レインブーツ(長靴)を物色してみた

今朝、起きると、鳥取は(というより我が家の庭は)こんな感じになっておりました。


二階の寝室から庭を望む

去年、かなりの大雪を経験している娘ですが、当然記憶にはなく、彼女にとって初めての雪となりました。

手袋もはめず、鼻水を垂らしながら、長時間雪の中で夢中になって遊んでいる彼女をみて、「そりゃあ、しもやけにもなるわなぁ」と思いましたね。

僕も幼い頃は毎年しもやけになって、痛痒い思いをしたことを覚えていますが、きっとこんなふうに雪の中でビショビショになるまで遊んでたんでしょうね。

レインブーツが必要だ

さて、最近は、雪でも雨でも、外に出かけて歩くことが多くなりました。

そう、犬(マシュー)の散歩です。

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ここひと月ほど、家の中で粗相をしておらず、トイレ成功記録を更新し続けているマシューですが(*)、それもこれも、早朝と昼過ぎの散歩中にしっかり排泄していて、家の中での排泄回数がとても少ないことが大きいと思われます。

在宅勤務の僕の運動不足解消という理由も重なり、ほぼ毎日欠かさず、犬と散歩をしているわけです。1回につき、だいたい30〜45分ですかねぇ。

晴れた日は僕(と、多分マシュー)も気持ちいいけれど、でも雨降りや雪だと、毛の長いマシューも、一緒にいる僕も濡れてしまう。

市街地暮らしの僕らは、日常的な移動手段として、車よりも歩きの方がはるかに多く、T町に引っ越してくるまではアーケード街の中にあるアパートに住んでいて、アーケードの下を歩けば大抵の用事を済ませることができたこともあり、雨具というものを重視していなかったんです(*)。

特に足もと。

レインジャケット、レインパンツは登山用のものがあるけれど、気に入ったレインブーツというものは持ってないんですよね。買おうと思ったこともない。

でも、犬の散歩に子どもの送り迎え、毎日の買い物やちょっとしたお出かけ、それに雨天時のキャンプなど、最近になってようやく「やっぱり必要だな」と考えるようになりました。

ところで、通常レインブーツは「足もとを濡らさない」ためのもの。

しかし、濡れやすい環境で濡れないようにするから大変なのであって、もし濡れてもいいなら濡れちゃってもいいじゃないかという考えもあります。

例えばビーサンとか、沢登り用シューズとか(懐かしい……)。

でも、まちなかで沢登り用シューズというのも、ある意味オーバースペック(笑)。

考えてみると、雪やみぞれ混じりの雨、初春や晩秋などまだ肌寒い時期の時はやっぱり濡れてしまうと、冷たいし寒い(考えてみるまでもなく)。

ふつうに、レインブーツを検討したほうが良さそうですね。

そんなわけで、ふだんの生活でもキャンプでも使える、そんなレインブーツを物色してみたいと思います。

ATOM 農業・園芸用 長靴 隼

いきなり「何だこれは」という長靴が登場ですが、実はこれ、4年ほど前にキャンプ用に購入したもの。

僕の足下は、冬以外いつもビーサンかサンダルなんですが、いつなんどき、蛇や害虫が出てくるかも知れないキャンプという野外活動であまりに無防備だなと思い、近所のホムセンで購入した長靴です。

すごく柔らかくて履き心地もいいんですが、背が高いうえに柔らかいので自立せず、よって手を使わないと履きにくいのと、正面に大きく貼ってある「隼人」のダサいロゴが……。

畑仕事でも使っていたらドロドロになってしまい、ふだん使いできないレベルでくたびれてしまったので、新しいレインブーツを探してみようと思い立ったわけです。

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というわけで、ここからが本番です。

Barbour Men’s Tempest Wellington Boots – Olive MRF0016OL51


画像出典:Barbour

ジャケットを愛用中のBarbour(バブアー)のブーツ。

製品名にもなっているウェリントンブーツとは、長靴のイギリス国内での呼称。もともと乗馬用に脛(スネ)を守るために考案された革製の長靴が、広く一般に使われるようになったもの。現代ではほぼゴム製です。

名前にある「Tempest」とは嵐、悪天候といった意味。嵐にも負けない長靴といったところでしょうが、やはり英国製、しかも王室御用達ブランドということもあって、かなり上品な雰囲気。

冬季、積雪時などに、足が冷えないように専用のインナーソックスも用意されています。

いいなーと思うんですが、高さが40cm以上あり、僕の足だと膝下あたりまでくるので、背の低い僕が履くとやや不格好になりそうな気がしますね。ショートタイプがあればもう即ポチだったと思うんですけどね!

それにしても、イギリスの紳士たちはみんな、こんなかっこいい長靴を履いてるんですかねぇ?

HUNTER メンズ オリジナル ショート ブーツ

続いては、おしゃれレインブーツの代名詞的存在であるHUMTER(ハンター)のショートブーツ。


画像出典:HUNTER

なぜこの色をピックアップしたのかと言いますと、HUMTERのWEBサイトにある着こなし例が刺激的過ぎたので、ぜひみなさんにも見てほしいなと思いまして(写真下のリンクをクリックしてみてください)。ちなみに、あまりに過激だからか(笑)AmazonやZOZOタウンなどではこのカラーの取扱いがないようです。

さて、僕がこの製品で一番いいなと思ったのは、長靴ではほとんど見かけることのない、カップインソール仕様であるという点。つまり、中敷きを取り外して洗ったり、乾燥させたりすることができるということ。

こうしたブーツって履いているとどうしてもムレるわけですが、中を洗ったり乾かしたりすることってできなかったりするんで、どんどん臭くなってくんですよね。

さきほど見たBarbourと異なるショートタイプなので、小柄な僕でもしっくりきそうな気がしてます。

その他、メーカーサイトが掲げる本製品の特徴としては、「ハンドクラフト」「防水仕様」「布地のライニング」「オリジナルのカレンダーソール」「調節可能なストラップでフィット感をアップ」「天然ラバー製」といった感じです。

防水仕様はあえて書かなくてもいいかなと思いますけどね(笑)。

Columbia ユニセックス ラディ レインブーツ【yu3647】

続いては、アウトドアブランドのColumbia(コロンビア)のレインブーツ。

最初に登場したBarbourのブーツに似てますね。

ただし、サイドのアジャスターのベルトや金具など、細かい部分を見てみると少しチープな印象です。値段が全く異なるので、仕方ありませんが。

庭仕事用に欲しい製品です。

AIGLE レインブーツ ビゾン

お次はフランス発のアウトドアテイストなファッションブランド、AIGLE(エーグル)のブーツ。

スリムなシルエット、履き口にカラーの異なるギザギザの切り返しがあり、履き口後方にレザーストラップが付いているという、アウトドアというよりはファッション寄りの製品。

第一印象が「恐竜ぽい…」だったのは僕だけでしょうか(笑)。

ですが、しばらく眺めていると、意外といいなーと思うようになり、僕の頭の中では自分の洋服とどう組み合わせるかをいろいろ考えてしまっていたりします。

BAFFIN ハンター 防寒ブーツ

-40度という極寒状況でも使用できると豪語する、カナダはBAFFIN(バフィン)社製のブーツ。

ウールやアルミなどを7層重ねることで、-40度の寒さにも耐えられる仕様が実現したとのこと。ただ、レビューを見ると、そこまで暖かくないという声も散見されます。

そのほか、滑りにくいソールや、上部をしっかりと留めて雪などの流入を防ぐ仕組み(黒いナイロン部分)など、まさに積雪期、極寒期のためにデザインされたブーツです。

ただ、となると当然のことながら、少し暖かい時期にはオーバースペックになってしまうので、少し使いづらいかも知れません。

それに、ふつうのゴム長靴と大差ない外観が、どうにも所有欲を高めてくれないんですよねぇ。。

このラインアップの中では、もっとも実用性の高い製品だとは思うんですけどね。

THE NORTH FACE レインシューズ TRAVERSE BC BOOT2

最後は、これまで見てきた製品とは明らかに雰囲気の違う、THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)のレインブーツ。

高さ約30cmのショートタイプ、黒いボディに白いソールのシンセティックレザー(合皮)で、パンツの裾をインして履いても出して履いても良さげなデザインは、レインブーツという枠を超えて、日々の生活でたくさん活躍してくれそうです(頑張れば、夏のショートパンツとかでも履けそう)。

THE NORTH FACEのロゴがなければ、業務用の厨房作業シューズに見えなくもない気もしますが(笑)。

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レインブーツって本当にたくさんの製品があるんですけど、おおコレは! というものってなかなかないんですよね。

積雪時に履くなど、ある程度条件が絞られていれば探しやすいんですが、雨は一年中降りますし、小雨の時もあれば台風の時もある。街を歩く時もあれば、キャンプで自然の中を歩く時もあるわけです。

貧乏性ゆえか、なんでも一つの製品で済ませようとするところに問題があるのはわかってるんですけどね。

いろいろ悩んで、年内にはこのうちのどれかを買ってみたいと思っています。

* 『犬のしつけきちんとブック 「トイレ上手になる」編』を参考に、「失敗させないトイレトレーニング」を実践中!
* 傘も持ってません

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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6件のフィードバック

  1. ryutarokinoshita より:

    はじめまして
    いつも楽しく拝見しています。
    なぜかすごく持っているものが同じ(ソロストーブ、セイコーのダイビングウォッチ、ラウンドネックダウン、スキレット、コールマンケロシンランタンなどなど…他にもあったと思います)なので勝手に親しみを感じています♪そして当時僕も同じように悩み、考えてたな〜とニヤニヤしてます。
    実はこのブログを参考にJUKIのミシンを買っちゃいました。ありがとうございます!
    ちなみに長靴はハンターのロングを使っています。キャンプ、街中兼用です。足首の部分のホールド感が高くすごく動きやすいですよ♪
    ちまたでは野鳥の会のレインブーツが人気のようですね。(個人的には隼人も好きです笑)

    • aw より:

      ryutarokinoshitaさん、コメントありがとうございます! そして、いつもご覧くださっているとのこと、ありがとうございます!

      愛用の品々がかなりかぶってるんですね〜 キャンプ道具にくわえて時計まで一緒とは、驚きです! 持っているものが同じだと、親近感すごくわきますね!

      JUKIのミシン、あの記事がお役に立てたのであればとても嬉しいです。僕はまだ全然使いこなせてなく、破れたタープや衣類の修繕ばかりやってます ;-(。 本当は自分だけの、または家族のためのアイテムをMYOGしたかったんですけどね。。来年こそは〜!

      そしてレインブーツ、ハンターのロングをお使いなんですね。僕の妻もハンターのロングを愛用していますが、格好いいですよね。僕はちょっとロングは履きこなす自信がなく。。。それにしても、男性がロングのレインブーツを履いているところはあまり見かけませんが、やはり注目を浴びたりするものなのでしょうか?

      野鳥の会のブーツもおしゃれですよね〜。少し薄手で、今回の条件であった「自立する」を満たさずでリストに入れていませんが、アウトドアのフィールドではとても栄えそうですね。

  2. ryutarokinoshita より:

    購入したギア以外にも、検討したしギアが同じだったり似てたりして笑っちゃいます♪
    例えばぼくのテントはノルディスクのアズガルド7.1です。当時(3年くらい前かな〜)テンマクからはコットンやポリコットンの幕は出ていなかったのですが、ベルテントやテンティピなんかと比較したな〜とブログ見ながらニヤニヤしてました。
    当時持ってるタープと合わせたらどんなんなんだろって思い、画像を合成して並べたりもしましたね笑

    おっさんがハンターブーツ履いても誰も注目してくれませんよ
    神戸在住ですので割とレインブーツが市民権を得ているのかもしれません。
    といってもお洒落な人ならともかく、僕はブーツに履かれています…
    ハンターブーツはフィット感は良いんですが、フィットしすぎて脱ぎにくいです。それに加え、アウトドアのレインブーツなんかだとカカトの部分に出っ張りがついていてそこを踏んづけて脱ぐようにできてるんですが、ハンターブーツはカカトに出っ張りもないので更に脱ぎにくいですね…(ショートタイプはどうかはわかりませんが)
    ですのでキャンプではエルエルビーンのビーンブーツの方が出番が多いですね♪

    • aw より:

      ryutarokinoshitaさん、コメントありがとうございます!
      おお、アスガルド7.1! 妻がもっとも欲しがっているテントですね。大人2人+子どもでの使用ってどうなんでしょう。比較するテントなどはやはり似てくるものなんですね。比較検討することは大切だし、当然だとも思うのですが、それぞれに捨てがたい良さがあるので、調べれば調べるほど悩みが深くなっていく気がします(笑)。
      ハンターのロング、神戸だと街の風景にしっくり溶け込みそうですもんね。鳥取だとどうなんだろう。確かにフィット感が高いと脱着が困難になりがち、という問題がありそうですね。どちらを重視するかは、そこは用途や使用シーンを考えてのバランスですかね。実はこのリストの中から一つを選んで、すでに購入済みではあるんですが(笑)、とはいえ、すでに履き込まれている方からのコメントは参考になります。
      ビーンブーツもいいですよね! 僕はビーンブーツ風のダナーのショートを持っているのですが、やはりロングも欲しいなあと思う今日このごろです。。:-)

  3. CISCO より:

    鳥取は雪凄いですね!
    子どもは喜びそうな積雪量ですが、大人達は大変でしょうね。
    関東南部在住者からすると羨ましい限りですがw

    レインブーツ、僕も気になってました。
    と言っても、冬場でもKEENのサンダルにsmartwoolの靴下というだらしない格好が多いですw
    シチュエーション次第ではSORELのCHEYANNEを履いていて今のところ不満はないのですが、暑い時期でも履けるようなブーツで尚且つ脱ぎ剥ぎしやすく、天然ゴム製のものを探しています。
    ただし、コレ!というような出会いがなく今のところずっと保留になってます。。。

    気軽に履けるレインブーツが一足あれば絶対便利ですよね~。

    • aw より:

      CISCOさん、コメントありがとうございます!
      今回の雪は20cmも積もらなかったのと、週末に降ったこともあって、生活や交通への影響はほとんどなしでしたね。昨年の90cmの大雪でみんな免疫ができてたというのもありそうです。

      SORELのCHEYANNEはキャンプ仲間も履いてますね。すぽっと履ける感じで便利そう。おっしゃるように夏場は厳しそうですが(汗)。

      僕も葉山在住時は、年中ビーサンでした(笑)。今も暖かい時期だとキャンプの時でもビーサン履いてますが、マムシも怖いし、近年はマダニなんかも怖いので、あまり露出が多いのも考えものかなと今更になってブーツを検討している次第です。

      脱着のしやすさ、防水性能、値段で考えると、ふつうのゴム長がいいんでしょうけど(笑)、絶望的なルックスの悪さですからねぇ。

      CISCOさん、情報通ですから、良さそうなアイテムが見つかったらぜひ教えてください!

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