Woolpower(ウールパワー)を使ってみた

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朝の冷え込みがかなり強くなり、特に晴れた日なんかは裸になって体重計に乗るのが億劫になってきた今日この頃、めちゃくちゃ重宝しているアイテムがあります。

朝、犬の散歩に出かける時にソレを1枚、素肌に着ればOK、めちゃくちゃ暖かい

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それが、Woolpower(ウールパワー)のクルーネック200です。

Woolpower(ウールパワー)

先日参加した、徳島県つるぎ町で開催されたUPIさん主催のイベント「CRAFT&HIKE in 剣山」でいただいたアイテムで、僕はこのブランド、製品のことをその時、初めて知りました。

というわけで、Woolpower(以下、ウールパワー)を着ながら書くこの記事で、僕自身も彼らと彼らの製品について学んでみたいと思います。

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ウールパワーは1969年にスウェーデン北部の街エステルスンドで創業したメーカーで、流行りを追うことなく、機能的且つ高品質であり長持ちするウェアを開発、リリースしています。

彼らの5つのポリシーを、HPから引用して紹介します。

  1. WOOLPOWER QUALITY IN EVERY SENE – あくなき品質の追求
    ウールパワーは、アパレルメーカーとして適正な給与と安全な雇用、従業員が楽しく過ごせるような職場環境を目指し実現してきた会社で、1972年の工場開設以来、全てのウールパワー製品はエステルスンドで作り続けられています。
  2. CIRCULAR KNITTING – 丸編み
    毎年200トンほどのメリノウールの毛糸が工場に運び込まれてきますが、袖や脚、胴体、靴下といった各パーツを作る際にサーキュラーニッティングと呼ばれる丸編みの機械を使って編み込んでいくため、縫い目を最小限に抑えつつ高い耐久性を実現しています。
  3. OUR EXPERIENCED SEAM STRESSES – 熟練した縫製担当者
    ウールパワーでは、一人の縫製担当者が最初のひと縫いから1着すべてを縫い終わるまで責任を持って製造しています。縫製担当者ができを認めると自分の名前を記したラベルを縫い付け、これがウールパワーの品質の印になっています。
  4. A WARM COMPANY – 温かい会社
    ウールパワーにとって「暖かさ」は2重の意味があり、1つは「暖かいウール製品を作る会社」もう1つは「従業員やパートナー、動物、環境にとって暖かい会社」で、そのような会社を目指しています。
  5. SUSTAINABILITY – 持続性
    ロスとなって生じる廃棄用のくず綿などを利用して「フェルト インソール」や「シットパット」といった商品を作り出すことができるようになった他、生産体制はISO認可を得ており、「ウルフロッテ・オリジナル」でできたウェアは毒性や有害な物質を含んでいないことを示す国際規格、エコテックスの「スタンダード100」の認証を受けています。

すごく素敵なポリシーですよね。

いくつかの項目について、僕が感じたことを書いてみます。

僕が特にいいなと思うのは、1。できるだけ安く売ることは一見、消費者にとって良いことのように思えますが、それが行き過ぎると消費者自身の首を締めることに繋がるのは、今の日本の状況を見れば明らかです。

ウールパワーのあるエステルスンドという街は、人口およそ44,000人。他国に安い労働力を求めるのではなく、スウェーデン全体に占める人口比率が0.4%に過ぎないこの小さな街を拠点に工場を構えて従業員に安定した職場環境と十分な報酬を提供するウールパワーの気概とそれを実現する経営力は、本当に素晴らしいと思います。

それから3もいいなーと思います。製品に縫製担当者のネームタグが縫い付けられるのは責任と誇り、自信の表れ。消費者である自分とブランドだけでなく、つくった人と直接繋がっている気持ちにもなります。同じことをテントメーカーのHillebergもやっていますよね。


僕のクルーネック200についていた縫製担当者のネームタグ

ウールパワーの特徴

続いて、製品の特徴を見ていきたいと思います。原材料となるウールは、以下のような特徴があります。

  • 汗をかいて濡れている時でも暖かく感じられる
  • 縮れた繊維が空気を多く閉じ込めるので暖かい
  • ウールの内部が外部よりも暖かい場合、水分(汗)を外部へと逃す
  • 悪臭を吸収して中和する(連続して着用しても臭くなりにくい)
  • 着たあとは干すだけでOK。もちろんふつうに洗える

徳島でのイベントで、「氷水に足を浸してキンキンに冷やしたあと、拭かずにそのままウールパワーのソックスを履く」という変わった体験をしたんですが、履いてすぐに濡れた感覚がなくなり、冷え切っていた足先もポカポカしてきたんですよ。


厚手のソックス、「600」。内側のパイル状の生地が水分を吸収します

驚きですよね。一般的な靴下であれば、足に付着した水分でぐっちょりと濡れて、余計に冷たく、寒く感じるはずです。

以上のような特徴を持つウールをベースに、繊維が弱くて壊れやすい、洗うと縮むなどのウールの弱点を克服し開発された”ウルフロッテ・オリジナル“なる生地によって作られたのが、ウールパワーの製品群(一部を除く)。

ウルフロッテ・オリジナルの特徴は、大きく以下の2つです。

  • メリノウール、ナイロン、ポリエステルで構成
  • これにより、暖かく、丈夫で、汗をかいても寒くなり過ぎない


ウールでできたタオルを身にまとっているみたいな感じです

ウールパワーや製品について深く理解できる動画です。少し長いですが、ぜひご覧ください。

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さて、僕がイベントでいただいて現在愛用中なのが、以下の2つ。

クルーネックはSサイズをベースレイヤー、Mサイズをミドルレイヤーとして使っています。

サイズ感ですが、身長168センチ、体重65キロでややガッチリ体型の僕がSサイズを着ると、上のモデルが着用してるような感じでぴったりフィット。Mサイズは徳島イベントで着用していましたので、その写真をご覧ください。


ダークネイビー(S)、パイングリーン(M)

汗をかいても臭わない、干すだけでOKという特性を活かせば、キャンプで連泊する時などでも1着は日中の行動着、夜になったらそれを干してもう1着で防寒、就寝する、みたいな使い方ができそう。試してみたいです。

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ところで、ウールを素肌着ると聞くと「え? チクチクするんじゃないの?」と思われるかも知れません。

ウールパワーの製品は、チクチクしないんです。

正直に言えば、初めて着た時は少しチクチクするなと思いました。しかし、おそらくこれは、ベースレイヤーとして着る場合、肌にぴったりとしたサイズ(僕にとってはSサイズ)を着るべきところを、少し大きめのサイズ(M)を着たために肌に擦れ、それがチクチクに感じたのではないかな〜と。

今は全く気にならず、僕もトム(妻)もイベントから帰ってほとんど毎日着用していて、すっかりウールパワーのファンに。今冬、いくつか買い足したいと思っています。よりアクティブな場面で着用するLITEなんか良さそうだなぁ。

ウールパワーについてちょっと残念に思うのは、子ども用のラインアップがないところですかね〜。

ウールに関する懸念について

ウールパワーを好きになったのは、第一に製品のクオリティで、毎日のように着るものだから大切なポイントなんですが、それだけではなく、「職場環境を大切にする」とか「持続可能性を優先したものづくり」といった会社のポリシーに共感、賛同するからです。

自分が好んで身に着けるものが、環境に大きな負荷をかけていたり、従業員を非人道的な条件で働かせていたり、原材料となる動物を虐待するといった行為の産物では、絶対に気持ちよく着れないと思うからです。

ウールパワーは、ウール=羊毛を大量に使用している製品です。ウールという素材に対して、PETAなど動物愛護団体などから問題があると指摘されていることは僕も知っています(*1)。

ウールの提供元となる牧場の多くでは、想像もできないような虐待が今も行われていて、それを理由にアパレルメーカーのPatagoniaも一時、メリノウールを原材料とする製品の取り扱いを一時停止していた時期があります(*2)。

ウールパワーの製品の原材料となるウールが、どんな環境で飼育された羊から、どんな方法で刈り取られ調達されたものなのか、今回僕が調べた限りでは詳細が示されていません(*3)。

彼らを100%信頼し、支持するために、ぜひこの点についての情報開示をして欲しいと思うのですが。

*1 ANIMAL RIGHTS CENTER 「ウール全てが残酷
*2 Patagonia クリーネストライン「パタゴニアのウールの再開」「PETAのウール・ビデオ
*3 ウールパワーのポリシーの4番目にある「動物とって暖かい会社」としか書かれていませんし、動画の中では「アルゼンチン側のパタゴニアとウルグアイで育つメリノ羊」で「良い牧草を食べ、良い扱いを受けた羊」と紹介されていますが、それ以上の情報は示されていません。

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Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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