます。

    なお、本当は運搬もベルトに通したままで行いたいところなんですが、嵩張ってしまうので、運搬時はテンマクデザインのペグロールケースを使っています。

    運搬も設営も一つのケースで済ませる事を理想にして弾帯ベルトの流用を考えていたら、つい最近実際に制作されている方を見つけました。

    https://www.instagram.com/p/B5q8hqgAqDp/?igshid=9rjwfsk9u0w6

    これを襷掛け&腰巻出来る様にバックルを付けてもらって、チタンペグを挿せば夢が叶いそうだなぁと妄想中です:

    • aw より:

      JKさん、コメントありがとうございます 🙂

      なるほど、MOLLEベルトですか(初めてその名前を知りましたけど笑)。ガテン系のアイテムよりもお洒落でいいですね! 写真のシェアもありがとうございます😊

      ご指摘のとおり、鍛造ペグは数本なら問題ないんですが、15本とか20本になるとカラダに負担がかかりそうですね。そこまでの本数を持つことは基本ないと思うのですが……あと、確かに長尺のペグはしゃがんだ時に邪魔になりそうですね。

      ふだんインスタなどで情報収集することがないのですが(というかネットでも大して情報収集しません……WEB関係の仕事なのに☠️)やはりもっと普段からアンテナ広げておかないといけませんね。こうしてブログ書いては、逆にコメントで教えてもらうことばかりです😅

      僕もいろいろ検討を進めまして、進捗ありましたらまたこのブログでシェアしてみたいと思います!

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