SOREL MANITOU(ソレル・マニトウ)

2011年に海辺の町、神奈川県葉山町(はやままち)から雪国、鳥取に冬本番の2月に戻ってきた時、最初に真剣に考えないといけないのはクツでした。通年ビーサンで過ごす生活から、雪を踏みしめながら歩く生活になったからです(冬でもビーサンの人は葉山でも超少数派でしたし、鳥取も一年中雪が降ってるわけじゃないんですけどね…)。

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溶ける前の雪道を短時間歩くとかであれば、はっきり言ってどんなクツでもいいんですが、道に雪が残ったまま気温が上がって雪が溶け始めると、町中が巨大な水たまりのようになります。

でもホムセンで売っているようなゴム製の長靴は履きたくないし、靴屋で売っている長靴も中途半端な感じでむしろダサ度が高まっており、食指が動かない。

僕の友人の中でも一二を争うオシャレ野郎に相談してみると、「コレやるよ」と。

SOREL MANITOU(ソレル・マニトウ)

オシャレ野郎が20年ほど前に買ったというこのクツ。同じSORELですとカリブー(CARIBOU)が有名ですが、こいつはマニトウ(MANITOU)という、北米の先住民アルゴンキン族が信じる超自然的な力を持つ霊の名前が冠された別製品。なお、メーカーサイトに掲載されていないので、現在は既に廃番となっているようです。

CAMP HOUSE/SOREL MANITOU(ソレル・マニトウ)

カリブーとマニトウはデザインが非常に良く似ていますが、ソールが異なります。カリブーは黒くて細かな凹凸のあるハードラバー製ですが、このマニトウはこんな感じ。

CAMP HOUSE/SOREL MANITOU(ソレル・マニトウ)
(汚いソールでスミマセン)

現在、同メーカーの製品は主に中国製ですが、このマニトウはソールの上に貼り付けてあるタグの中に「MADE IN CANADA」とあるので、メーカー所在地のカナダで製造されていたモデルであることが分かります。

20年という時間が流れる間に、OEMによるモノづくりの流れが世界的に広まったんですねぇ。

使用限界温度マイナス40度

カリブーのスペックになりますが、メーカー発表の使用限界温度はマイナス40度。多分、マニトウもそれほど変わらないと思います。実際、冬に屋外で履いていても「あ〜、つま先冷えてきた〜」ということがありません(個人差があると思いますが)。

この暖かさを生んでいるのが、脱着可能なインナーブーツ。

CAMP HOUSE/SOREL MANITOU(ソレル・マニトウ)

全体としてはフェルトで出来ていますが、このモフモフがあることによって見るからに暖かそうな感じになってますよね。見た目が暖かいというのは結構重要なポイントだと思います。

取り出してみるとこんな感じ。

CAMP HOUSE/SOREL MANITOU(ソレル・マニトウ)

少し異なりますが、基本的なデザインは20年前の製品も現行モデルも同じ。

見た目には分かりませんが、現行モデルは4層構造になっているようで、それによって高い放散効果と保温性を発揮しているとのこと。

CAMP HOUSE/SOREL MANITOU(ソレル・マニトウ)

近づいてみたけど、4層構造かどうか、分かりませんでした(笑)。昔のインナーブーツは違うかも知れませんね。

余談ですが、このフェルトという素材を見ると、裏地に同素材が使用されていたLeeのストームライダーというデニムジャケットを思い出します。このジャケットに、高校生の頃憧れていたんですよね。お店で羽織ってみたら驚くほど似合わなかったので、購入しませんでしたが…。

冬本番、マニトウの出番

12月に入ったので、しまっていたマニトウを倉庫から出し、玄関に置きました。Barbourのジャケットもオイルをリプルーフしたし、いよいよ冬本番だなあという感じです。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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