やっと1日5km走れるようになった50代おじさんが秋ランに必要なアイテムを考えてみた(その他編)
秋冬のオッサンのジョギングに必要なベースレイヤー、パンツときて、最後はちょっとしたアイテムを検討してみます。
(心配性の)僕が大好きな安全性を高めるアイテムたちです。
鳥取の日の出、今の時期(10月)はだいたい午前5時半くらい。僕はいつも5時前に走りはじめるので、走っている最中は真っ暗。クルマの往来は少ないのですが、街灯のないところもありますし、少ないながらも他のランナーさんもいたりするので、衝突事故を避けるためにライト(照明器具)が必須となります。
タスキ、腕や足に巻き付けるタイプの反射アイテムを利用されている方も多いですが、今回はこちらから存在を示すために光源となるアイテムを探してみます。
ライト
ライトは、装着する部位によって形状(タイプ)が変わります。前方から近づいてくるクルマや人に注意喚起を促しつつ足下を照らすのはヘッドライト、後方からのクルマや自転車に対して僕の存在を知らせるのはペンダントライト、という感じでしょうか。
その他、共通する条件としては、
- 充電式か電池式か
- サイズと重量
あたりになりそうです。
ライトなので照度(明るさ)も検討条件に含めるべきかも知れませんが、今回は「とりあえず光っていればまあOK」という感じで進めていきます。
ヘッドライトタイプ
というわけでヘッドライトタイプから見ていきます。
OLIGHT Oclip Pro
OLIGHTは、僕がキャンプや朝の犬の散歩時の必携アイテムとして愛用しているS1R BATON IIやGOBERをリリースしているメーカー。
特にS1R BATON IIはかなりの愛用度なのですが、そのOLIGHTの軽量なヘッドライトがOclip Pro。
画像出典:OLIGHT
サイズ | 長さ/64mm、ヘッド直径/22mm、ボディー直径/20.6mm |
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重量 | 54g |
使用電池 | 充電式 |
使用時間 | 最大240時間 |
僕が愛用する超小型ライトのS1R BATON IIをバンドで固定したような外観です。S1R BATON IIの操作性、電池の持ち、充電のしやすさ、耐久性などは過去4年以上の使用という僕自身の経験に裏付けられています。この経験から考えるに、Oclip Proも安心して使用できそうです(もう一つのGOBERについては逆の評価ですが、それについては後述)。
問題、というか懸念点はベルト部分で、幅のあるゴムが使用されていること。
いくら涼しい秋冬の朝とはいえ、少なからず汗はかきます。汗がバンドに染み込んでしまうと悪臭の原因になるので、定期的に洗濯しなくてはいけません。ランニングキャップやヘッドバンドの上に装着することで、汗の影響をある程度和らげることはできそうですが、洗濯から逃れることはできないでしょう。Oclip Proはライト本体がベルト部から簡単に外せるようになっているので、洗濯は比較的容易かも知れませんが、なるべく洗う回数は減らしたい(面倒なので)のが本音です。
これは多かれ少なかれ、どの製品にも言えることなのかも知れませんね。汗の影響を受けにくいヘッドライト(バンド)であるというのは、走る時に使うライトの大切な要件になりそうな気がします。
NITECORE NU25 MCT UL
お次は多くのトレイルランナーが愛用する(らしい)NITECOREのヘッドライト、NU25 MCT UL(Multiple Color Temperatures Ultra Light)です。
画像出典:Amazon
サイズ | 奥行き/25×幅/37×高さ/60mm |
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重量 | 47g |
使用電池 | 充電式(USB-C) |
使用時間 | 最大45時間(明るさ6ルーメン時) |
先に掲載したOLIGHTの製品との大きな違いは、バンドが細い紐になっている点。こちらの方が汗の影響を受けにくいような気もしますが、汗を吸ってしまえば同じでしょう。
またOLIGHT Oclip Proは専用の充電アダプタが必要ですが、こちらはUSB-C。汎用性が高いのはいいですね。
モンベル コンパクト マルチランプ
充電式のヘッドライト、2つのアイテムを見ましたが、次は電池式をチェックします。
というか、いま僕が使っているアイテムの紹介、ですね。モンベル コンパクト マルチランプです。
サイズ | – – – |
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重量 | 22g(電池使用時/約32g) |
使用電池 | 電池(単4形アルカリ乾電池1本) |
使用時間 | LOW/48時間、HIGH/17時間 |
本体重量22gととても軽いです。
細いゴム紐で留めるタイプなので、現在はヘッドバンドの上に装着しています。汗に直接触れることはないので、今のところ悪臭の発生源にはなっておりません。
じゃあなんでヘッドライト探してるの、という話なんですが、気に入らない点が2つあるのです。
1つ目は、ゴム紐が一重ということ。
NITECORE NU25は同じ細い紐でも二重になっているので、より固定しやすいことが想像できます。使っている最中にズレて困るということはありませんが、そのために結構強めに締めており、取り外すとおでこが赤くなっていることもしばしば(これも別に困ることじゃないんですが)。より長時間走ったり、トレイルのような凹凸の激しいコースを走るなどした場合には、少し心配です。
2つ目は、電池式であるということ。
電池式の問題は、電池の在庫が切れた時。もちろんこれは充電式も同じで、いざ使おうとした時にバッテリーが不足していれば充電する必要があるので、その場では使うことができません。ただ、電池を買いに行かなければいけないのと、自宅で充電しておくだけとは、長く使っていくことを考えると差があるような気がするんですよね。
僕は点滅モードで使用しているので、1本の乾電池でおそらく60時間以上は使えると思います※1。1日45分間使用した場合、約80日。乾電池4本セットが1つあればほぼ1年使える計算ですから、そんなに心配することはないのかも知れませんが。
まずはモンベル コンパクトマルチランプを使い込んでみて、必要があれば新たに買い足す、という感じにしようと思います。
ペンダントタイプ
ヘッドライトと違って購入必須なのが、後部に取り付けるペンダントライト。
用途としては自転車のリヤライト(テールライト)と同じなので、数多ある製品の中からランニングでも使えそうな製品を探してみたいと思います。
CATEYE WEARABLE mini SL-WA10
自転車のライトといえば、CATEYE(僕にとっては)。の、CATEYEのテールライトで最も軽量且つクリップ式でバックパックに取り付けられるのが、ウェアラブルミニ SL-WA10(WEARABLE mini SL-WA10)です。
画像出典:Amazon
サイズ | 39×33×17mm |
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重量 | 12g |
使用電池 | リチウム電池 CR2032x1 |
使用時間 | 点灯/60時間、スロー点滅/550時間、ラピッド点滅/140時間 |
12gと軽く、スロー点滅モードで550時間と電池持ちもハンパありません。
ただ、クリップ部が固定されていて隙間に差し込むタイプなので、ちょっと使いづらそうな気がします。
ネイサン ビジビリティ LED NS60560
電池式のライトをもう一つ、ネイサン ビジビリティです。
画像出典:Amazon
サイズ | 20×60×20mm |
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重量 | – – – |
使用電池 | CR2032×2個 |
使用時間 | 全点灯/57、全点滅/110、交互点滅/110、ラウンド点滅/110(時間) |
CATEYEと同じ電池式ですが、こちらは2つ使用。そのうえ使用時間も短めです。
ただ、クリップ部が大きく開く構造をしていそうなので、取り付けやすさや汎用性はこちらの方が高そうではありますね。
KNOG PLUS FREE FRONT/REAR
娘が自転車のライトで使っているKNOGのプラスフリー(PLUS FREE)。
画像出典:Amazon
サイズ | – – – |
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重量 | 16g |
使用電池 | 充電式 |
使用時間 | – – – |
外観はかなりスマート。どう違うのか分かりませんが、フロントで使うか、リヤで使うかで製品が違います。
残念ながら一度の充電でどれくらいの時間使用できるのか、メーカー情報はありませんが、娘のライトは同じメーカーなので、そこから推測するに、電池の持ちが悪いわけではなさそうです。
USBプラグが本体と一体化しているので充電が楽ちんです。
OLIGHT GOBER2
僕が信頼を置く照明ブランドOLIGHTの小型充電式ライト、GOBER2(ゴーバー2)。
画像出典:Amazon
サイズ | 52×43×38mm |
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重量 | 47g |
使用電池 | 充電式 |
使用時間 | 最大910分 |
僕は初代GOBERを犬の首輪に取り付けて、暗い時間帯での散歩時に使っていました。
そう、過去形です。GOBERは2つのライトがセットになった製品ですが、買って間もなく1つ目が、最近になって残りの1つも点かなくなりました。2代目のこのGOBER2にも同様のレビューが寄せられているのを見ると、不安は拭えませんね。
BOOKMAN BM-579
最後のリヤライトは、ブックマン BM-579(BOOKMAN BM-579)です。
画像出典:BOOKMAN
サイズ | 35×35×20mm |
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重量 | – – – |
使用電池 | 充電式(USB-C) |
使用時間 | 白色点灯HIGH/2.0、白色点灯LOW/12.0、白色点滅LOW/40.0、赤色点灯HIGH/2.5、赤色点滅HIGH/13.0、赤色点滅LOW/60.0(時間) |
BOOKMAN、あまり聞かない名前のメーカーですよね。僕は今回自転車用のライトを調べていくなかで、初めて知りました。スウェーデンのリンショーピング大学の学生だったデビッドとビクターの2人が、在学中に立ち上げたブランドのようです※2。
見た目がとてもシンプルで可愛らしく、ボタンが大きいので操作性も高そう。シリコンストラップが付属しているので、腕時計のように手首に巻き付けて使うこともできます(当初の用途からは外れてしまいますが)。
実際に触れて、使ってみたいと思わせる製品ですね。
・・・
見てきたリヤライトは安価な製品が多いのと、何かの理由でランニングに使えないとなった場合でも自転車用として使うことができるので、気軽に試してみることができそうです(僕は自分の自転車を持っていませんが)。
万が一のためのアイテム
先日、道路に設けられたハンプ※3に足を取られて、アスファルトに顔面ダイブしそうになりました。何とかふつうに転んだだけ(無傷)で済みましたが。
そんな反射神経が落ちた50過ぎのオッサンの早朝ランニングに欠かせないのが、緊急時のアイテム。例えば、転んで頭を強かに打ち気を失ってしまった場合、車どおりも人どおりも少ない早朝では、誰かに発見してもらって救急車を呼んでもらうことを期待できません。
そんなわけで、僕は必ずアップルウォッチ(第10世代)を腕に着けて、スマホ(iPhone13)を持って走っています。激しく転倒した場合は転倒検出機能が作動し、登録している連絡先にスマホから通知されることになっています。先日ハンプで転んだ際、転倒検出機能がしっかり作動していました。
関係のない話ですが、次にスマホを買い替える際はGoogle Pixelにしようと思っているので、スマートウォッチもPixelウォッチに変更する必要があります。こちらも同様の機能があります。本当に関係のない話ですね。
次の記事では、今回検討し、実際に買ったアイテムを紹介したいと思います。
- 他メーカー製品のスペックで点滅使用時間と点灯使用時間を比較すると、最低でも点滅が点灯の倍以上の時間使用できるようなので、モンベルコンパクトマルチランプのLOW48時間から、かなり保守的に算出したのが60時間という数字です。
- BOOKMAN「About Us」
- 自動車の減速を促すために道路に設けられた、盛り上がった部分のこと。
参考記事