フロアジャッキを買ってみた
冬がやってきますね。鳥取のような雪の降る地域では、クルマのタイヤを夏用から冬用にいつ交換するかを考えはじめる時期です。
天気予報に雪マークが表示されるとタイヤ交換で、カーディーラーや中古車販売店、カー用品店、ガソリンスタンドなどが猛烈に忙しくなります。

2025年11月の鳥取市の天気予報(Yahoo!天気)。雪マークが表示され始めました。すぐ消えたけど笑
それを避けるためというわけではありませんが、我が家では自前でタイヤ交換しています。
この作業に絶対に必要となるアイテムといえばフロアジャッキ(ガレージジャッキ)ですが、以前から使っていたものが春の交換時にほとんど故障と言ってもいい状態になってしまったので、この秋に新しいフロアジャッキを購入しました。
BAL(大橋産業)PROEXCEL 油圧ガレージジャッキ 7502です。

画像出典:Amazon
| 型番 | No.7502 |
|---|---|
| 最大荷重 | 3t |
| 本体サイズ | W353 × L690 × H220mm |
| 本体重量 | 35kg |
| 最高位 | 500mm |
| 最低位 | 80mm |
注目してほしいのが重量。35kgもあり、持ち運びが非常に大変です。ホイルがあるので平坦で滑らかな床のガレージなら引いて移動することも可能ですが、我が家はジャッキの保管場所とタイヤ交換の作業場所が離れているため、持ち上げて運ぶ必要があります。今年はなんとかやり過ごすとして、次シーズンまでに置き場所を考えないといかんです(汗)。
いきなりデメリットを書いてしまいましたが(笑)、このフロアジャッキを選んだポイントは、最大荷重が3tであること。
我が家のクルマは2台。1台は軽自動車ですが、もう1台は普通車で1.7tほど。以前使っていたフロアジャッキの最大荷重は2tで、スペック的には余裕があったものの、使用している感じはいっぱいっぱい。油漏れでパワーを失い、今年現役引退しました。

先日、大型ゴミとして収集してもらいました(鳥取市の場合500円)
EVの場合、普通車だと車重が2tを超えてきます。今後我が家もEVを選択する可能性がゼロではありません。
そうした事情で、少し余裕のある3tのジャッキを選んだというわけです。
いつ交換するのか
冬用タイヤに交換するタイミングですが、これを決めるのは結構難しいです。
まず第一に、冬用タイヤへの交換作業はまあまあ大変です。我が家のクルマは2台だけですが、そのうち1台は外国車なのでより交換作業が大変で、且つタイヤの外径が18インチとそこそこ大きいのでそのぶん作業の負荷も増します。
ゆえに「やばい!雪が降ってきた!」とケツに火が着かないと重い腰が上がらないことも多い。ですが、雪が降るほど寒いなかでの作業は非常にツラいものがあります。出かける用事と重なった場合、予定に影響することもありますし。
でも、晴れた気持ちの良い週末に家族と一緒に作業すれば、タイヤ交換が大変な作業であることは変わらずとも楽しいアクティビティにもなりえます。実際、我が家はこれまでそのようにしてきました。

妻のクルマのタイヤ交換をする娘
そこで「寒くなってきたなぁ、ぼちぼちかなぁ」とか「やばい、明日雪になるらしい」で決めるのではなく、過去の気温データを参照して作業実施期間をおおまかに決め、そのなかで晴れた日に作業するのはどうかと。
次のグラフは過去10年の、鳥取県の11月の最低気温(の平均値と中央値)です。

とあるタイヤショップのHPの記事※1には、夏用タイヤへの交換の目安は最低気温が7度とあります。逆に言うと、最低気温が7度を下回るのが冬用タイヤへの交換のサインということになります。
上の図を見ると、11月20日を過ぎると最低気温がだいたい7度(太線)を下回る感じになってますね。先も見たとおり、週間天気予報に雪マークが現れはじめましたし、ぼちぼち作業する時期だと言えそうです。
実際に使ってタイヤ交換してみた
そんなわけで、11月下旬の3連休の初日、22日の土曜日は素晴らしい晴天だったので、新しく買ったフロアジャッキでタイヤ交換をしてみました。

懸念のとおり、35kgの重量ゆえにガレージまで運ぶのはかなり難儀でしたが、運んでしまえば非常に扱いやすいジャッキでした(作業が終わったらまた運ばないといけませんが汗)。
肝心のジャッキアップ力ですが、やはり3tということで非常に楽に持ち上げることができました。軽自動車については言わずもがなで、普通車についても「ハンドルを片手でスイスイ」というわけにはいきませんが、以前のものに比べると楽だし安定感がありました。
ただし、リフティングアームの先にあるサドル(車のジャッキポイントに直接触れる部分)が大きいため、これまで使っていたのとは異なるジャッキポイントを使う必要があり、それを見つけるのに少し苦労しました。

大きいサドルは安定感があるが、ジャッキポイントを選ぶ
そうした初めて使う時の試行錯誤を除けば、タイヤ交換作業を概ねスムーズに進めることができたと思います。
ちなみにこの製品の取扱説明書には、安全のためにジャッキスタンドに差し替えて車を固定し、万が一ジャッキスタンドが倒れるなどした場合でもクッションとなるよう取り外したタイヤを下に敷くことが推奨されていました。

ジャッキスタンドを持っていないこともあり今回はここまではしていませんが、やはり安全を考えるとこれに忠実にやるべきなんでしょうかね。
・・・
というわけで、新しく買ったフロアジャッキ「BAL(大橋産業)PROEXCEL 油圧ガレージジャッキ 7502」についてでした。
- Yellowhat「冬用タイヤの交換時期に最適なのはいつ?使用前に行いたい点検の項目も解説!」


