鳥取県中部で震度6弱の地震

昨日、2016年10月21日(金)午後2時7分に、鳥取県中部(倉吉市)を震源とする最大震度6弱の地震が発生しました。

震源からおよそ50kmほど東に位置する、僕たちの暮らす鳥取市の市街地は、震度5強を記録しました。ちょうど子どもが昼寝をはじめ、僕も食後で少し眠気を感じつつ仕事をしていた、そんな時でした。

震源となった倉吉市と同じ震度6弱を記録した、湯梨浜町や北栄町では、昨年あたりから震度2や3の比較的小規模な地震が繰り返し起きていました。昨日の正午過ぎにも震度3の地震が起きていて、

と冗談半分にツイッターで呟いたのですが、その30分後に起きた大地震でした。

最近は、家を建てたり、リフォームしたりすることに必ず付随することとはいえ「耐震(補強)」について深く考えを巡らせたり、9月の防災週間に合わせて非常用持ち出し袋を入念に準備したりと、災害対策について考えることが多かったのですが、では、実際に地震が起きた時に何かできかたと言えばそうではなく、トム(妻)と子どもの安否を確認して、子どもを抱えてひとまず屋外に着の身着のままで出たというのが現実でした。

震度5強という地震は僕にとって初めての経験となる大きなものでしたが、僕の周囲では幸いにも、怪我をした人や建物への被害などはありませんでした。

しかし、その後のニュースやツイッターなどSNSで、震央となった倉吉市、北栄町、湯梨浜町などでの人的、物的被害を知り、震度5強と震度6強という1つのレベルの差がもたらす被害の違いを感じました。

これが熊本のように震度7、しかもそれが二度となると、、、想像もつきません。

鳥取県はその地勢上、台風の直撃が少なく、接近したとしても比較的勢力が弱まっているので、過去にそれほど大きな災害が発生していません。それゆえか、鳥取に暮らす人たちは「ここは災害が少ない」と口を揃えます。

しかし、地震に限って言えば、1943年に死者1000名を超える被害を出した鳥取地震(震源:鳥取県東部=鳥取市)、2000年に鳥取県西部地震(震源:鳥取県西部=米子市)、そして今年、2016年に鳥取県中部地震(名称はまだ決まってないようですが。震源:鳥取県中部=倉吉市)と、鳥取県東部、中部、西部をそれぞれ震源とする震度6以上の地震が、過去100年の間に3度も発生しています。

鳥取付近は中国地方でも地震活動が活発な地域ととらえられてきた。政府の地震調査研究推進本部は今年7月、鳥取県や島根県東部を含む中国地方北部で今後30年以内にM6・8以上の地震が起こる確率を40%と発表している。
出典:朝日新聞

地震については、両隣りのビルが古いといった身近な危険性だけでなく、自分の暮らす土地にどのような危険性があるのかも正しく理解しておかないといけないなと、あらためて感じた1日でした。

最後に、被災された方の1日も早い快復、復旧をお祈りします。

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aw

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