Hilleberg NAMMATJ 3 GTを細かく見てみた

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Hilleberg NAMMATJ3 GTを買ったのは7月。届いてすぐに試し張りをしてみましたが、あまりの暑さで気を失いそうになり、すぐに撤収することに(本気で危険を感じる暑さでした)。

もう少し細部をチェックしてみたかったので、涼しくなってきたこともあり、友人と一緒に近所の公園で二度目の試し張りしてきました。

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というわけで、見ていきたいと思います!

(今回の記事で扱っていないポイントは、前回の記事ですでに拾っている可能性があるので、あわせてご覧くださいませ)

ポールスリーブ

Hilleberg NAMMATJ3 GT(以下、ナマッジ3)のポールスリーブは、入り口から末端(エンド)まで全てがトンネル状になっているフルタイプ

ポールが2本通る太さになっていて、且つ他のポールと交差しない構造なので、いったんスリーブにポールを入れるとエンドまでスムーズに通すことができます。

そして、この「2本通せる」は、ポールを通しやすくするだけでなく、極地での使用の際は強度を高めるため、実際に2本通して設営することもできるように、ということだそうです。

ポールは、差し込む側はカップ式(これもポールが2本入る広さ)、反対側のエンドはポケットになっています。


「カップ式」、初めて見ました。

よく見かける「テープにグロメット」よりもかなり使いやすいです。

(愛用しているThe North Face Mountain35のポールスリーブは両端とも「テープにグロメット」だったので、ちょっと使いづらかったんですよね)

ちなみに、このポールスリーブの縫い目に沿って合計12個、張り綱のアタッチメントが取り付けられています。


幅広で頑丈そうなテープが使われてますね

張り綱に使われているガイラインは、僕が以前使っていたTarp 10XPに使われていたものとおそらく同じですが、このガイラインすごいです。

もう丸2年以上、ずっと屋外でタープ設営に使用していますが(現在のタトンカ2TCにも使用)、劣化している様子は全くありません。Hillebergのウェブサイトにも、

コード自体は、軽くて、強くて、ほとんど水を吸収せず、伸縮性はわずかです。登録商標を取得しているポリエステルとVectranの混紡で作られていて、それは同じ重量の鋼より5倍強い高性能液晶ポリマー糸です。
—出典:Hilleberg「DETAILS THAT MAKE A DIFFERENCE 違いを生み出す細部

とありますが、本当にすごいガイラインだなと思いますね。

ベンチレーション

ベンチレーションは前方と後方の2か所あります。

針金?が入っているので、ガイラインに引っ張られてもきれいな形状を保てるようになっています。

テントの出入り口と同じくメッシュとナイロンの2層構造になっていて、いずれもダブルファスナーによって外からも内からも開閉が可能です。

前室

前回、写真を撮れなかった前室。

マシューの寝泊まりの場所として、また上着や靴を脱いだりするにも十分な広さ。インナーテントで2人以上寝る時は、荷物置き場として活躍してくれそうです。

インナーテントのフロア

基本的にHillebergの生地にはシール処理(シーム・シーリング)やPUコーティングがされていません。しかし、前回の記事にコメントをいただいたのですが、このフロアだけはPU(ポリウレタン)コーティングされています(ナマッジ3のマテリアル一覧を文末に掲載していますのでご参照ください)。

インナーテントのフロアには、100デニールの厚手のナイロン素材が採用されていますが、一時的に濡れても水分が流れ落ちるフライシートやアウターテントと異なり、湿った地面や水たまりと常時接しているフロアにはPUコーティングが必要、という判断なのかも知れません。

PUの劣化は、加水分解以外にも紫外線によるダメージが指摘されていますので、インナーテントのフロアのPUコーティングが早い段階で劣化してしまうことはないとは思いますが(願望)……インナーテントは取り外すことができるので、しっかり清掃して日陰で風に当てて干すなど、使用後はしっかり管理したいと思います。

素材ついでに書くと、アウターテントに使われているKerlon(ケルロン)1800という生地、めちゃスゴイです。「引き裂き強度」が一般のテントに使われている生地と比べて6〜9倍ほどあり、部分的に穴が開いてもそこから裂けて破れないようになっているそうです。

これを試すには、アウターテントに穴を開けて裂こうとしなければならずさすがに試せませんので(笑)、詳しくはHillebergのウェブサイト「引き裂き強度の重要性」をご覧ください。

インナーテントを取り外す

インナーテントはアウターテントのポールに吊り下げる構造なので、簡単に取り外すことができます。

僕が使っているHelinox Cot Oneなら、ふたつ並べて置けそうな広さ。

ソロキャンなら、インナーテントを外してフロアレスにして使うのも良さそうですね。

「アウターテントにインナーテントを吊り下げる」という構造は、アウターテントとインナーテントの間にしっかりと空間をつくり、雨天時や寒冷時でもその影響をテント内において最小限にする役目を果たしています。

テント本体とフライシートが別々になっているテントだと、上手に設営しないと本体とフライシートがくっついてしまって、本来の役割、機能を十分に発揮できないということが多々あるんですよね。

そういう意味でも優れた構造だなと感じます。

ペグ袋

一緒に試し張りをしてくれた友人が「このペグ袋に付いてる数字、何ですかね? ペグの本数ですかね」と、「22」という数字が印字されたラベルに気づきました。

数えてみると、ペグの本数は22本。

ペグって最初何本あったのか忘れがちですよね(僕だけ?)。撤収時、回収したペグの本数を数えても、最初に何本あったか覚えてないので漏れなく回収できたかどうか、いまいち自信が持てないんですよね(笑)。

その不安を解消してくれるラベル。なんて親切なんでしょう、Hilleberg!

つくったひと

Hillebergは、製品一つにつき一人の縫製職人、一人の検品者が担当することで有名ですよね。

僕のナマッジ3は、アウターテントをMAIRE NõMMELOOさん、インナーテントをKARIN RÄÄTSさんがそれぞれ縫製されたようです。

検品者はタグにサインをするそうですが、それは見つけられなかったので(よく探さなかったので)、いつか見つけたいと思います。

マテリアル

最後にナマッジ3のマテリアル(材質)一覧表を掲載しておきます。こういうのを見てるだけで楽しいですね。

アウター
Outer
Tent
モデル名
Name
ケルロン1800
Kerlon 1800
生地
Fabric
40デニール ハイテナシティ リップストップナイロン
40 D High Tenacity Ripstop Nylon 66
処理
Treatment
両面100%シリコン加工(合計3レイヤー)耐UV加工
Coated on both sides with a total of 3 layers of 100% silicone, and treated for UV resistance during dyeing and coating.
重量
Weight
55 g/m2 | 1.82 oz/yd2
引裂強度
Tear Strength
min. 18 kg (ISO 13937-4)
耐水圧
Hydrostatic Head
5500mm / 54kPa (ISO 811)
インナー
Inner
Tent
生地
Fabric
40デニール リップストップナイロン
40 Denier Ripstop Nylon
処理
Treatment
耐久撥水加工(DWR)
Durable Water Repellent (DWR)
重量
Weight
43 g/m2 | 1.27 oz/yd2
フロア
Floor
生地
Fabric
100デニール
100 Denier Nylon
処理
Treatment
ポリウレタン3層コート
Triple-coated Polyurethane
重量
Weight
110 g/m2 | 3.24 oz/yd2
耐水圧
Hydrostatic Head
20,000 mm/196 kPa (ISO 811)
その他
Miscellaneous
高い耐摩耗性と耐穿刺性
Highly puncture & abrasion resistant.

出典:Materials:uncompromising quality

試し張りばかりじゃなく、早く本当のキャンプで使いたいです〜。

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