和室の押入れを子どもの遊び場に(中編)

和室の押入れを子どもの遊び場にするプロジェクト、前編からの続きです。

前編では押入れに断熱材を入れ、ラワン材を張り付けたところまでをご紹介しました。

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本格的に寒くなる12月までに断熱材を入れておきたかったので、実用面でいえばここで終えてもよく、当初の計画でもここで終了となる予定だったんですが、「ここまでやっちゃったのなら、子どもが上がって遊べるところまではしようじゃないか」という話に。

「遊べるところ」にするためには、以下の5つの要素を加えていく必要があります。

  1. 押入れに上がる/押入れから下りる施設
  2. 押入れの壁の色を塗る
  3. 押入れの床を貼る
  4. 安全性を確保する
  5. 照明を取り付ける

というわけで、「和室の押入れを子どもの遊び場に」計画の中編をご紹介。さて、どこまでできたのか。

押入れの壁を白く塗った

ラワン材のままでもいいんじゃないかという意見も出ましたが、結局、白いペンキで塗りました。

理由としては、押入れのある和室の壁は漆喰で白いので、それに合わせて白くしたほうが統一感が出ること。そして、子どもが自由に絵を描いたりできるように。この2つです。

白くなくても絵は描けるんですが、幼い子どもの筆圧は弱く、色鉛筆なんかで描くと細くて弱々しい線が多いので、色がハッキリ見えるように壁は白いほうがいいだろうと。何度でも塗り直せますしね。


すでに「何か」が描かれています

床にコルクを敷いた

子どもが歩いたり寝そべったりできるように、また消音・防寒性能を高めるためにコルクを敷きました。

押入れは床から130センチと高い場所なので、エアコンで暖まった空気が留まりやすく、また断熱材をしっかり入れてることもあって、このコルクの床の上でゴロ寝すると気持ちいい! 大人のほうが楽しめる(休める)場所になったかも知れません。

昇降用のハシゴを設置

必須の設備であるハシゴ。これがないと、親が抱き上げて上がったり下りたりさせないといけませんから(汗)。

紆余曲折(後述)あって、ホームセンターで売っていた既製のDIYパーツを買ってきて、次の写真のように押入れ中央部に取り付けました。

押入れの右側(上写真の掃除機がある辺りですね)に取り付けたほうが見た目もスッキリするし、邪魔になりにくいのではないかという意見もあったんですが、上り下りしている時にバランスを崩したり、ハシゴの上で遊んだりした場合、すぐ隣りにある障子を破ったり、雪見窓のガラスを破ってしまったりしないかという懸念があったため、中央に。

傾斜は77度とほぼ垂直。ちょっと傾斜が強すぎて3歳の娘には厳しいかなぁと思いましたが、すぐに慣れて、一人で上り下りしていました。子どもってスゴイ。

さて、もともとはこのハシゴも完全自作しようと思ってたんです。

娘が使い慣れている自宅の階段と同じ形状、同じ角度で設計し、ホームセンターで材料を買ってきて、切り出して組み上げて……途中まではつくったんですが……。

この段階で挫折しました。

精度と強度(材の硬さ、厚み等)が求められる階段の制作は、今の僕にはちょっとハードル高かったですね。

いつか再挑戦したいですけど。

落下防止用のバーを設置

高いところに上がると、人はなぜか興奮してしまうもの。娘も押入れに上がるとはしゃぐので、誤って落ちてしまう危険があります。

そこで、押入れ中央にある柱から左側(ハシゴを設置しない側)にステンレス製のバー(25ミリ径)を取り付けました。

上のバーが子どもの腰からお腹あたりにくるように50センチの高さ、下のバーは中間地点の25センチに設置。


イトコがプレイするswitchを横から眺める娘

上の写真のように座っていると、ズルッとオシリから落ちてしまいそうですが、ブロックやパズルのピースなど細かなおもちゃが落ちにくいように、端っこに30ミリの角材を入れてあります。これがオシリのストッパーにもなってくれているようです。

バー2本ではやや物足りない感じもしますが、安全性を過度に追求すると最終的には「壁」になってしまうので、ここでの遊び方、使い方を見ながら調整していく予定です。

そして、もう一方の、ハシゴを取り付けた側(ハシゴの右側)

もちろんこちらにも、落下防止用に何らかの策を講じる必要がありますが、ハシゴがあるので左側と全く同じようにはできません。

いろいろ考えた結果、以下の2案に絞り込みました。

ステンレス製のバー

ハシゴのすぐそばに太めの角材を立てて支柱にし、左側と同じようなステンレス製のバーを2本設置する案です。

課題としては、支柱にする柱をしっかり固定できるかどうかと、25ミリ径のステンレス製パイプをカットする必要があること。

バーを設置した左側は、側既製品の182センチよりも幅が広かったものの差異は3センチほどだったため、木材を噛ませて調整できました。しかし右側のバー設置部分の幅は、販売されているどの既製品とも大きく異なるため、パイプをカットして調整しなくてはいけません。

ステンレス製のバーを切断できるパイプカッターが必要ですね。

格子状の柵

「何かに使えるだろう」と、たくさん買い込んでいる30ミリの角材をを活用するのが、二つ目の案。

上下に立てるだけではまるで牢屋みたいなので、小窓のような部分を設けて変化をつけます。

材料や工具を新たに買う必要はなく、作業もステンレス製のバーの取り付けと比べるとかなり楽チン。

ただやっぱり、ステンレス製のバー案に比べると、統一感に欠けますよね。もう少し面白い組み方、表現方法があるといいんですけどね。。

とにかく、いずれかを実施したいと思っています(ステンレス製のバー案かなぁとは思ってますが)。

.

さて、現在の作業の進捗状況です。

  1. 押入れに上がる/押入れから下りる施設
  2. 押入れの壁の色を塗る
  3. 押入れの床を貼る
  4. 安全性を確保する → 左側完了。右側に要実施
  5. 照明を取り付ける

いちおう現時点で、子どもは自分で上り下りできるようになり、安全バーのある左側でパズルやブロックで遊んだり、寝転がってスマホでYouTube見たりして遊んでいますので、目標達成したと思い込んで作業の手が止まりそうになっていますが……

残りの2点(+α)を実施、完成した子どもの遊び場をご紹介したいと思います!

参考情報

今回使用した材料 数量 金額
コルク製パネル床材 4セット 3000円
ステンレス製のバー(長182センチ、径25ミリ) 2本 4000円
バーを留める金具 4個 1000円
ハシゴ(DIYパーツ) 1セット 3000円
ハシゴのステップ(DIYパーツ) 6 1500円

*レシート紛失したため、金額はだいたいこんな感じです。
*失敗したハシゴの材料費は、おおよそ5000円くらいです(涙)。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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