雪中キャンプ用のそりを再考してみた

昨シーズン、雪中キャンプの荷物運搬用そりをトボガンそりを参考に自作し、初めて使って2秒後に破損した話は以前のブログで書きました。

雪中キャンプ荷物運搬用のトボガンそりを自作してみた

恩原高原に雪中キャンプに行ってきた ’21

スポンサー広告




今年2月に書いたこの記事の中で「理由は明確でしたので、また後日、検証記事を書いてみたいと思います。」と書いていますが、今回の記事がそれになります。

なぜ僕のそりは破損したのか

しかし検証という言葉を使うほど原因は複雑ではなく、理由は単純明快で、単なる強度不足です。

そりを引くためのロープをつなぐ部分に何の補強も施していなかっため(いちおう、3センチ角の木材を当ててはいましたが)、薪など重量のある荷物を乗せて引いたとたんにプラ板が破損し、引くことができなくなりました。


手前のガイラインが通してある部分です

今回作るべきはしっかりとした強度を持ち、荷物を乗せて2秒で壊れたりしないそりです。

椅子を兼ねるそりというアイディア

そりは荷物を運ぶためのものなので、一度荷物を運んでしまえば無用の長物。せっかくなら、何か別の機能を持たせることはできないだろうか……それによって荷物を少しでも減らすことができるように……。

そう考えて閃いたのが、椅子という機能を与えてやることです。

雪中キャンプで使う椅子は、雪の上という特殊な環境で使うため、カーミットチェアやHelinoxのように脚が独立したチェアだと座った瞬間に沈み込んでしまいます(後者の場合、そうならないためのオプションも売られていますが)。

僕が愛用するColemanのフォールディングチェアは脚が連結されているので沈み込みづらくはなっていますが、長時間座っていると若干沈んでしまいますし、アルミ製のため滑ってしまい安定感に欠けます。

で、考えました。

昨年のそりに似た外観ではありながらも素材をプラ板から合板に変更して強度を増しつつ、蝶番で変形できるようにして椅子のようなかたちにできないだろうか。

こんな感じです。

5枚の合板を蝶番で繋ぎ、そりとして使ったあとは、一番下ようなかたちにして椅子として使う、そんなイメージです。

ちなみに、なぜ昨年の失敗作にわざわざ似せているかと言えば、折り畳んで薄くできれば、僕の小さな車の荷台でも場所を取らないからです。

まだまだイメージしている段階で、詳細部分、例えばお尻の下にある3枚の板をどのように固定するのかについては僕の制作環境(ズバリ、道具不足)や技術・知識不足の問題もあってまだ確定していません。

が、とりあえず試作を進めています。

手を動かしながらちょっとだけ頭も動かして、来年1月か2月の雪中キャンプまでにイイ感じのそりを仕上げたいと思っています。

余談ながら、最初はこんなのをイメージしておりました(笑)。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

おすすめ

2件のフィードバック

  1. はじめまして。ドボガンぞりに関連する前回・今回の記事がとても参考になりました。ありがとうございます。樹脂塗装してあるコンパネとロープで試作してみました。いい感じでひけます。椅子にはなりませんが、雪中キャンプの際の椅子沈み込み防止の台や、リフレクターに利用できそうです(笑)

    • aw より:

      オズズの魔法使いさん、はじめまして。コメントありがとうございます😊

      前回の失敗記事と今回の妄想記事がどなたかの参考になったなんて嬉し過ぎます!笑
      ロープで繋ぐのは凸凹に強そうですし、いいアイディアですね👍

      僕も最悪、通常の椅子の下に置いて断熱+沈み込み防止になるなと思っていましたが、リフレクターまでは考えが至りませんでした。もし僕のつくるソリが使い物にならなかったら(可能性高いと思われます💧)せめてこれらの用途で使えそうです。勇気が出てきました笑。

      僕のソリについてはまたブログでご報告させていただきますので、ぜひまたお越しください。コメントありがとうございました😊

ご意見・ご感想をお聞かせください

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください