T町ハウスの車庫拡張計画

大掛かりな自宅改修計画が動き出そうとしています。

車庫の拡張工事です。




我がT町ハウスの車庫は車一台ぶんのスペースしかありません。しかも非常に狭いです。

T町ハウスが建てられた1970年初頭の自動車は、今のものと比べてかなり小さなものが主流。この家の主だった祖父が乗っていたのはHONDA CIVIC(シビック)、今でいうコンパクトカーでした。

HONDA 初代シビック
彼が生涯で乗った車はこの一台だけだったようです(画像出典: GQ

それから半世紀が経過し、T町ハウスの狭い車庫にはVOLVO XC40が停められています(ジムニーは近隣の駐車場を借りていて、なんとそっちの方が狭い笑)。

XC40もコンパクトSUVという位置付けではありますが、車幅は1.85メートルと決して小さな車体ではありません。車庫に入れると結構パツです(ご近所さんが僕の車庫入れを見て「上手なもんだねぇ」と思わず口に出してしまうほど、難しい車庫入れに見えるようです)。

しかも、この車庫の前の道は多くはないものの車の往来があり、車が走っていないタイミングでサッと車庫入れしなくてはいけません。つまり、けっこう狭い場所に手早く入れる必要があるわけですが、場合によっては後ろから来た車を待たせたりすることもあります。それゆえ、他人に負担をかけることが苦手なトムがXC40に乗る時は、僕が車庫の出し入れをしています。

車の往来があることに加えて駐車禁止なので、自宅前とはいえ人の乗り降りも「素早く」が鉄則です。

その他困っていることを書き出してみると、車庫内でも道路上でも洗車はおろかちょっとした車内の清掃ですらしづらく、ドアを大きく開けることもできず、車庫に入れるとトランク開けない、ルーフボックス付けた状態で車庫に出し入れできない(入り口が低い)、雨の日に道路上で荷物を積み下ろしすると濡れてしまう……端的に言えば、非常に不便なんです、我が家の車庫。

これを何とかしたい!

こんな感じになればいいなと

現状はこんな感じ。

T町ハウスの車庫(現状)

XC40を停めても余裕があるように見えますが、車庫出入り口の壁が迫り出しているとか前の道路が狭いとか、とにかく条件が悪いんです。

で、どうせここに手を入れるなら、ジムニーのスペースもつくりたい。

となると、道路側にある部屋を取り壊さないといけません。この部屋はキャンプ道具やらDIYの工具やらの物置として使っているので、これらの保管場所を新設する必要があります。どうせなら、車への積み下ろしに便利な場所に設けたい。

というわけで僕のイメージとしてはこんな感じです。

町ハウスの車庫(妄想1)

以前の記事にも書きましたが、注文しているジムニーシエラの納期がグググ10っと延びてしまったため、繋ぎとして購入したスズキ ハスラーが間もなく納車され、ここに駐車されることになる予定です。

いつかジムニーシエラが納車されたら、こうなるかも?(その頃にXC40に乗ってるかは分かりませんが)

町ハウスの車庫(妄想1)

このイメージを設計士の友人に伝え、いま具体的な設計を進めてもらっています。

住む前に直す vs 住みながら直す

かつて祖父母が住んでいたこのT町ハウスに僕たちが引っ越してきたのは6年前、2017年の春。壁に色を塗ったり、業者の方に清掃していただいたりと簡単に手入れしてから住みはじめました。

引っ越す前にやったこと(まとめ)

半年後に風呂、その2年後に台所・食堂のリフォーム、そして昨年は建具の全面入れ替えと、部分的に手を加え続けてきました。

CAMP HOUSE T町ハウスの旧風呂
リフォーム前の風呂

CAMP HOUSE T町ハウスの旧台所
(同)台所(かなり手を入れた後ですが)

CAMP HOUSE T町ハウスの旧建具
(同)建具

もちろん、自分でできる作業はDIYしていたので、入居から4年くらいはずっと手を動かしていたし、どこかしら工事が入っているという状態でした笑

CAMP HOUSE 壁の回収をする僕と娘
(「よろしければ家の改修・修繕」カテゴリの記事もご覧ください

特に台所・食堂のリフォームは工事期間中、洗面所から水を汲んで、居間で卓上コンロを使って調理するという生活が1か月ほど続き、まあまあ大変でした。

今回の工事も、玄関と車庫という毎日使う場所なので、始まればいろいろと不便になるであろうことは容易に想像できます。

この度の駐車スペースの拡張工事、風呂や台所のリフォームなどを入居前に済ませておけば、工事がすっかり終わってから引っ越してくればいいわけですから不便さは皆無です。一度に工事をまとめた方が少しは費用を抑えられたかも知れません。

でも、そうすれば良かったなぁとはあまり思わないんですよね。

もともと長く暮らすつもりじゃなかったので入居前に最低限のことしかしなかったという経緯もありますが、実際に暮らしながら不具合=他の誰でもない、ここに住んでいる自分たち自身が不便だと感じることについての解決策を考えて、自分たちでできるならやる、できないならプロに頼む、解決策がない部分については諦める、という流れで結果的に良かったと思っています。

見栄えを整えたり、現代的な設備に交換したりといった一般的で実用的なリフォームは、実際に住む前でも可能だと思いますが、入居前に手を入れるのは必要最小限に抑える方が良いと考えています。

ライフスタイルは実際に暮らすことで初めてカタチになっていくものですし、そうしてはじめて自分が本当にそれが好きなのかどうかが分かります。僕たちのように入居時はいなかった犬が家族に加わり、乳児だった子どもが成長して就学してといった変化があると、価値観も変わり、結果として思い描いていたライフスタイルと実際のそれにギャップが生じる場合も多いでしょう。

ライフスタイルや価値観といった大きなテーマでなくても、暮らす前には些細と思っていたものが毎日のことになると意外と負担になったりすることもある。実際に暮らさないと見えなかった問題や改善点が、自分にとってどれだけ重要かそうでないかが明確になるというわけです。

我が家の台所・食堂は工事後の今も不思議なカタチをしていますが、工事前はもっと変でした(笑)。かなり変であるにも関わらず、しかし実際に住んでみないと改善点を明確にするのは難しかったと思います。

ばっちりキレイにして住むのも良いですが、少しずつ手を加えて自分たちに合った場所に変えていくのも、古い家に暮らす醍醐味、楽しさだと思いますね。

このブログをはじめる際に妄想していたキャンプハウスという名の自邸も、現在は全く異なる姿(規模、間取り)になっています。僕の頭の中にしか存在していませんが。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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