柳茶屋キャンプ場にクマが出た

昨日、こんなツイートが流れてきました。

鳥取砂丘はもちろん、柳茶屋キャンプ場は海にほど近い立地。僕のような地元の人間でも「え、こんな海に近い場所にクマが?」と一瞬驚いたのですが、Googleマップで見ると、クマが目撃されている山林と繋がっていて、「あぁ、これは出てもおかしくないな」と。


画像出典:Google Maps

春の大型連休中、鳥取砂丘や柳茶屋キャンプ場はかなりの観光客、利用者で賑わいますので、クマの食べ物になる生ゴミなどがふだんよりも多い状態だったと考えられます。

特に、柳茶屋キャンプ場は連休中、立錐の余地もないほど多くの利用者であふれます。同キャンプ場は無料で利用できるうえに、ゴミも出して帰ることができますが、ゴミの収容箱はそれほど大きくないので(平時の利用者数には十分対応する大きさですが)、入りきらずに溢れ置かれていただろうことが予想されます。

連休が明けて数日経ってはいますが、ある程度、残滓はあったでしょうから、それにクマが誘われて山林から出てきても不思議じゃない。というのが、この道の素人である僕の見立てです。


クマの足跡が見つかった、鳥取砂丘柳茶屋キャンプ場

もう、どこで遭遇してもおかしくない

鳥取県は、その面積の74%が森林です(*)。そしてその森林には、ツキノワグマが生息しています。

平成28年度には、139件の目撃情報が鳥取県に寄せられていて(*)、市街地と言える場所も含まれています。報告されていないケース、人に目撃されていないケースもあるでしょうから、実際の出没数ははるかに大きな数字になるはずです。

鳥取県は、平成17年に森林環境保全税を導入し、森林の保全整備や放置竹林対策などを実施していますが、なにせ県土の74%が森林です。追いつきません。

加えて、中山間地に暮らしていた人たちが亡くなったり、市街地に移住したりなどして、山と市街地の間にぽっかりと無人エリアができ、野生動物と人、お互いの生息エリアの間に存在していたフィルターがなくなりつつあります。

鳥取県に暮らすなら、もう、どこでクマと遭遇してもおかしくないわけです。

市街地でもその可能性を否定し切れないのに、自然の只中にあるキャンプ場は、遭遇率はぐっと上がってしまいます。

キャンプ場でクマに出会ったら

2年前に熊野古道を歩いた時も、クマ対策について調べたことがあります。

クマ対策の代表格はやはりクマスプレーですが、スプレーが使えるほどの近距離でクマと対峙して、冷静に状況を判断して有効に使うなんて、椅子に座ってコーヒー飲みながら考えている時は可能に思えても、現実には無理です。

実際にそんな恐怖の経験をされているキャンパーのブログにも、「机上の空論」と書かれています。

とにかく、出会わないようにすることが、基本中の基本。

と、ここまで考えて、ふと思い当たりました。

鳥取砂丘や柳茶屋キャンプ場にクマが出没した理由(の一つ)が、本当に人間が出したゴミ、つまり彼らの餌になるような食べ物の残渣だったなら、僕たちがキャンプ場で夜、酔っ払ってしまって十分に片付けもせずに眠ってしまうのも、十分に彼らを引き寄せる要因になるのではないかと。しかもそこはクマの生息地そのものである山林の中なのだから、と。

もしかすると、自分たちが気づいていないだけで、先日のキャンプでも、夜中、自分たちのテントのすぐそばをクマがウロウロしていたのかも知れません(食事をしていたエリアに荒らされた形跡はありませんでしたが)。

自分だけでなく、大切な家族や友人を守るためにも、いくら眠くても、食事後の片付けはしっかりしないといけませんね。

匂いが出ないように密封性の高いハードケースに入れるか、焚き火で燃やすなどして完全に処理する必要がありそうです(ゴミを帰るまでの一時預かりする設備やサービスを供するキャンプ場もあるようです)。

以前、キャンプの防犯対策について考えましたが、獣害対策についても、あらためてしっかり考えてみたいと思います。

・鳥取砂丘、柳茶屋キャンプ場にクマ出没のニュース:NHKニュース
・県土の74%が森林:鳥取県ウェブサイトより
・平成28年度の目撃情報:鳥取県ウェブサイトより

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aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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