雪かき用のショベルを購入してみた

11月下旬、僕にしては珍しく忙しい日が続いていました。ふだんの仕事に加えて関東4県にまたがる出張やら、新しい案件のミーティングやら……。

もともとの1日にこなす仕事量は大したことはないんですが、家事や子どもの迎えなどのために夕方4時過ぎには仕事を終えること、夜9時の就寝などを徹底していると、どうしてもブログを書く時間がなくなってしまうのです。週末はできるだけ家族で一緒に過ごしたいですしね。




というわけで? 前回に引き続き、今回もショベルの話。

先週まで日中の気温が20度を超える日もあった鳥取ですが、12月に入ってから急激に気温を下げ、最高気温が一桁台となる日が出てきました。

先日、家族でワーキャー言いながらタイヤを交換※1、娘の通学用の上着を出し、隙間のある窓に目貼りするなど我が家のいつもの冬支度をするなかで、そういえば雪かき用ショベルをなんとかしないとな〜と。

と言うのも、これまでは庭の物置小屋に残っていた古いショベルを使っていたんですが、めちゃくちゃ重くて少し使うだけですごく疲れてしまうのです。娘も雪かきを手伝いたがるけど、とても幼い女の子に扱える代物じゃない。

で、何にしようかなと検討していて、昨年ジムニーがスタックした時のことを思い出しまして。その時に借りたショベルが軽くて使いよく、「わあ、コレいい!」と思ったんですが、その時は売り切れてて買えなかったので、今年こそシーズンが本格的にはじまる前に買っておかねばと強く決意、さっそくそのショベルを買ってきました。

キンボシ カチ割りショベル #2

という流れで雪かき用ショベルとして購入したのが、キンボシ カチ割りショベル #2です。

キンボシ カチ割りショベル #2 No.695013

全長 1030mm
重量 1.1kg(aw計測値)
材質 頭/アルミ、刃先/ステンレス、柄/グラスファイバー
型番 No.695013

このショベルが優れているポイントは主に2つ。

まず1.1kgとかなり軽量であること。以下のような超軽量を謳う製品と同等の軽さです。

こちらはパンチングされているので用途がやや限定されますが、キンボシのカチ割りは一般的な形状を持ちつつ素材で軽量化されているため、用途が犠牲にされていません。

もちろん軽さで言えば、プラスチック製には敵わないですし、僕が持っているバックカントリー用のショベルは800gと非常に軽量です。

しかしこれらの製品は、次のポイントがクリアできないんですよね。

その残るもう一つのポイントが、刃先に1.5mm厚のステンレスが取り付けられていること。これが、硬く締まった雪や氷をガツガツ砕いてくれます

キンボシ カチ割りショベル #2 No.695013

我が家の前は往来のある道路で、雪が降った日は除雪車が通るため、圧雪された雪が自宅前に積み上げられていることがあります。解けかけた雪が夜の冷え込みで、氷のように硬くなることもしばしば。

また、車道でスタックする時は踏み固められた雪が残った状態であることが多いので、やはりガシガシ雪を砕きながら掘ることができるショベルがベスト。

というわけで、このステンレスの先刃は非常に重要なポイントなんですね。

キンボシのカチ割りショベルには、肩が丸くなっているスコップタイプのものもありますが、今回はガシガシ砕く際に足を使って踏み込めた方がいいだろうということで、肩が四角くなっているショベルタイプをチョイス。

キンボシ カチ割りショベル #2 No.695013

ちなみに肩の丸いスコップタイプは、先端(雪を乗せる部分)が僕の購入したショベルタイプと比べるとやや大きめ。昨今、ホームセンターなどでは先端部分が大きい雪かき用ショベルをよく目にします。

しかし、このタイプはフワフワの新雪ならOKなんですが、水分を含んだ雪の場合、ショベルの先端が非常に重くなり、作業性が悪くなりがちです。人の体(特に腰)にもショベルにも負荷が大きくなるので、雪かき用ショベルは先端が小さい方が扱いやすいと思います。

今回、ジムニーとXC40にそれぞれ載せておけるよう、2本購入してみました。

これでいつ雪が降っても問題なしです。

ショベル? スコップ?

ところでショベルって、スコップとも言いますよね。

ショベル(shovel)は英語、スコップ(schop)はオランダ語だそうです。

これらの言葉が生まれたイギリスやオランダではどのように分類しているのか定かではありませんが、日本工業規格(JIS)では明確に区分けされているようです※2

曰く、足をかけて踏み込める形状になっているものをショベル、そうなっていな形状のものがスコップ、とのこと。

ショベルとスコップ
左/ショベル ・ 右/スコップ

ふむふむ。

しかし、日本人が大好きなローカルルール(UNOも家庭によってルールが違いますよね笑)がここでもかなり幅を利かせています。

まず、踏み込む側ではなく、反対側、先端部分の形状の違いによって区別することもあるそうで、先が尖ったものがショベル、四角い形状のものをスコップと呼ぶそうです。だとしたら、雪かき用のショベルはみな、スコップになりますね。

一方、工事現場では、先が尖ったものを剣スコ、四角いものを角スコと呼ぶようで、いずれもスコップ。工事現場などでは「踏み込む」行為は非常に重要なので、JIS規格が定めるところのスコップはそもそもお呼びでない感じなのでしょうが、ではなぜスコップなのか。まあでも、剣ショベとか角ショベって言いにくいですもんね(おしっこみたいだし)。

またエリアによっても違うようです。

関東 関西
大型の製品 スコップ ショベル
小型の製品 ショベル スコップ

面白いですよね〜。

  1. 我が家では洗濯や掃除といった日常業務から、昔から家にある大量の不用物の片付け、タイヤ交換といった作業をレジャー感覚で楽しんでおります(笑)。
  2. 日本工業規格 JIS A 8902-1988 ショベル及びスコップ Shovels and Scoops
  3. 違いがわかる事典 「「シャベル」と「スコップ」

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Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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