「新しいキャンプの教科書」を読んでみた

葉山(神奈川県三浦郡)在住時代の知人、寒川(さんがわ)さんが監修した本が発売されたということで、さっそく買ってみました。

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「新しいキャンプの教科書」

新しいキャンプの教科書

キャンプ初心者のための本ということで、テントやアイテムの選び方、使い方、アウトドア料理や自然の中での注意点など、キャンプにまつわるアレコレがオールカラーで、しかも写真やイラストをたくさん使って説明されているので、パラパラとめくってるだけで楽しいうえに内容がすぐに分かるという親切設計、な一冊。

基本的なアイテムの紹介や使い方とか、

新しいキャンプの教科書

アウトドアでの料理とか、

新しいキャンプの教科書

焚き火の方法とか。

新しいキャンプの教科書

アウトドアではお馴染みのハンモックやスラックラインも登場しますが、これは寒川さんが経営していたアウトドアショップ「3knot」が起点となったと言っていいアイテム。

また、寒川さんと言えば「焚き火カフェ*」。コーヒーや焚き火についてもしっかりページが割かれています。

彼が「3knot」の後に開いた「ミサキシエスタサヴォリクラブ(別名:昼寝城)」は、ハンモックで揺られながら昼寝したり、ゆるいアウトドアアクティビティを通して日常から解放されるサヴォリ=さぼり=遊びを提案したお店。

そんな遊びのプロである寒川さんが監修したこの本は「肩肘張らずにまずはやってみよう。知らないことは遊びながら学べばいい」という考え方が貫かれているように思います。

ステップキャンプ

寒川さんが代表を務めるステップキャンプ(STEP CAMP)は、キャンプを通じてアウトドアでの衣食住(+火)について学び、「いざ」という時にも役立つ知識を楽しみながら備えることをテーマとして活動しています。

東日本大震災のような大規模な災害が起きると、短期間にせよ、それが夏だろうが冬だろうが関係なく、屋外での生活を強いられる可能性があります。3.11以降、キャンプのスキルは単なるレクリエーションという枠を超えて、有事の際の有用な知識や技術であると認識されるようになりました。寒川さんのステップキャンプの活動は県内外、行政や民間からの注目を集めています。

だって、楽しくてオシャレで、個人レベルで役立つ防災活動なんて世の中にないもの!

僕がアウトドアで遊びはじめた理由

実は、僕がアウトドアで遊び始めるキッカケも災害対策でした。

近い将来「関東直下型大地震」や「富士山噴火」が起きる

僕が地震も大きな災害も滅多に起きない鳥取から東京にやってきたのは、阪神淡路大震災のあった1995年。どこか都市伝説的に語られていたそれら噂が、にわかに現実味を帯びていた時期でした。

東京でのひどい貧乏生活の中で僕が洋服を初めて買ったとき、TPOなどは二の次で「災害が起きて屋外で暮らすことになっても役立つもの」という基準を高く掲げ、結果L.L.ビーンのブルーのヤッケを選んだのは自然な流れでした。

そのヤッケを着ての山歩きから始まり、いつしかロッククライミングやシーカヤック、スキューバダイビングなど、アウトドアアクティビティそのものを純粋に楽しむようになってはいたものの、心のどこかで「有事に備える」という気持ちがあったのは確かです。

鳥取に帰ってきた今も、家族や友人たちと一緒にキャンプを楽しみつつも、それを通じて、有事にきちんと対処できる知識と技術を培いたいという思いがあります。雪が積もって凍えそうに寒い冬でもキャンプをしているのは、そんな思い半分、楽しい半分。

まあ、いつもキャンプ場に着くなりビールをかっ喰らっている僕なので、信ぴょう性があまりないですけどね。

*焚き火カフェ:浜辺で焚き火をしながらコーヒーを焙煎して挽いて飲み、富士山に沈む夕日を見てゆったりと時間を過ごす超素敵なイベント

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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