古い写真が出てきて昔のキャンプを思い出した話

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仕事に必要な写真を探すために外付けハードディスクの中をあさっていたら、11年前の沖縄キャンプの写真が出てきました。

ほんの数枚ですが。


阿嘉島ヒズシビーチ

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2週間の旅を、少しだけ振り返ります。

本島での苦難と恐怖

2007年の11月、僕は遅めの夏休みをとって、2週間ほど沖縄でキャンプとスキューバダイビングを楽しむバケーションに出かけました。

当時は私生活も仕事も激動の時期で、インターネットのない場所でひとり、のんびりとした時間を過ごしたいと考えていたんです。

沖縄にはスキューバダイビングのために毎年一度は訪れていましたが、キャンプで、しかも2週間と長期間なのは初めて。

下調べなしでレンタカーを気ままに走らせ、気になった場所に停めてテントが張れそうな場所を探すのですが、これがなかなか見つからない。

最初の数日は、日中どこかのビーチで寝転がって昼寝したり本を読んだりし、夜になって人気がなくなると、そこにテントを張って眠る、というような過ごし方をしていました。

ある夜は潮の干満を考えずにテントを張り、夜中、満潮になってテントが水没しかけ、慌ててテントをビーチの端まで引っ張って移動したということもありました。

別の夜は豪雨で目が覚め、何かの建造物の下にテントを移動させて凌いだことも。


豪雨の夜が明け、自分がどこにテントを移動したか初めて知る(笑)

ビーチの滞在に飽きた僕は、沖縄北部、山原(やんばる)の森へと向かいました。

国道58号線の枝道を折れて森に入っていくと、そこは濃厚な動物の臭いが充満し、彼らの鳴き声がそこかしこから聞こえてくるような場所。野生動物がひょっこり姿を現しても全く不思議ではない、というより、そこにいる僕の方が明らかに異質でした。


いろいろ必死で、撤収して引き上げる時に一枚だけ撮った写真

何を思ったか、ここにテントを張り、一夜を過ごすことにしました。

昼間とは桁違いに多く、大きい彼らの鳴き声。テントの薄いナイロンのすぐ外に感じる野生動物の息遣い、足音。

車の中に移動することも考えましたが、テントから出るに出られず、まんじりと一夜を明かしたわけです。

あの夜の恐怖は、今も忘れることはできません(笑)。

その数年前、単車でツーリング中の長崎で、警察に案内してもらった公園にテントを張って寝ていたら、「オイ、こんなところで寝てるヤツいるぜ」とたくさんの暴走族っぽい人たちにテントを囲われてビビっていたあの夜よりも怖かったですね(笑)。

慶良間諸島(阿嘉島)に渡ってからは天国

合計5日間ほど本島で過ごし、残りの10日間は慶良間諸島の阿嘉島(あかしま)へ。

慶良間諸島の有人島のひとつ、阿嘉島は、とまりん(那覇泊港)から高速船で45分、フェリーで1時間30分ほど。気軽に行ける離島です。

慶良間諸島と周辺の海域は国立公園に指定されていて、特に、ケラマブルーと呼ばれる青い海の美しさは凄まじく、日本はもとより世界中からダイバーや旅行者が集まります。


阿嘉島の南に位置する美しいビーチ、前浜(画像出典:OKINAWA Clipa

島の西側に位置し、海に沈む夕日が望めるヒズシビーチにテントを設営。


小さな写真しか残ってませんでした

ヒズシは、背の低い木々に囲まれたプライベート感のあるこじんまりした砂浜。夕方になると即席のバーが開店し、島民や旅行者で賑わう、とても素敵なビーチです。


これは5月くらいに行った時の写真かも知れません……

朝、このビーチで目覚め、波打ち際を散歩しながらコーヒーを飲み、時間になったらダイビングショップへ行って夕方まで3本みっちりダイビング(お昼はヒズシビーチに戻って、ごろんと寝転がって昼寝)。沈む夕日を眺めながら夕食をとり、夜はダイビングショップで日中一緒に潜った人たちと泡盛を飲みながらログ付け(*1)。夜、テントに戻って朝までぐっすり眠り、翌日はまた朝からダイビング……

(実際は、昼間は砂の中に潜っていた無数のヤドカリが夜中に地表に出てきて砂浜を埋め尽くし、おしっこ漏らしそうになるほど驚いたこともありましたが)

そんな楽園にいるかのような生活を送ること5日間。阿嘉島のみならず、慶良間諸島全域が指定区域外のキャンプ禁止であることを島民に教えてもらい、テントを片して民宿に居を移し、島でのキャンプ生活は終わりを迎えました。

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この旅では、キャンプ道具はもちろん、着替えその他の荷物はすべて、35リットルのザックに詰め込んでいましたので、かなり身軽でした(*2)。

その反面、持てる道具はかなり限られますので、ザックの中は必要最小限のものだけ。はっきり言って不便なことも多かったですが、旅の途中からはそれにも慣れていました。

なんでも道具を揃えて利便性を高めようとしている、今の僕のキャンプスタイルとは真逆です。まあ、主たる目的がキャンプではなく旅だったので、重きを置くポイントが違うのは当然だと思うのですが。

しかし、便利なキャンプよりも、不便ゆえに工夫したり多少我慢したりするキャンプのほうが、結局のところ思い出として強く残るような気がしますね。

ザックひとつの身軽なキャンプ旅、また行きたくなりました。

今度は家族みんなで出かけたいですね。

*1 ログ付け: その日のダイビング関連情報(ログ)=潜水時間や潜水深度、ダイビングポイントの名称や特徴、観察した動植物などをガイドの解説や撮影した写真などをもとに記録、共有します。これがめちゃくちゃ楽しいのです。ダイビングそのものと同じくらい楽しいかも(笑)。
*2 この頃はまだダイビング用品は全てレンタルしていました。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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