フリマアプリVINOVERを使ってみた(総括編)

12月に入り、大きな仕事が控えていることもあってなんだか多忙な日々を過ごしています。暇な日々を過ごしていることだけが僕の誇りだったのに……笑

さて、キャンプ用品専門フリマアプリ「VINOVER(ヴィノバー)」に、ルナーソロLEを出品して4日後、「商品が購入されました」とのお知らせが。

出品したアイテムがどれだけ閲覧されたか実際の数字で表示されるのですが、それが思ったよりも少なく、最初の3日間で7とか8とか、そんな感じ。お気に入り登録は2人ほどがしてくれていましたが、「これは売れるまでに相当かかりそう。もしかして売れないんじゃ」と心配になりはじめていた矢先の、嬉しいお知らせでした。




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以下、ヴィノバーのアプリ画面のスクショを見ながら、流れをかんたんにご紹介します。

新規お知らせの有無は、画面左上のチェックマークのバッジで確認できます。僕が出品したルナーソロLEはすでに「SOLD」となってますね。

VINOVERヴィノバー

チェックマークをタップすると、「やることリスト」が表示されます。

VINOVERヴィノバー

出荷までの日数を2〜3日にしていたので、出荷期限が3日後(出荷の指示があった日を含めて4日後)になっています。この日、翌日まで県外にいて出荷作業ができない状況だったので、長めにしておいて助かりました。

VINOVERヴィノバー

「配送方法を選ぶ」という黒いボタンをタップすると、「コンビニから配送」と「自宅集荷依頼」の2つの選択肢が表示されます。「コンビニから配送」をタップすると、「ファミリーマート」が表示されました。

VINOVERヴィノバー

2023年11月現在で、ヴィノバーの出荷に利用できるコンビニはファミリーマートのみのようです。

VINOVERヴィノバー

ファミポートにこのQRコードをかざすとレシート状の送り状が印刷されますので、これを荷物と一緒にレジに持っていきます。

VINOVERヴィノバー

透明の入れ物に送り状を入れて荷物に貼り付け、コンビニの店員に預けて完了。宅配料金は確定後(配達完了後)にアプリ上で確認する流れのようです。ファミマに荷物を預けた翌日の夜、荷物の受け取り完了通知が届きました。この時点で宅配料金が確定します。

出品者(僕)と購入者、お互いがお互いを評価しあって取引完了です。

VINOVERヴィノバー

今回、ルナーソロLEの本体を1万円、送料を1000円と仮定し、1万10000円という価格で出品しました。ヴィノバーの販売手数料はこの販売価格に対して5%※1なので550円。送料は匿名配送だったりすることもあって取引完了まで確定されませんでしたが、けっきょく900円でした(80サイズ、鳥取県→中部地方)。

1万1000円 – (550円+900円) = 9650円が僕の手取り額※2になります。

出品のための撮影で久しぶりに設営していて、「やっぱり手元に置いておきたいな」という気持ちになり、自分はこのテントに愛着を感じていたんだなと。金額はどうあれ、自分が大切にしていたものの出番の少なくなったアイテムが全く知らない人の手に渡り、第二の人生?がはじまることを考えると感慨深いですね。

ヴィノバーを使ってみて

さて、初めてヴィノバーを使ってみた感想などをつらつらと書いてみたいと思います。

まず、出品者としての使用感(UI/UX)ですが、おおむねメルカリと同じだったと思います。つまり全く悪くなく、不満な点はありませんでした。

実はこの少し後に久しぶりにメルカリを使う機会があり、ヴィノバーとの「違い」について考えていました。

その時に感じたのは、「利用者の多さ」と「出荷時の利便性」、この2点に関する違いです。とはいえ、実際に利用した体験に基づいて言えば、違うからと言って利用体験が損なわれるわけではない、と思っています。

前者については、アイテムの閲覧数が非常に少なかったとはいえヴィノバーも出品後、数日で売れましたので、売れる/売れないは利用者の絶対数というよりは、出品したアイテムに需要があるかどうかという点が大きいと思います。後者は、ヴィノバーは利用できるコンビニがファミマだけであるのに対して、メルカリはセブン、ファミマ、ローソンの主要なコンビニに加え、郵便局からも出荷できるという違いがありますが、ヴィノバーもアプリからヤマトに集荷を依頼することができるので、利便性が大きく低いとは言えないと思います。

ヴィノバーが開発時にメルカリのように中古品のマーケットプレイスとしての歴史と地位を築いてきたアプリをベンチマークし、UI/UXをできるだけ模倣したであろうことは想像がつきます。そうすることで新参者のアプリでも一定の完成度を得ることはできるからです。しかし逆に言えば、じゃあメルカリでいいじゃないかということにもなるわけで、どこで差別化するかが重要な点になってきます。

ヴィノバーは「キャンプ用品専門」とバーチカル※3なサービス。キャンプが好きな人、関心のある人向けに特化されています。

出品者側においては、注文者が製品に詳しく価値を正しく理解していたり、ダメージの状態を写真や文章から具体的にイメージできるので取引きにおけるトラブルが少ない、といった利点が想像できます。他方、注文者側としてはマニアックな製品が探せたり、十分な情報から判断できたりといったメリットがあるのかなと。ただ、これがメルカリのような巨大なサービスでは享受できないかと言われればそれはないので、ヴィノバー固有の強みかと言われれば、そうだと断言するのは難しい。

また、キャンプが好きな人、関心のある人がすでに多数利用しているsotoshiruのようなアウトドア情報系アプリが仮にフリマ機能を実装すれば、一気に利用者数、出品数、流通量が抜かれることは容易に想像できてしまいます。

ヴィノバーの独自性としてよく挙げられる、出品方式を「今すぐ売る(価格指定)」と「オークション」を選ぶことができるという点も、それほどの強みにはならないように思えました。「オークション」方式で出品されているアイテムが少ないこと、またそれらのアイテムの多くが入札されず売れ残っていることから、出品者、購入者ともに利用のしづらさを感じているのではないかと。実際に僕も、価格を自分で決めてスパッと売り切ってしまいたいと考えましたし。

ヴィノバーは前出のとおり定期的なプレゼント企画や独自の読み物やなどでアプリの利用者、利用頻度を高めようとしていますが、個人的には前者はまだしも、後者についてはすでにCAMP HACKやsotoshiruといったメディアがあることを考えると、そこにヒトとカネを使うのはどうなのかと疑問に感じます。

じゃあ、どうしたらいいんだよ!

僕も分かりません(涙)。この記事で、ヴィノバーをより良くする案を堂々公開するつもりで書きはじめたんですが、そんなアイディアが僕の頭の中に浮かんでくるワケがなく……。

いつか「これは!」というアイディアが思い浮かんだら、こちらの記事に追記したいと思います。

グダグダな終わり方になってしまいましたが、キャンプが好きな人のためにつくられたサービス「ヴィノバー」、ぜひみなさん使ってみてください〜。

  1. フリマアプリの中では最安クラスの手数料です。
  2. 振込手数料等がかかる場合は、ここから差し引かれることになると思われます。
  3. 特定のカテゴリに特化していること

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Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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