災害に備える – 非常持出品について再度考えてみた

災害対策

9月1日は「防災の日」です。

僕たちが防災としてできることは、防災マップや実際の避難場所を確認するとか、家族が離れている状況で被災した場合の連絡方法の擦り合わせとか、備蓄品のチェックとか、まあいろいろありますが、非常持出品を検討・見直し、準備するのもその一つです。




2年前につくった非常用持出袋

6年前(2016年)に書いた防災に関する記事で、僕も非常用持出袋について検討、準備したことがあります。

防災グッズ(非常用持ち出し袋)について考えてみた [前編]
今月の1日は防災の日でした。1923年のこの日に関東大震災が起きたことに由来しての制定ですが、ここ鳥取では、その20年と9日後の1943年9月10日に、死者1000人を超える被害を出した鳥取地震が起きています。 今年(2016年)は、...
防災グッズ(非常用持ち出し袋)について考えてみた [後編]
防災グッズ(非常用持ち出し袋)について考えた前回は、リストづくりで終わりました。1)内容が不明瞭なアイテムの具体化 2)準備できていないアイテムの調達 3) パッキング。今回は、残りの2つのステップです。

で、できた非常用持出品&それを収納したバックパックがこちら。

防災グッズ(非常用持ち出し袋)について考えてみた
防災グッズ(非常用持ち出し袋)について考えてみた

アイテム数も非常に多いうえに、バックパックも総重量15kgと実に重く、いざという時に手早く持って避難できるか、非常に怪しい状態でした。

また、ふだんのキャンプで使うアイテムも含めていたので、キャンプのたびにバックパックから取り出して使ったあとは元に戻す必要がありました。

そこでこのたび、非常用持出袋の運用を中止し、実用性の高いものを再検討することにしたわけです。

行政が提案している非常持出品のリスト

再検討するうえで、まずは行政が発行している防災マップ、そこに掲載されている非常用持出品リストをチェックしてみようということで開いてみると……、僕のリストに勝るとも劣らないほどボリューミーなリストが掲載されているじゃありませんか。

(防災マップの写真)

飲料水、給水袋
食料品 レトルト食品、缶詰、菓子類(ビスケット、チョコレート)、栄養補助食品、スティックタイプの粉ミルク
調理器具 缶切り、はさみ、ナイフ、食用品ラップ、アルミホイル、簡易食器類、ほ乳瓶
清潔品 歯ブラシ、簡易トイレ、トイレットペーパー、ビニール袋、除菌ウェットティッシュ、紙おむつ
薬・救急用品 くすり、ばんそうこう、包帯、マスク
情報確認手段 携帯電話、スマートフォン充電器、予備バッテリ、携帯ラジオ
日用品 使い捨てカイロ、ティッシュ、新聞紙、懐中電灯、乾電池、マッチ、ライター、敷物・レジャーシート、軍手か手袋、毛布、ブランケット
衣類等 タオル、着替え、予備のメガネ、コンタクトレンズ、雨具、長靴、スリッパ
筆記用具 筆記用具、メモ帳、家族の写真、緊急時の連絡先、地図
貴重品・書類 現金、車や家の予備鍵、銀行口座番号や生命保険契約番号の控え、健康保険証、身分証明書、印鑑、母子健康手帳、年金手帳

これを「避難しやすいよう、「防災リュック」にできるだけコンパクトにまとめましょう!」とのことですが、いやいや、毛布だけでいっぱいになっちゃうよ!(というか入らない)。家族の人数分の防災リュックを準備して小分けにするとしても全員がそれぞれの防災リュックを漏れなく持ち出すか(鳥取市は「防災リュックは1人に1袋、重さは男性8kg、女性6kg、子ども3kg」を推奨)、または誰かが全部まとめて持って出るようにしないとならず、それも緊急避難時においては現実的じゃないなぁと。

この充実のリスト、非常用持出袋などで検索すると、ここまでではないにしてもかなりのアイテム数を提案したり、実際の製品にして販売している場合がほとんどです。

防災セット 地震対策30点避難セット 避難生活で必要な防災グッズをセットした非常持出袋 (1人用セット)防災防犯ダイレクト
画像出典: Amazon

非常用持出品(袋)と聞くと、こうした内容をイメージする人も多いでしょうし、となると準備が大変だからまた今度にしよう、と先送りにしてしまう人も一定数いるような気がします。

本当に必要なものを考える

どの程度の規模の災害が発生して、どれくらいの期間、僕たちがいまふつうに使っている家やインフラから断絶された生活を余儀なくされるのかという想定をしていてもしていなくても、これだけあれば当面大丈夫じゃないですか、という内容が上記の非常用持出品だと思います。

命に危険の及ぶ可能性のある防災に対して「やり過ぎ」ということはないと思いますが、やり過ぎると管理やメンテナンスが大変になり、先述のとおり持ち出すのも一苦労になる可能性があります。

そこで、僕が以前に準備した「携帯救急・緊急セット」をベースに、災害が起きた当日か翌日を何とかやり過ごすための非常用持出品を検討します。

以下の写真が、現在我が家が外出時に携帯している「携帯救急・緊急セット」です。

2021年時点のaw家の救急セット

携帯用救急・緊急セットについて考えてみた
暖かくなってきたこともあり、家族で、娘を連れて2人で、野外での時間を楽しむことが増えてきました。 先日の野営、友人が開店したフードカーのある海辺、地元の山登りなど、梅雨とは思えないくらい外遊びしています(実際、梅雨入りしてからあまり雨...

このセットは、1)怪我の応急処置、2)遭難時に体温を確保する、3)飲料水を確保する、4情報収集の4つの点に焦点を当てて選定したアイテムです。

基本これで問題ないようにも思いますが、もし加えるとしたらトイレ関係でしょうか。

このセットは主に、アウトドアアクティビティでのトラブルに対処するためのものなので、トイレについては「その辺で用を足す」ことを想定し、専用のものは含めていませんでした。

ただしこの非常用持出品は、在宅時に被災して緊急避難する際に持ち出すことを想定しているので、市街地・住宅地で、になるんですよね。となると簡単に用が足せない可能性があります。

もちろん、携帯トイレやティッシュを持っていたとしても市街地・住宅地での用足しの難易度が極端に下がるわけではありませんが、可能性は多少広がるのかなと。

というわけで、以下のアイテムたちがaw家の非常用持出品2022年版です。

2022年版aw家の非常用持出品

応急処置のためのアイテム
絆創膏、防水パッド 消毒液、消毒シート 包帯
虫除け(ハッカ油) 虫刺され 軟膏(リンデロン)
ハサミ ポイズンリムーバー 刺抜き(ピンセット)
紙石鹸 ポケットティッシュ 手ぬぐい
油性ペン メモ紙  
暖をとる・飲料・情報系のアイテム
マッチ ファイヤースターター 着火剤(麻紐)
浄水器 アルミシート ラジオ
トイレ関係
トイレットペーパー(生分解性) 携帯簡易トイレ

そしてこれらを収めるのは、以前と同じ化粧用ポーチ(笑)。

2022年版aw家の非常用持出袋

意外と何でも入ってしまうので重宝しておりますが、以前の記事にも書いたとおり、黒というカラーゆえ非常用、緊急用のアイテムが収められていると直感的に分かりづらいですからね。

代替品は以前から検討しているものの、優柔不断な性格ゆえいまだに決められておりません(汗)。

検討中の非常用持出袋の候補たち

食料は必要か

さて、たいていの非常持出品に含まれている食料品、我が家のリストには含まれていません。

1日くらい食事なしでも何とかなると考えていることと、食料料は別のケースに入れておいて、我が家でいえば玄関や車庫、中庭など、状況がいったん落ち着いたあとにアクセスできる、あるいは比較的アクセスしやすいであろう場所にまとめて保存しておく方が良いだろうと。

加えて、今回組んだ非常用持出品リストであれば、キャンプや外遊びなどで持ち出していた時の内容と大きく変わっていないので引き続き同じ用途で利用できますが、ふだんの外出では不要な食料品(しかもなかなかのボリュームの)が含まれてしまうと、用途やサイズなどが大きく変わってしまって利便性が下がってしまう、という点があります。かと言って、同じ内容のセットをもう一つ組んで準備しておくのも大変ですし。

というわけで、緊急時に持ち出すための物品と、落ち着いたあとで回収できるようにする物品(=食料品)とに分けた方が得策ではないかと考えました。

・・・

当然、災害は起きない方がよいわけですが、こればかりは人間の力ではいかんともしがたいですし、備えあれば憂いなしとまではいかないものの、平素の心の平安には多少なりともつながってくれる気がします。

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