モルックで遊んでみた+つくってみた

先日のファミキャンで、友人がモルックを持ってきてくれたので遊んでみたんですが、めちゃ楽しかったんです。

CAMP HOUSE - モルックで遊んでみた
モルックを楽しむトム(妻)と娘(「3連泊キャンプしてみた」)

モルックとは

モルックとは、1〜12までの数字が振られた棒(スキットル)を地面に立て、それを棒(モルック)で倒して定められた得点=50点への到達を目指すゲームです。

このように並べたスキットルに、

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モルックを投げ、ぶつけて散らし、

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50点到達を目指して、たくさんのスキットルを倒すのか、特定の数字のものだけを狙うのかを考えながらプレイしていきます。




簡単にルールを説明すると、次のような感じですね。

  • 先にも書きましたが、最初に50点をとった人(チーム)が勝ち。50点ちょうどでないとダメ
  • スキットルは1本倒したら振られた数字が、複数本倒したら倒した本数が、得点になる
  • 倒れたスキットルは、倒れた場所で立たせる(ゲームが進むとスキットルが散っていく)
  • 3回連続でミスする(1本も倒せない)と、失格になる

詳しいルールその他の情報は、日本モルック教会のHPをどうぞ。

モルックについて

モルックの面白いところ

モルックの面白さのポイントは「50点ちょうど」を目指す、というところ。50点を1点でも超えてしまうと、25点まで減点されてしまうのです。

例えば自分の得点が48点、「あと2点取れば勝ち!」という状況で、スキットルが以下のように立っているとします。

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実際、48点まで得点獲得が進んでいたら、スキットルはもっと広範囲に散らばっていることが多いと思います

この場合、以下のような選択肢とリスクがあります。

  • 2のスキットルだけを狙う → 2のスキットル、1本だけ倒せたら得点2をゲットで勝利
    リスク:すぐ近くにあるスキットルを巻き込んでしまって3本以上倒れると50点オーバーになる
  • 3と10、9と11などまとまって立つ2本のスキットルを狙う → 2本のスキットルだけを倒せたら得点2をゲットで勝利
    リスク: 1本だけしか倒せなかったら、いずれの場合でも50点オーバーになる
  • 1のスキットルだけを狙う → 1のスキットルだけを倒せたら得点1ゲット。もう一度、1のスキットルを倒せば50点となり勝利
    リスク: 後ろの3や10のスキットルを巻き込んでしまう可能性がある。また、こ1のスキットルを連続2回倒す必要があるが、次の自分のターン時、1のスキットルが複雑な状況に置かれている可能性もある。次の自分のターンまでに誰かが上がってしまう可能性がある。

これらを自分の技術に応じて選択していくのですが、思ったとおりにならないことも多いし、でもそれが予想外の展開を生んで非常に面白いのです。投げたモルックがスキットルや地面に当たって想像以上のとんでもない動きをすることもあって、腹を抱えて笑ったりもしました。

また、得点を計算するために足し算が必要となるので、子どもに得点係を任せるのもいいなと感じました。娘はちょうど学校で足し算を勉強しているところなのですが、学んだことが学校の外で活用できるという体験は新鮮だったようです。

今年の春に体験したペタンクに、ルールは全く違いますが少し似ていると感じました。ペタンクも非常に面白かったです。しかし、ペタンクは球が700gほどもあって、小さな子どもが投げるにはやや大変なので、子どもと一緒に遊ぶのはモルックの方が適しているのかなと感じましたね。

モルックをつくってみた

我が家でもモルックで遊びたい! ということで、自作してみることにしました。

ホームセンターで長さ1820×径40mmと910×径40mmの木材、スプレー缶を購入。キャンプで遊んだモルックミニは径がおよそ45mmと思われるので、若干細いですが、それに合わせて高さも10mmほど低くし、高さ120mmで作業を進めます。

まずはスキットルづくり。

モルックを自作してみた
万力で固定した木材を、丸ノコでカットしていきます

木材がカットできたら、ペーパーをかけてバリを落とします。

続いて、1〜12までの番号をスプレー缶で吹き付けるための抜き型を作成。

モルックを自作してみた

抜き型を木材に貼り付けてスプレー缶でプシュー!

で、完成。

モルックを自作してみた

抜き型と木材の隙き間からスプレーした塗料が入り込んで数字の輪郭がボヤけてしまったり、8に至ってはスプレーの勢いで上の丸い部分が吹き飛んでしまっておかしな8になってしまってますが、まあこのあたりは自作ならではのご愛嬌。

モルックは長さ190mmで作成。両端の角をナイフで落とし、ペーパーをかけました。スキットルと見分けがつきやすいようにと模様を入れてみてはどうかというトムの提案で、モルックに模様をスプレーしてみました。右側のダイナミックな柄は娘デザイン。なかなかイイ感じです。

夜、さっそくプレイしてみましたが、問題なく楽しめました。あとは専用の収納バッグかな。

・・・

今は木材の高騰もあって、コスト的にはきちんとした製品を買うよりも若干安くなる程度なので、つくる労力を考えたら赤字でしょう(笑)。

でも「つくるを楽しむ」を目的にしたら、木材の切断というヘビーな作業以外にも、ペーパーがけとか抜き型のカット、スプレー塗装など、子どもでも取り組めるもの含まれているので、家族みんなで楽しめると思います。万力や丸ノコなどの特殊な道具はなくてもつくれますので、ご興味のある方はぜひ。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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2件のフィードバック

  1. curu-curu より:

    awさんこんにちは! モルック、はじめて知りました。シンプルだけど体も頭もつかってみんなで遊べるなんて最高ですね。キャンプでみんなで遊ぶにもピッタリ!それを自分たちで作ってみようというawさんファミリーの発想も素敵です。
    子どもの学童の保護者会で、あたしい玩具のリクエストがあれば、と聞かれているので、早速、モルックをリクエストしてみようと思います。

    • aw より:

      curu-curuさん、こんにちは〜😄

      モルック、今年に入ってくらいだったか、キャンプの情報サイトで紹介されていて楽しそうだな〜と思っていたんですが、プレイする機会がなかなかなくて。、モルックの持ち主含む今回のキャンプメンバー全員が初めてプレイしたんですが、ルールはシンプルですし、モルックも軽いので子どもでも簡単に投げられて、みんなで楽しめるのでおすすめです。
      ただし、ゲームが進んでくるとスキットルが散らばるし、投げる位置から遠くなってしまうので、幼い子どもだと投げて当てるのが難しくなってしまうケースがままあるんですよね。年齢や技術に応じたハンディ、ルール設定が必要かなと思いますが、そういった点ですら、みんなで話し合って決めても面白いし、試しながら決めてってもいいと思うんですよね。

      学童でのおもちゃにもとても良いと思います!

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