VOLVO XC40 T4 Inscriptionを買ってみた

これまで長年、aw家の足となってくれていた日産デュアリスを売却し、新たにVOLVO XC40 T4 Inscriptionを購入しました。


買ったのは白ですが、納車前なのでメーカーサイトから拝借

納車まであと少し時間があるので、「買ってみた」ではなく「検討してみた」の方が正しいかも知れませんが。

– – –

トム(妻)と娘は通勤・登園など、日常的に車に乗るので、より安全性の高いものに変えたいと以前から考えていました。が、後述する理由で、具体的に代替を選ぶ段階まで進められてなく。

しかし、年末にテレビを眺めている時にふと目にした交通事故のニュースにはっとしました。事故なんていつ起きるか分からないんだから、一刻も早く状況を改善しなくてはと。

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で、年始から新しい車選びを開始したわけです。

新しい車の条件

新しい車を調べる前に、条件を整理し、3つに絞り込みました。

  • コンパクト
  • SUV+4WD
  • 安全性能が高い

順に説明していきますね。

コンパクト

冒頭、車の買替えの話が具体的に進まなかった理由があると書きましたが、最大のネックだったのが、我が家の車庫の狭さです。

昔の車(は、最近の車よりも比較的小さかったようです)を停めるためにつくられたこの小さな車庫は、ビルトインでつくられているため、家の構造自体に手を加えないとサイズアップできません。

ここに収まる車のサイズは、幅1.85メートル、長さは4メートル以内(最大でも4.5メートル*)。幅はまあいいのですが、長さ=奥行きが4メートルまでとなると、我が家の希望するSUVのカテゴリでは選択肢がかなり狭まってしまう、というよりほぼ無いんですよねぇ。選択肢を広げるため、最大4.5メートルまでとします。

SUV+4WD

次なる条件は、SUV+4WD。

アウトドアのお出かけが好きな我が家。収容力の高い車=荷室が大きい方が良いので、SUVが好ましい。

そして、4WD。

今年は暖冬でほとんど雪が降っていませんが、娘が生まれた5年前の冬は、鳥取市街地でも1メートル近い積雪を記録。さすがにそれはレアケースだとしても、数十センチの雪は珍しくありません


2017年2月の大雪。いたるところで車がスタックしていた

ゆえに4WDは必須条件。

余談ですが、これまで僕のイメージはSUV=4WD、でした。が、SUVカテゴリなのに4WDがラインアップされていない車もあることを、この度の買い換えに伴う調査で知りました。まあ、SUV=スポーツ・ユーテリティ・ビークルだから、オフロード性能が必須ってわけではないんでしょうね(*)。

安全性能が高い

最後の条件、そして一番重視したのが、安全性能の高さ

これまで乗ってきたデュアリスは、さほどコンパクトではなかったものの我が家の車庫に入っていたし(シャッターは閉まりませんが)、4WDでしたから、まずまず条件を満たしていたわけです。ジムニーは、この2つに関しては完璧に条件を満たします。

がしかし、安全性能が高いかと言われれば、デュアリスには少し疑問符が、ジムニーには大きな疑問符つきます。

デュアリスは2009年登録と10年以上前の車で、安全機能と言えばエアバッグとサイド/バックモニターくらい。ジムニーに至ってはエアバッグもなし。衝突した時の衝撃は、こんな感じでしょうか。

時速64kmという、車の速度としては決して早くはない速度でぶつかってこの衝撃。めちゃくちゃ恐ろしい……。

現代の車の多くには、事故を未然に防ぐための最新機能が搭載されていますが(予防安全性能)、万が一事故が起きた時、その車は乗っている人を守ってくれるのか(衝突安全性能)。

ある意味、車は大きければ大きいほど、対物事故での安全性は高まります。デカイほど強い。極端な話、センサーがたくさん付いた自転車に乗っていても、車にぶつけられてしまったらもうどうしようもないわけで、車自体の堅牢性も重要。

とはいえ先述のとおり、我が家には狭い駐車場しかないわけですから、その範囲の中で許されるサイズの車から選ぶしかありません。

車庫に入るサイズでSUV+4WD、2つの条件で絞り込んんだ車たちの「予防安全性能」と「衝突安全性能」を、Euro NCAP(Europe New Car Assessment program/ニュー・カー・アセスメント・プログラム)やIIHS(Insurance Institute for Highway Safety/米国道路安全保険協会)などのウェブサイトやYouTubeでチェック。

候補を絞り、ディーラーに足を運び、説明を聞いて試乗、帰宅してメーカーサイトやYouTubeを見て…………を繰り返し、最終的に決めたのが、VOLVO XC40だったというわけです。

以下で、僕がYouTubeでチェックした自動車安全性アセスメント(評価)の動画をいくつか共有します。

VOLVO

最終候補車リストが2つ、VOLVO XC40と、MAZDA CX-30になった時、VOLVOという企業について調べることにしました。

僕のような、これまでほとんど車に関心を持たずに生きてきた人間でも、VOLVOが安全性を重視した車づくりをしていることは知っていました。

が、現代の車の多くに採用されている三点式シートベルトや、後ろ向きのチャイルドシートを発明し、世界で初めて採用したこと(そしてそれらの特許技術を独占せず開放したこと)。VOLVOの車が関連する事故が起きるたびに調査チームが現場に駆けつけ、綿密な調査を実施し、データを車づくりに反映させること。そのデータを全ての法人・個人が利用できるよう公開していること。ボルボオーナー以外の人たちも巻き込んで、車を安全性を高めるプロジェクトをSNSを使って進めていることなどは、今回はじめて知りました。

またVOLVOは、VOLVO車が関わる事故による死者・重傷者を2020年までにゼロにするという壮大な目標を掲げていました(ビジョン2020)。残念ながらその実現は厳しそうですが、全ての従業員が「誰も死なせない」という目標に向かって努力している、という記事を読み、感銘を受けましたね。

3つの条件の適合性に加えて、エクステリアや内装のデザイン、質感、ドライブフィールなど、いろいろな点で他の候補車に比べて高いと感じましたが、最終的にVOLVOの車にしたのは、こうした企業姿勢に共感したからです。

最終的な評価は実際に乗ってからとなりますが、ベストな選択をしたんじゃないかな〜と思っています(そう信じたい)。

納車後、しばらく乗ったりキャンプで使ったりしたら、また簡単なレビューをしてみたいと思います。

– – –

安全性を考えたら、僕の古いジムニーも乗り換えないといけないんですかねぇ、やっぱり。。

* 最大でも4.5メートル: 我が家の車庫には、前面=車庫の奥から計測して4.2メートル付近にシャッターがある。シャッターを降ろすには、内部に停める車は4メートル(±5センチ)が望ましい。ただし、シャッターを降ろない場合は、車庫の奥から敷地境界線まで4.5メートルほどあるので、その長さに収まる車であれば停められないこともない。
* Wikipedia「スポーツ・ユーテリティ・ビークル
* 日本にもJ-NCAP(独立行政法人 自動車事故対策機構)がありますが、VOLVOは検査対象になっていません。
参考記事:
・自動車産業ポータル MARKLINES 「NCAP(新車アセスメントプログラム)の概要と動向 – 衝突安全評価テストのグローバル比較
・自動車総合安全情報 「諸外国の試験方法
・EVsmartlog「ボルボが初めての電気自動車『XC40 RECHARGE』に込めた電動化への意気込み
・VOLVO Cars 「セーフティ
・Car Watch 「クルマの安全はどう評価する? 世界の評価基準や取り組みを紹介
・GQ 「ボルボの安全神話はいつまでも続く?──セーフティ・イベント・リポート
・東洋経済「ボルボが「交通死亡事故ゼロ」にこだわる理由
・Euro NCAP VOLVO XC40 Results
・みんから 「ボルボの安全試験結果、予防安全、衝突安全、歴史、事故まとめ
・GAZOO 「ドライバーも歩行者も守る。世界の“クルマの安全”最前線!「NCAP & Car Safety Forum in TOKYO 2018」
・くるまのトピックKURUTOPi 「【竹岡圭さんから出題!】チャイルドシートを発明した国はどこ?

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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6件のフィードバック

  1. JK より:

    奇遇です
    うちには1月末にCX-30がやってきましたー

    • aw より:

      JKさん、コメントありがとうございます!(お知らせのメールもありがとうございました 🙂 )

      CX-30、それは奇遇ですね! マツダはエクステリアの美しさもさることながら、内装のデザインや質感が素晴らしくて、なのにあの価格。本当に最後までXC-40とデッドヒートでした。

      自分が選ばなかったからというわけではないのですが、来年車検を迎える10年選手に乗るイトコにCX-30を激推ししているところです。

  2. amukatamukat より:

    以前から読んでいましたが、初めてコメントします。
    車購入おめでとうございます!
    VOLVOは頑丈で安全なイメージがありますよね。
    キャンプでの積載性が気になるので、レビュー待ってますw

    • aw より:

      amukatamukatさん、コメントありがとうございます。
      また以前から読んでくださっているとのこと、ありがとうございます!

      > キャンプでの積載性
      ラゲッジスペースは結構広めですが、さすがにファミリーキャンプの荷物全部は入らなそうです。
      納車後に実際にどれくらい載るかを試してみたりして、やはり必要だなということになればルーフのベースキャリア(純正かThuleで悩んでます)を購入して、ボックス自体は以前から使用しているTerzoのバミューダフレックスを継続使用しようかな〜、なんて考え中です。
      春のファミキャン後にレビュー記事を投稿すると思いますので、ぜひご覧になってください。

      今後ともどうぞよろしくお願いいたします 🙂

  3. タカフジダイスケ より:

    ボルボにするんんだろうな~と思っていたで。昔は頑丈でじょうぶな車=安全という考えだった。その中でも代名詞のようなイメージのボルボ。昔はお医者さんに一番選ばれる車(事故しても死なない)がボルボとまで言われた時代もあったくらい。今は頑丈=安全という定義ではなくなってしまったけどな。最近めっきり見なくなってしまったせいか、新鮮でいいな~。来たら見せてな。

    • aw より:

      タカフジダイスケ、まあ多くの人がそう思ってたみたいね(笑)。

      頑丈だけでは安全とは言えなくなってるけど、とはいえやっぱり頑丈さも必要よね。記事にも書いたけど「予防安全性能」と「衝突安全性能」ね。
      安全性で言えばNCAPで評価の高いメルセデスやBMW、国産で言えばスバルなんかの選択肢もあったんだけど、なんせ我が家の駐車場には全く収まらないサイズばかりなもので。

      そのスバルが、鳥取では正規販売店だったらしいけど、撤退してから鳥取でボルボに乗る人が激減したらしいね。まあ、修理やリコール対応考えたら仕方のないことなのかも。たまたま高校の同級生がやってる自動車屋が正規販売店やってたという縁で今回ボルボになったのだけど。

      基本トムが乗ることになるんで、ふだんの僕の足は変わらずジムニーだけど、週末にでもお店に遊びに行くけい 🙂 (y)

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