モンベル エクセロフトフットウォーマーを暖かく使うには

鳥取は強い寒気の影響で日中の気温も氷点下、マシューとの朝の散歩もめっちゃ寒く、かなり着込んでいるのに防寒着の上から刺すように入り込んでくる冷たい空気を感じながら考えるのは「今年の雪中キャンプは寒いだろうなぁ」ということ。

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起きている時は寒いのもまた一興ですが、やっぱり寝る時は暖かくしていたい。というわけで睡眠中の足先を暖めるために昨年購入したモンベルのエクセロフトフットウォーマーですが、自宅とキャンプで1年使ってきて分かったことがあります。

モンベル エクセロフトフットウォーマー

モンベルエクセロフトフットウォーマーはあまり暖かくない

そうなんです、あまり暖かくないんです。

理由を図にするとこんな感じです。

このエクセロフトフットウォーマーは、エクセロフトという素材でロフト(厚み=図内のオレンジ部分)をつくり、外部の冷たい空気が内部を冷やさないようにすることで暖かさを感じる仕組み。

しかしご覧のように、実際に足を入れるとつま先、かかと、足底がロフトを消失させてしまいます。寝ている時は、足底部分のロフトは復活しますが、一番寒さを感じるつま先はより薄くなってしまう。つまり、暖かくしていたい部分が外気に一番近い状態になってしまうわけですね。

これを解消する方法は、だいたい以下の3つに集約されます。

  1. より大きな(僕はMサイズを購入したので、Lサイズの)同商品を買う
  2. 強制的に内部の空間を広くして、足が直接エクセロフトフットウォーマーの内部に触れないようにする
  3. 何か他の熱源を使う

できれば1は避けたいところなので(Lサイズを購入していたらもう打つ手なし、ということになってしまいますし)、2と3について模索してみたいと思います。

腕浮き輪を使う

僕のあたまに真っ先に浮かんだのはこの方法。

昨年、娘がプール遊びをする時に使っていた、腕にはめるタイプの浮き輪。これに空気を入れて足先にはめ、エクセロフトフットウォーマーをその上からはくというアイディアです。

そこで娘の腕浮き輪を探してみたのですが、なぜか見つからず(昨年、庭で使っていた簡易プールを廃棄した時に、誤って一緒に捨ててしまったのかも……あり得る…)。

というわけで、実際に試せていないのですが、写真を見る限り、空気を入れた腕浮き輪は娘の頭くらいあろうかというサイズ。エクセロフトフットウォーマーに入れるのはさすがに難しそうな気がします。

いちおう、腕浮き輪が見つかったら試してみたいと思っておりますが。

新聞紙を使う

続くアイディアは(アイディアという言葉を使うのがおこがましいくらいのアイディアですが)、新聞紙を使ったもの。

若い頃、冬の晴れた日に薄着のまま単車で遠出して、帰りが夜になって極寒となり、廃品回収小屋から新聞紙を拝借して革ジャンの下に入れて凌いだのは辛くも楽しい記憶です。

保温効果を自らの体験を通じて実証済みの新聞紙を、かるく丸めてエクセロフトフットウォーマーの足先や底部に入れておき、そこに足を差し入れるというアイディアです。

こちらは実際に試してみました。

片足につき新聞紙、見開き1枚分を15パーツくらいに小さく刻んで丸め、足先にしっかりつめてから履きます。

新聞紙を入れたのが左足、右足は何も入れてません。

新聞紙が内部空間を押し広げてくれており、また足が触れるのはエクセロフトフットウォーマーではなく新聞紙なので、外気から距離をとることができています。

結果、保温効果はかなり高まった印象。しかも、多少の吸湿能力が期待できるのである程度の発汗には対応してくれそう。

新聞紙、スゴイ!

ただ、履いてるうちに新聞紙が圧縮されてしまうので相当量入れなきゃいけないってことと、インクが付着する可能性があるので白っぽい靴下はNGってことと、あと、めちゃくちゃ貧乏くさい感じがして、これやってると気持ちが滅入ってくるのが……(笑)。

緩衝材を使う

新聞紙に近いんですが、緩衝材を使う方法もあります。

プチプチシートで足をぐるぐる巻きにするのもテですが、発砲スチロール製の小さなパーツのものが良さそうだと考えています。

小さくちぎって丸めた新聞紙が緩衝材になったという感じですね。新聞紙プランが醸し出していた貧乏くささが解消できます(笑)。

ただし、折りたたんで運べる新聞紙と違って使わない時でも体積が変わらないので、運搬時に嵩ばるという問題が生じそうです。

くつ下用カイロを使う

結局ここに行き着いちゃうんですかね(笑)、くつ下用ホッカイロ。

くつ下用ホッカイロは、靴の中という低酸素の状態でもしっかり発熱するように設計されているカイロです。逆に言えば、くつの中だけでしか使えない(*)わけですが。

本来はこれを足の裏に貼るわけですが、足の甲側の爪先寄りに貼ります。


くつ下も厚手のWool Powerで完全武装

寒さの度合いによっては、さらに足の裏に貼ってもいいと思います。

低温火傷が心配な場合は、エクセロフトフットウォーマー側に貼り、丸めた新聞紙などを介して暖まるようにするのが良いと思います。

これまで見てきた方法は全て、自分の体(足)が発する熱をエクセロフトフットウォーマーの外に逃さないようにすることで暖かさを生むという考え方なわけですが、ホッカイロはそれ自体が熱を発してくれるので、多少熱が外部に逃げてしまっても問題なし(となると、そもそもエクセロフトフットウォーマーが必要なのか、という話になりそうですが……笑)。

・・・

というわけで、結論としましては、新聞紙なり緩衝材なりを使って足が外気にさらされないようにしつつ、ホッカイロで内部から熱を生み出すというコンボが、足先ほかほか最強プランと言えそうです。

ホッカイロを使う、というかな〜り「ナルホド! その手があったか」からは距離のある結論となりました(笑)。

* 酸素がふんだんにある状況で使用すると高温になり、低温火傷になりやすい。パッケージ前面にもはっきり記載されています。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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