キャンプの道具

MSR スノーシュー EVOを買ってみた

by aw · 公開済み 2022年12月29日 · 更新済み 2023年1月5日

いま、この記事を書いている12月29日、本来ならば娘、友人たちとキャンプ場で今日を迎えているはずでしたが、先日のクリスマス寒波でキャンプ予定地は大雪。それだけならOKなんですが、状況を確認しようと電話するも不通だったり、目的地までの道路状況がよく分からないこともあったりで止むなく中止としました。大人だけなら問題なく決行なんですが、幼い子どもがいるので安全を優先せねばなりません。また年明けに計画し直しです。

直近のキャンプがなくなったということで、僕の心は既に来年の雪中キャンプにワープしております。

スノーシューの条件

キャンプの代わりに、同じメンバー（父×2、娘×2）で映画や食事に出かけた帰りに寄ったアウトドアショップでスノーシューを買いました。

MSRのEVOです。

雪中キャンプに必要なアイテムのうち、足りていないと自覚していたのが、このスノーシュー。雪が積もった山林での雪中キャンプ、たくさんの荷物を背負った状態で移動するために必須のアイテムです。

これまでどうしていたかと言うと、購入するための検討はしつつもコレという製品に辿り着けず、友人に借りてやり過ごしていました。

スノーシューを検討してみた

過去に借りたのは上記の記事にも登場するDODのスノーシュー SW-15と、メーカーは失念しましたがワカン。前者は歩いた時の靴の固定と歩きやすさに難あり、後者は装着の簡便性と浮力に問題があると感じ、僕が購入すべきは、スノーシュー（安価な製品ではなく、登山メーカーが出してるようなヤツ）であることを理解。

そこで、スノーシューの比較記事などをあらためてチェックし（例えば、以下のような記事はスノーシューの基礎知識すらない僕のような人間にはとても参考になりました）、押さえるべきポイントを確認。

https://outdoorgearzine.com/best-snowshoes

そのうえで、過去に使用したシーンをできるだけ詳細に思い返していくと、自分が求めている製品の条件が明文化されてきました。

装着しやすい
長距離は歩かない
主に平地で使用する（勾配のあるルートを長い時間歩いたりしない）
バックパックに装着する必要がない

これらを踏まえると、先述のOUTDOOR GEAZRINEさんの記事で紹介されている製品の中では、TUBBS FLEX VRT 24が良さげに思えます。

ただ、この記事で紹介されているのは上級者向けというか、本格的に雪山を登る人向けの製品。当然、ここまでハイエンドなものは僕には必要ないので、ランクを下げて製品選定していきました。

スノーシュー、売ってない

が、ですね。

いざネットで買おうと見てみると、定価よりも遥かに高い価格で売られていたり、軒並み在庫切れになっていたり、次点の候補をチェックしてみたら同様の状態だったり。チェックしたタイミングもあると思いますが、世の中にある全てのスノーシューが在庫切れになってるんじゃないかと思えるぐらい、何もない状態だったんです（意外と大袈裟じゃない）。

そこではたと思い出しました。

これまでスノーシューの検討後、購入に至らなかったのは、コレという製品に辿り着けなかったからではなく、欲しいと思った製品がいつ見ても在庫切れだったからであることを。

こりゃ困った、家の近くにはスノーシューを売ってるような店もないし、車で2時間ほど行けばモンベルあるからATLASのスノーシュー買ってくるかな（でもネットでは完売してるからきっとないだろうな）、それとも今年もまた借りるか……。

MSR EVOを買ってみた

そう思っていたので、出かけたついでにと寄ったお店にスノーシューが2モデルあるのを見た時は、とにかくどちらかを買って帰ろうと決意しましたね。

そのお店に置かれていたのはMSR EVOアッセントとEVO。

両者には、斜面を登る時に必要なヒールリフターの有無、ビンディングの形状がベルトかパラグライド(PARAGLIDE™ BINDING)か、といった違いがあります。

EVOの大きな特徴であるパラグライド™ バインディング

しばし悩みましたが、先にも書いた条件を当てはめて考えるとコチラかなと、EVOに決定。

個人的に、MSRというブランドにあまり魅力を感じないのと、他ブランドのスノーシューと比べるとビンディングの形状などが古臭く見えて、買う直前になって「MSRでいいのか？」という迷いが一瞬生じましたが、「今買わないといつまで経ってもスノーシューが手に入らないぞ、aw！」と自分に言い聞かせ、無事に決済完了。

帰宅後、さっそく雪中キャンプでいつも履いているL.L.Beanのスノー・ブーツを合わせてみました。