「はじめてのキャンプ」を読んでみた

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泊まりでのキャンプも旅行もない、けれども小さな幸せがたくさん集まった、家族や仲間たちとの時間を過ごしていたら、あっと言う間にゴールデンウィークも終わり、5月も中盤。

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先ごろ生後半年を迎えた我が子の成長にいちいち感動する日々ですが、一緒にピクニックした仲間の子どもたちはもう少しお兄さん、お姉さん。芝生の上を走り回ったり、でんぐり返りしたりとすごい運動量。

今年の夏、初めてのお泊まりキャンプに連れていこうかなと考えてはいるものの、グランドシートの上でモゾモゾしてるか抱っこしてもらっているだけのウチの子には、お泊まりキャンプはまだ早いかな? いや、そもそも泊まるのに走ったりでんぐり返ししたりする能力や体力は必要ないわけで、実際のところ、みなさんいつ頃からキャンプしてるのかな?

そんなことを考えて少しネットで調べていたら、ある本に出会いました。

はじめてのキャンプ

「はじめてのキャンプ」は、絵本作家の林明子さんが書いた幼年向けの本。

CAMP HOUSE/「はじめてのキャンプ」を読んでみた

著者の林明子さんは、有名な絵本「はじめてのおつかい」の共著者(イラスト)です。僕も幼い頃は、かなり愛読してました(サングラスのおじさんがこわかった! けど、今の僕はその比ではないはず笑)。

ストーリーはごくシンプルで、「小さな子」(具体的な年齢は設定されてませんが、おそらく未就学児)のなほちゃんが、「大きな子」たちと一緒に河原でキャンプする、というもの。

みんなで荷物を運び、薪拾いしたり料理したり、

CAMP HOUSE/「はじめてのキャンプ」を読んでみた

辺りが暗くなったらキャンプファイヤーしたり、花火をしたり、チョット怖い話をしたり。

CAMP HOUSE/「はじめてのキャンプ」を読んでみた

いわゆるフツウのキャンプが描かれています。

フツウの、と書きましたが、この本が出版された1984年当時は、現代のように、水場やトイレ、AC電源などの便利な設備が整っているキャンプ場など、どこにもなかったでしょう。だから、この本に出てくるキャンプの舞台は、どこにでもありそうな(でも実際にはそうそうない)河原です。

1984年といえば、僕は10歳で小学4年生。この本に出てくる「大きな子」に属す年齢で、学校や町内会の行事などでキャンプに行っていた記憶があります。

当時、僕たちが使っていたテントやはんごうなどは、正にこの本に描かれているそれらと同じ。大きくて、とても重く、テントなどは設営するだけでも一苦労でした。

主人公のなほちゃんは、そんな大きくて重たい道具を自分で背負って運びます。河原に着けば、薪拾いや調理の手伝いをし、夜、ひとりでおしっこにも行きます(電気の点いているトイレなんてありません!)。

「大きな子」たちと一緒に、便利に整えられた自然ではない本当の自然の中で、一晩過ごす空間をつくり、料理をして食べて、遊んで、眠る。

そんな、はじめてのキャンプ体験が、なほちゃんにとってかけがえのない超感動体験となったであろうことが、一つひとつの場面で、彼女が真剣に取り組むその表情を見ていると伝わってきて、と同時に、何十年も前に自分が感じたワクワクドキドキが蘇ってきます。

「はじめてのキャンプ」は、フランスの絵本賞”LE GRAND PRIX DES TREIZE”を受賞していますが、絵が多くて字の少ない、いわゆる「絵本」ではなく、挿絵の多い「本」という感じ。それゆえ、絵本から本への移行に子どもに読ませる親も多いとか。

100ページを超える読書体験は、はじめてのキャンプ体験同様、少し難しくて大変かも知れませんが、読み終えた時にはきっと大きな感動が待っているし、「小さな子」から「大きな子」に少しだけ近づき、成長しているのかも知れません。

我が子がそんな年齢になったら、是非読ませてみたいなあ。

ちなみに、お泊まりキャンプはいつから?

さて、この本と出会うきっかけとなった「お泊まりキャンプはいつからOKか?」という疑問の答えですが、結局のところ、特に答えはないみたい。

まあ、考えてみれば当たり前のことですよね。

  • 日中、親が拘束されて自由に楽しめない
  • 昼寝場所の確保
  • 夜間の温度調整
  • 夜泣きの対応

といったものに対処できるなら、月齢・年齢に関わらず、いつでもいいんじゃないか?との意見が多いようでした。1点目なら親のことなので問題ないですが、2点目以降は子どもや周囲の人たちに影響するものなので、考えてしまいますね。

今年の夏に近場の高地でキャンプを考えていて、できれば子どもを連れていきたいなと思っていたのですが、その頃、ウチの子は生後9か月ちょっと。

「はじめてのキャンプ」のように、子どもの経験や成長に繋がることであれば、子どもが多少苦労しても良いとは思いますが、その月齢の子どもが何を体験し、学ぶことができるのか。単なる親のエゴになってしまわないか。

ちょっと考えてしまいますね。

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aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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2件のフィードバック

  1. Say より:

    私もこの本を読みました!子供が寝る前に読んでほしいと図書館から借りてきたものです。
    今のキャンプでは味わえない本当の自然に触れていた子供の頃を思い出させてくれて、子供に読み聞かせるつもりが自分がどっぷりはまってました(笑

    あと、うちは1歳がキャンプデビューでした。真冬でしたがシュラフ+ホットカーペットで子供は全く問題ありませんでした。そこまでしてキャンプに連れていく必要があるかと言われると何も言えませんが^^;
    夜泣きは周囲に迷惑かかりそうに思えますけど、テントが密集してない限り、実際は騒音となるほど泣き声は聞こえないですよね。

    子供が何かを感じ取れるかもしれない場を提供することは親のエゴではなく役目だと信じてます。9ヶ月目キャンプが楽しみですね!

    • aw より:

      Sayさん、コメントありがとうございます。

      「はじめてのキャンプ」読まれたことあるんですねー。何人かの知人からも「自分も幼い頃によく読んでた」とコメントやツイートをもらったりしました。名作ですから、結構そういう方、多いんでしょうね。

      最近になってから、ソロでキャンプする時くらいはキャンプ場でなくても、いわゆる「野営」のような感じでやりたいなと思うようになりましたが、まだ実現してなく(それについてはまた別途ブログの記事にしたいと思ってます)。今年、何度かは実施したいなと思っていますが、想像したりシミュレーションしたりすると、この本の中に出てくる、ともこおばさん(子どもたちを引率するおばさん)が凄いなと思わされました。家の延長線上にあるような現在のキャンプ場でも結構大変そうなのに、本当の自然の中でのキャンプをしっかりマネジメントしてるというのはすごいなと!

      夏のキャンプは奥さんといろいろ話し合ってみたいと思っています。Sayさんのご意見も参考にさせていただきますね!

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