晩秋キャンプの準備をしてみた

11月に、今年最後のキャンプになるであろう「紅葉キャンプ in 恩原高原」を、キャンプ仲間たちと計画しています。

ここは今年の2月に雪中キャンプをした場所で、あまりのロケーションの良さに「雪がない時期もやりたいね」と話していて、それが実現するものです。

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恩原高原雪中キャンプ
2017年2月の雪中キャンプの様子

雪中キャンプの日の恩原高原の最低気温は氷点下まで下がっていましたが、11月もそれと比べて高いかと言えば実はそうでもなく、0〜5度くらいの間まで落ち込むようです。

今回は雪中キャンプの時のように、みんなが集まって過ごせるような大型テント(通称:宴会テント)は設営しない予定。つまり、寝るまでずっと外にいて、焚き火などで暖をとりながら過ごすことになります。

寒さに関して言えば、2月の雪中よりも厳しい条件でのキャンプになりそうなんです。

そこで、起きている間の防寒体制もあらためてチェックしてみました。

テント外での活動時の防寒

キャンプ当日の夜は、こんな感じ。僕の全力防寒体制です。

左上から反時計回りに:防風付きキャップ、ネックウォーマー、フリースベスト、腹巻き、極厚靴下、ももひき、湯たんぽ、SORELマニトウ、温感下着(長袖)、ダウンパンツ、インナーダウン、ニットキャップ、バラクラバ、シェルジャケット(写真掲載なし:暖パン)

太字は、今回新たに導入した防寒アイテムです。

Patagonia ウインド・シールド・ビーニー

表内の防風付きキャップがこちら、Patagoniaのウインド・シールド・ビーニー。悪天候時のトレイルランなどに使用するキャップですね。


画像出典:Patagonia

あれ? awがPatagonia?(*)と思われた方、詳しい説明についてはまた後日(笑)。

この防風付きキャップ、次に紹介するニットキャップ、以前ご紹介したバラクラバ。この3つのアイテムを状況(気温や風)に応じて使い分けてみようと思っています。

このウインド・シールド・ビーニーは、ポリウレタン・フィルムをラミネートした3層構造のポリエステル(耐久性撥水加工済)製で、多少の雨や雪が降っても、これを被っていれば頭がびしょ濡れになるのを防ぐことができます。

耳あてとなる部分は、使わない時は折っておけばいわゆるふつうのキャップになりますし、下ろせば耳あてに。耳を覆うと本当に暖かいんですよね。

もう一つポイントとしては、ツバがあるということ。

雨降りの際、シェルのフードを被ってもツバがないと雨に顔が濡れてしまいます。ニットキャップもバラクラバもツバはありませんが、このウインド・シールド・ビーニーはツバあり。そういう意味でも、その他のアイテムと状況に応じた使い分けが可能になります。

Patagonia ラインド・ビーニー

こちらはふつうのニットキャップですね。


画像出典:Patagonia

自然の風景が抽象化された柄が面白いなと思い、購入。

(現在はこの柄は販売されてないようです)

腹巻き

最近、朝晩がかなり冷え込むようになり、寒さに弱いトム(妻)がまず羽毛ふとんを出し、次いで僕も出し、現在は子どもだけが「よくそんな格好で風邪ひかないな」という格好で寝ているわけですが、トムが「新しく導入した敷きマット(後述)よりも、もっと効果があるよ! 体がホカホカで睡眠の質が高まった!」と話すのが、腹巻き。

かなりベーシックな防寒肌着の一つですが、雪中キャンプのアイテムリストに入れていると思っていたら入ってなく、今回新たにリスト入り。

頭も腹も、基本はレイヤード

寒いからとがっつりアウターを着込んでしまうと、せっかくの焚き火の熱がアウターで遮断されてしまい、温かさを感じられなくなってしまうんですよね。

登山と同じように、気温に応じて細かく衣類を重ねることで(レイヤード)体感温度を調節し、アウターを着るのは最終段階。できるだけ焚き火の熱を感じられるようにやや薄着めにしつつも、腹巻きや温感下着などで肌に近い部分でも体をしっかり温めようというのが今回の作戦です。

就寝時の防寒

続いては、就寝時の防寒体制について。

持っていくアイテムは次のような内容です。

左上から反時計回りに:シュラフ、石油ストーブ、コット、グランドシート、スリーピングマット、ラグ、テント(写真掲載なし:節電マット

さて、この図をご覧ください。

こちらは前回の雪中キャンプの就寝時の環境をイラストにしたもの(詳しい解説はこちらをどうぞ)。

眠れないほどの寒さではなかったものの、暖かく眠れたかと言われればそうではなく。

いろいろ着込んでいるし、シュラフ自体もそれなりのスペックのものなので中にいれば暖かいんですが、シュラフの周囲をほぼ0度の空気が覆っているため、ちょっと油断すると首元から冷たい空気が入って目が覚めたり、どうしても薄着になってしまう足先などが寒いわけです。

11月の恩原高原はここまで冷えることはないでしょうが、次の雪中キャンプの対策を検証するという意味でも、できることはやっておきたい。

そんなわけで、書いてみるといつものようにとてもシンプルな内容になってしまうんですが、次の2点を考えてみようかなと。

  1. シュラフの下に面している部分の防寒を強化し、地面からの寒気をシャットアウトする
  2. シュラフの中の弱点を補強する
  3. シュラフの上に面している部分、すなわちテント内の空気を暖める

このうち1の対策として導入するのが、次に紹介する節電マットです。

暖暖あったか節電マット

このキャンプ道具らしからぬ名前、、、

それもそのはず、キャンプ道具ではありませんで、ふつうの寝具です(T町ハウスの寒い冬をトム(妻)が乗り切るために導入した就寝アイテム)。

(見た目がイマイチなので、写真は割愛いたします)

節電マットは下の写真のように5層構造になっています。


画像出典:Amazon.co.jp

このテの商品に共通するものですが、中にアルミの層があって、それが下(床)からの冷たさを遮りつつ、上からの体温を跳ね返してその他の層に蓄熱して温める、という仕組みです。

今回はこれを、コット → スリーピングマット → 節電マット → シュラフというレイヤーで使い、どれほどの効果があるかを試してみようかなと。

また、もしそれほど気温が低くなければ、地面にゴロ寝も試してみようかなと思案しているところ(グランドシート → ラグ → スリーピングマット → 節電マット → シュラフ)。

ところで、カスタマーレビューを見るとかなり高い評価を受けている節電マット。

内心、かなり期待しているんですが、正直、キャンプ仲間に胸を張って、「なあ、みんな、今度買ったこのアイテム、見てくれよ!」と言えるようなアイテムではありません(笑)。

こっそり使う予定です。

THE NORTH FACE NSE DOWN TENT BOOT

お次は対策2=「シュラフの中の弱点を補強する」。

眠る時はニットキャップ、ネックウォーマー、ダウンジャケットにダウンパンツなどしっかり着込みつつもリラックスできる状態にしているんですが、やはりどうしても足先はカバーしづらい点。

靴下をたくさん履いてもそんなに暖かくないですし、足先で突っ張るととシュラフも薄くなりがち。小さなテントだと足先がテントに触れて「冷たい!」となってしまう……。

そこでコチラ、THE NORTH FACE NSE DOWN TENT BOOT。

テントの中で履く、ダウン入りの靴下です。

靴下として考えるとなかなか高価ですが、かなりの寒さが予想されるT町ハウスの冬を乗り切るためのアイテムとしても重宝しそうなので、試してみたいと思っています。

tent-Mark DESIGNS CIRCUS TC

上記に挙げた対策の3=「シュラフの上に面している部分、すなわちテント内の空気を暖める」のために今回購入したのがコチラ、tent-Mark DESIGNSのCIRCUS TCです。


画像出典:tent-Mark DESIGNS

このテントは、ファミキャン用テントを検討する際にリストアップしたものなのですが、手頃な価格だったので僕の独断で思わず購入(もちろん、使ってみてファミキャンでも十分使えると分かれば、ファミキャン用のテントとして正式に採用される可能性もありますが)。

テント内の空気を暖めるためには、石油ストーブなりファンヒーターなり、薪ストーブなり、何らかの暖房器具をテント内に持ち込む必要がありますが、僕が今持っているキャンプ用の暖房器具は石油ストーブ(フジカハイペット)のみ。

しかし、僕の持っているドームテントでは、居室が小さ過ぎてすぐに暑くなるし、ベンチレーションも弱いので一酸化炭素中毒が怖い。よって石油ストーブは使えません。

そこで、キャンプ仲間の多くが採用している「モノポールテント+石油ストーブ」という冬季スタイルを試してみよう、と思い立ったわけです。

CIRCUS TCなら大きさも十分なので、コットと石油ストーブを余裕を持ってレイアウトできますし(下図)、上部にベンチレーションがあるので換気もOK(もちろん一酸化炭素警報機は使用します)。

ポリコットンなので結露に強そうなところも期待大。

aw史上、最大のテントなので、大きな空間でのキャンプがどんなものなのか、今からワクワクしています。

本当は「テント×薪ストーブ」が理想の冬キャンプスタイルではありますが、それはもう少し先の話になりそうです。

最終のアイテムリスト(作成中なので薄く表示)

テント(tent-Mark Designs CIRCUS TC) ペグ一式 ペグハンマー ガイライン
タトンカ 1TC タープ用ポール Helinox Chair One 焚き火台
solo stove フジカハイペット ターボライター ランタン(プレヒート用アルコール)
ランタンポール Camp Mania ウッドテーブル Helinox Table One シュラフ #0
スリーピングマット グランドシート Helinox Cot One 節電マット
ラグ ブランケット 湯たんぽ シェルジャケット
インナーダウンジャケット インナーダウンパンツ 温感肌着 フリースベスト
暖パン 腹巻き ももひき ネックウォーマー
バラクラバ 極厚靴下 グローブ ハンドタオル
SOREL マニトウ ガスストーブ ガス缶 ケトル
コッヘル シエラカップ カップ まな板
ナイフ カトラリー 割り箸 卓上LEDライト
ヘッドライト 耳栓 水(ペットボトル)2L×2本 歯ブラシ+歯磨き粉
簡易トイレ(万能トイレくん) トイレットペーパー 使い捨てカイロ スマホ充電ケーブル
モバイルバッテリー ジプロック ゴミ袋 新聞紙
マスク サングラス 保冷バッグ デジタル一眼レフカメラ
救急セット コーヒー豆(ジプロック)3杯分くらい コーヒーミル ペーパーフィルター(3枚以上)
バネット ホットサンドメーカー マルチツール

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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2件のフィードバック

  1. CISCO より:

    お!ついに逝かれましたね!
    CIRCUS TCは入り口が2箇所あるので通気性も良し、スカートも付いているので寒さ対策もバッチリなうえ設営も簡単だし、尚且つお値段もお手ごろ価格…ほんと優等生ですよね!
    awさんが購入したという事で改めてHPをじっくり見ててそう感じました!
    4人でも何とか寝れそうだし、メインはソロ用か父子用で僕も真似して後追いしちゃおうかな~w

    • aw より:

      CISCOさん、コメントありがとうございます!

      そうなんですよ、逝ってしまいました(笑)。

      サイズや価格、スペックもさることながら、SNSなどでの評判も上々ですし、ずっと売り切れになっていたものがシーズンオフもあってか購入可能な状態になっていましたので、思わずポチってしまいました。。

      今度の晩秋キャンプではソロの予定ですが、もしかすると就寝時は誰かと一緒になるかもですし、来年暖かくなったらファミキャンでも使用してみたいと思ってますので、またレポってみたいと思います!

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