父娘グルキャンに行ってきた

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この週末、キャンプ(野営)に行ってきました。場所は鳥取県南部の山中です。

今回のメンバーは父(僕)と娘の二人。と同じ「父+娘」の組み合わせで、我が家を含めて4組。

ソロキャン、グルソロキャン、ファミキャン、グルファミキャンなどいろいろキャンプの名称がありますが、今回のキャンプに名前を付けるとしたら、父娘(おやこ)グルキャン(*1)ですかね。

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(今回のキャンプ、なんとカメラを持っていくのを忘れてしまいました。キャンプ写真少なめのキャンプ記事ですが、ご容赦くださいませ)

行く前に娘が感じていた不安

キャンプの数日前に「お父さん、鈴ってどこにしまってある?」と聞いてきた娘。「鈴を何に使うの?」と問うと「だって、今度のキャンプは熊が出るかもしれないでしょ」と。

僕もふだん山林でのキャンプは熊にビビっていますが、娘にも伝播していたとは……。

以前、トム(妻)と登山していた時に買った熊鈴を娘に渡し、キャンプする場所に熊はいるかもしれないけど近寄って来ないようにきちんと対策することをできるだけ具体的に説明。


娘がメルちゃんを入れているバックパックに熊鈴を装着

不安はあまり解消されていないようでしたが、実際に現地に着いた娘さん、熊鈴の着いたバックパックを車に放置して友だちとすぐに駆け回って遊んでました(笑)。


ピンクの上着を着ているのがマイドーターです

事前に準備したもの

これまで娘と行ったキャンプは全て、ファミキャンまたはグルファミキャン。彼女に必要なケアや対応のほとんどをトム(妻)がやってくれていました。

友人たちと一緒に行くとは言え、キャンプ場で彼女の動向に注意を払ったり、必要な対応は基本的に僕。

このキャンプが娘にとってひたすら楽しく、恐怖や不安、ストレスなどを感じないで済むために何ができるのか事前に考え、準備しました。

トイレ代替アイテム

そのうちの1つは、何もない山中でのアクティビティで気になるトイレです。

娘はトイレトレーニングを始めた時から洋式のトイレを使っていて、且つ洗浄機能を使用しています。

山林の中で用を足す経験も少ないですし(大は未経験)、さらに和式スタイルでとなると、ふだんの行為との距離が離れすぎてしまいます。

キャンプ仲間の娘さんたちは野◯ソには慣れっこの強者ばかりですが、もしもここが娘にとってネックになって「もうキャンプ行きたくない」となると嫌だなと。

そこで一足飛びではなく段階的に野◯ソに慣れてもらおうと考え、以前友人が雪中キャンプで使っていたポータブルトイレを借り、さらに僕個人にとっても有用なアイテムとなるであろう携帯ウォシュレットを購入してみました。



準備の成果はどうだったのかと言いますと、2日目の朝、娘はやや不安な面持ちで、サイト片付け中の僕に「うんち」と言ってきました。

トイレに指定していた低木エリアにポータブルトイレを置き、娘に使用させたところ、問題なく用足し完了! 携帯ウォシュレットもしっかり活用しました。

用を足し終えて衣服を整え友だちのいる場所まで駆け出した娘を、満足げな表情で見送る僕でありました。

ガイラインに取り付けるライト

もう一つ。

娘が参加したキャンプはこれまでほぼ全て炊事場やトイレがあり、必要な場所に照明が設置されているようなキャンプ場。

一方、今回のキャンプ地は何もないただの山中。夜になると完全な暗闇に包まれ、動物の鳴き声も聞こえ、濃厚な気配を感じるような環境です。

これに対する恐怖心を緩和しながら、サイト内での安全性を高めることを目的として、テントのガイラインに取り付ける小さなLEDライトを買ってみました。


ガイラインに引っかかることによる転倒を防止しつつ、デコレーション的な光が安心感を生んでくれるのではないかと。

本来、過剰に飾りつける要素をキャンプに持ち込みたくないんですが、先に買いたとおり娘は山林という環境に少なからず不安を感じていたようなので、僕の趣味嗜好よりも、いかに彼女が安心して楽しめるかを考えた結果のアイテムですね。

実際に使ってみた感想としては、自分のテントがどこにあるかの目印にもなるし、テントの外がほのかに明るいので就寝時に安心感を得られる点も良かったと思います(娘は就寝時は真っ暗にする派なので、消してほしいと言ってましたが……)。

梅雨の時期の山中野営で気をつけるべきこと

今回の父娘グルキャンの場所に選んだ山林は、小さな谷の底に位置する平地でした。

この日、5メートル前後の風があり、谷の外側や上空ではすごい音を立てて風が吹いていましたが、起伏のある土地形状に守られて僕たちのサイトに風の影響はほとんどなし。


中央奥に見えるタープと、その隣りの三角テントが宴会場

木もたくさんの葉をつけていて、夕方降りはじめた雨を遮ってくれました。


この中に僕の赤いテントがあるはずですが、葉に覆われていて見えませんね

なだらかな傾斜の谷はしっかり間伐されていて見晴らしも良く、子どもたちがどこで遊んでいるかもすぐに目で見て確認することができます。

という感じで実に良い環境だったのですが、実際にやってみて、雨季(*2)の山中キャンプでの注意点がよく見えてきました。

その中でも記録しておくべきと感じた2点を共有したいと思います。

土によるしつこい汚れ

軽い方から書きますと、土の汚れがしつこい、という点ですね。

地面の表面は落ち葉で覆われているので、雨が降りはじめる前にテントを設営してしまえば、地面からの湿気は落ち葉が遮ってくれます。地面の湿気でテントが濡れたり、土で汚れたりすることもありません。

しかし地面に突き刺すペグは違います。

この林の土は落葉が腐食し、それが長年堆積したもの。ペグは叩かずとも押すだけですーっと入っていくほど柔らかで、しっとりと絡みついて固定してくれるので理想的な土なんですが、抜いたペグに付着した土がこれまたしっとりと絡みついてるんですね。

雨季ということもあって土が水を含んでいて、これが土の粘り気も生んでいるようで、とにかくペグの土を落とすのが大変でした。手も真っ黒になりますし。

特に僕が使っているペグが表面積の多いY型だったために、洗浄に余計に手間がかかりました。

雨季の山中では、シンプルな形状のピンペグを選択すべきだと感じました。

まあ、濡れたテントと一緒にドライバッグの中に放り込んでしまえばよかったんですけどね。

ヤマビル

2点目はかなり重要。山の吸血鬼、ヤマビル対策です。

僕がヤマビルの存在に気づいたのは、朝起きて娘の着替えを手伝っている時のこと。娘のパジャマが鮮血に染まっていたので出血場所を探してみると、右前腕部から血がドクドクと流れ出ているではありませんか。

その時はヤマビルではなく何か別の虫かと思ったのでポイズンリムーバーで何度か吸引、消毒してからガーゼで圧迫して止血し、絆創膏を貼ってひとまずの応急処置を完了。その後、周囲をチェックしてみると尺取り虫のような動きをしている気味の悪い生き物が蠢いているのを発見。

娘の血を大量に吸って肥大したヤマビルでした。

他のキャンプ仲間も襲われていて、帰宅後にテントを洗浄していたら流れ出てきたりと、やたらしつこい嫌なヤツです、ヤマビル。

今後のキャンプでもこの吸血鬼に出会わない保証はないので、ヤツらの生態を知り、対策を立てておかなければと感じました(*3)。

簡単にまとめると、吸血する前のヤマビルは非常に小さく、意識して注意深く見ないと発見することはなかなか難しいので、忌避剤を付けておくのが望ましいようです。

また、こうした環境でのキャンプでは長靴を履くのがベストですね。しかも暗色ではなく、こうした明るめの色の方がヤマビルの発見につながりやすいと思います。


バーバリアンチーフテン、めちゃ愛用してます

つまり、長靴に忌避剤をつけておくのが最強。宴会場や就寝用テントの入り口に振りかけておいてもいいかも知れません。

そして長袖、長ズボンを着用すること。極端に薄手の生地は避け(その上から吸血されるので)、ある程度しっかりとした厚めの生地で、長靴同様、明るめの色が良いと思います。

久しぶりにキャンプで料理

ちょっと怖い内容になってしまったので、最後は楽しかったお話を。

ヤマビル以外は基本、全てが完璧なキャンプだったんですが、中でも特に楽しかったのが料理です。

キャンプで料理や食事を楽しまれる方は多いと思うんですが、ここ最近の僕はキャンプ中の料理をできるだけ避けていて、簡単に、すぐに食べられるものを選んでいました。料理することを前提に準備すると荷物が増えるし、現地でゴミも出やすいからです。

できるだけ身軽に行って、身軽に帰ってくることを優先していたわけなんですが、親友がよく見ているというキャンプ系YouTubeチャンネルを覗いてみたら(普段は全く見ないんですけどね、キャンプ系YouTube)、ホットサンドメーカーだけでめちゃ美味しそうなものをつくって食べてるじゃないですか。

というわけで、この動画で紹介されている「お好み焼きっぽいやつ」と「みたらし団子の肉巻き」を完パクさせてもらいました。

いつも食べてる「チーズとウィンナーのホットサンド」も焼いてみましたが、家で食べるのと違った美味しさ+楽しさ。

以上に加え娘の食事に使った料理道具はホットサンドメーカーとタフ丸ジュニアのみ。材料は全て自宅から用意してタッパーに入れてきたのでゴミもゼロ! 

気持ちがいいうえにやはり料理は楽しく、できたては美味しいし、仲間と分け合えるのも嬉しい。

新しく導入したタフ丸ジュニア君がいい働きをしてくれたのも、今回のキャンプ料理が楽しかった要素の一つだったと思います(タフ丸ジュニアについてはまた後日、別記事書きます)。

最後に

今回初の試みとなった父娘グルキャン、(ヤマビルに襲われたことを除けば)かなり楽しいイベントになったと思います。

子どもたちは年齢差があったものの、みんな女の子ということもあってか一緒になって楽しそうに遊んでいましたし、その楽しそうな声を聞きながらオヤジたちはお酒を飲んでダベって楽しい時間を過ごし、また、僕や仲間のパートナーたちもきっとそれぞれの時間を楽しんでいたのではないかと(子育てや家事に関して少しでも負担軽減になっていたらいいなと)。

キャンプ地までは未舗装路や林道を通ることもあって、自宅から車で2時間ほどとやや所要時間長めではあるものの、その間、僕は娘とゆっくり話すことができました。娘と2人でドライブするなんてこの先何度あるのか分からないですし、父とこのような時間を娘がいつまで持ってくれるのかなどと考えると、本当に貴重な時間だなと思いますね。

幸せな時間でした、本当に。

*1 以前キャンプ場で、お子さんと二人でキャンプされているお母さんに会ったのですが、「いつも母子(ぼし)キャンです」と話されていて、いいネーミングだなあって思ってたんですよね。父と娘じゃなくて父と子で、「父子(ふし)キャン」の方がいいですかねぇ。
*2 キャンプ当日、中国地方の梅雨入りが発表されました。統計のある1951年以降で2番目に早い梅雨入りだそうです。
*3 ヤマビルについては検索するとたくさんの情報が出てきますので参考になさってください。吸血前と吸血後のヤマビルをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。YAMAKEI ONLINE 「【閲覧注意!?】血を吸うヤマビルの身体変化に驚愕! ヤマビル対策研究で見た吸血の一部始終

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Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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