ルナーソロLEを買ってみた

先日のキャンプで、自分の場当たり的な環境の作り方にほとほと嫌気がさし、今年はしっかりと方向性を定めて道具を揃えていこうと決心しました。

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ダサ過ぎる僕のキャンプスタイル

場当たり的、というのは、例えば冬季のキャンプは就寝時の防寒対策が一つのポイントになりますが、僕の使用しているテントは結構大きなサイズのため、それに甘え、こともあろうか段ボールや銀マット、終いにはカーペットまで持ち込み、まるで普通の部屋のような佇まいにしているのです。

ほら、、、(恥を忍んで我が寝床を公開)

The North Face Mountain 35 Tent

確かに暖かいのですが、とにかくダサイ。他のキャンプ仲間たちは冬季用のシュラフに、リフト高のあるマットコットを組み合わせるなどして、スタイリッシュ且つ機能的な就寝環境をつくっているわけです。

まず、ここを解決したい。

というわけで、買ってみました「シックスムーンデザインズ ルナーソロ LE(Six Moon Designs lunar solo LE)」。

SIX MOON DESIGNS ルナーソロLE
出典:Moonlight Gear

「ん? お待ちなすって。あなたに必要なのはテントではなく、段ボールやカーペットに代わる就寝時のアイテムなのでは?」

賢明な読者の方であれば、すぐに心の中でそうツッコミを入れたと思います。正にそのとおり。自分でもツッコミを入れたくらいです。

もちろん僕も最初はそのつもりだったのです。いろいろな通販サイトでマットを調べ、良さそうな商品があればブランド名と型番で検索して使用者のブログを読み…。

そんなことを繰り返していたら、いつしかこのルナーソロに目が釘付けになっていたのです。

ルナーソロってどんなテント?

軽さと丈夫さのバランスが検討されたプチULテント

ルナーソロLEは、Six Moon Designs(シックス・ムーン・デザインズ)というアメリカはオレゴン州のブランドがつくったテントとシェルター両方の要素を持ったアイテム。このLEは2013年に発表されたモデルなのですが、2012年以前のモデルはウルトラライト(UL)、つまり軽さを追求した商品でした。しかし20デニールという薄い生地は、650グラムという軽さを得た代わりに強度を犠牲にしていたので、地面に接するフロア部分が損傷することが多かったようです。実際、ユーザーのブログではそういう報告を複数見かけました。

それでフロア部分とインナーのメッシュを格段に強化したのが2013年モデルのルナーソロLE。実際、20デニールから70デニールと相当パワーアップしています。その分重量は200g増え850gとなっていて、この重さについて「ULじゃないじゃん」と指摘している方もちらほら見かけました。

ユーザーの声を参考にしたのかどうなのか、2014年モデルは40デニールに変更し、重量も668gと回復しています。

ユニークなデザインと高い機能性

上から見たらちょっと変形の六角形。このカタチは、全方向からの風に対して強度を発揮するそうです。

size

バスタブ型のフロアが土や枯葉などの侵入を防ぎつつ、インナーメッシュが通気性を確保してくれるので特に夏、快適に使用できるのだそう(冬は風が吹き込んで寒そうな気がするので、やはり素敵なマットとシュラフも至急買わねば)。

ただしシーム(縫い目)に防水処理が施されていないので、シーリングは自分で処理する必要があります。シーリングすると縫い目がゴワついて収納サイズがやや大きくなるという話もブログで読んだので、使いながら様子を見るつもり。ただ、鳥取は雨天が多いので、シームの防水処理は必須になりそうな気がします。

簡単に設営できる

(六角形ということで)ペグ6本とポール1本で設営できます。動画を見る限りでは慣れたら数分もかからずに設営できそうですね。

届いたルナーソロLEを早速張ってみた

ルナーソロが届いた週末、近所のキャンプ場(車で10分強)にて初設営。

SIX MOON DESIGNS ルナーソロLE

ものの3〜4分で設営完了! 

SIX MOON DESIGNS ルナーソロLE

が、撤収後、この写真と販売サイトに掲載されている写真を比較して「どうも違うな」と思い、設営方法の動画をチェックしてみたところ、フロント側の固定方法が間違っていたことに気付きました…。というわけで、前室の広さなどを確認したりできませんでした。

正面ではありませんが、後日張り直した時の写真がこちら。前方の裾がちゃんと上がってますね。

SIX MOON DESIGNS ルナーソロLE

前から見ると三角形ですが、上から見ると変形の六角形なので、斜め後ろに回ってみるとこんなカタチになっています。

SIX MOON DESIGNS ルナーソロLE

トム(妻)も早速チェックイン! 我々はチビっ子夫婦(168cm & 155cm)なので十分ふたりで寝ることができました。

SIX MOON DESIGNS ルナーソロLE

中の写真も1枚。フロアがバスタブ型に立ち上がっていて、そこから15cmほどメッシュ部があります。

SIX MOON DESIGNS ルナーソロLE

フライに使用されている素材は20デニールのシリコンナイロンということでさすがに薄いです。フロア部の70デニールは頼もしい感じ。かつてのモデルはここも20デニールだったということで、さすがにそれは薄いのではと感じた次第。

それにしても、一番感動したのは撤収の楽さ。今メインで使用しているThe North Face Mountain 25の1/50くらいの時間で撤収できました。

今回は設営のみで、実際に夜を過ごしたわけではないので、実際の居住性や快適性は不明のまま。実践投入したら、またレビューを追記したいと思います!

無駄を排して、シンプルに

さて、冒頭に自分のキャンプスタイルのダサさについて語りましたが、結局どういう方向性にしようと思ったのかというと、「無駄を排して、シンプルに」ということです。

その決意表明的なものが、このルナーソロLEの購入、というわけです。

僕は若い頃に17年ほど東京で暮らしていたのですが、その頃に楽しんでいたアクティビティは、ロッククライミング、シャワークライミング、登山、シーカヤックなど。すべて自然がフィールドでした。東京にはそのようなフィールドはあまりないので、神奈川県や長野県、山梨県、群馬県といった近隣の県まで足を延ばすことになります。となると大抵泊まりとなります。キャンプです。

CAMPHOUSE

当時は車を所有しておらず、電車での移動か、レンタカーを借りて4〜5人が1台にぎゅうぎゅう詰めになって遊びに行っていました。だから荷物は最小限が鉄則。すべての荷物を持って山や谷を歩くことも多かったので、基本的にはザック1つだけです。35リットル程度の中サイズのザック1つにテントやシュラフ、マット、調理器具や食料品、衣類などあらゆるものを入れる必要があるため、とにかく小さくて軽いものを選んでいました。

鳥取に帰郷してから車を買い、キャビンスペースに好きなものを積んでキャンプに行けるようになってから、物を選ぶ基準から「軽さ」や「サイズ」が除外されました。そしてまず買ったのはオーバースペックなこのテント。

THE NORTH FACE MOUNTAIN 35

そして重たいスキレット(いや、両方とも大好きなんですけどね)。どんどんモノが増えていって、気づくと小さなジムニーのキャビンスペースはパンパンになっていました。東京にいた頃は、ザック1つで済んでいたはずなのに…。

というわけで今年は、僕個人で楽しむ「ソロ」と、トムと楽しむ「ファミリーキャンプ」を明確に分け、肥大化してしまった「ソロ」をシンプルにする作業に取り組みます。「ソロ」と「ファミリーキャンプ」に共通する必須アイテム、例えばスリーピングマットやシュラフなどについては、大きなテーマである「無駄を排して、シンプルに」に沿ってアイテムを選んでいきます。

次は、スリーピングマットを購入する予定なので、それについてもここでシェアできればと思っています。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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