ランタンを検討してみた

キャンプ時の照明、ペトロマックスのストームランタンやヘッドライトなど、個人ユースのものしか持っていない僕。

今後ファミキャンを開催していくことを考えると、それなりの広さを明るく照らしてくれる照明の購入を、ぼちぼち検討しておく必要があるなと考え始めました。

これまでは仲間が持っているランタンに頼ってばかりでしたが、家族だけで行くとなるとそうはいかないですし、まだ幼い子どもにヘッドライト装着させるのもアレかなと(笑)

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そんなわけで今回は、使用想定シーンを「大人や子ども、5〜6人で集まって食事したり、お酒を飲んでまったりしている」という感じに設定し、ランタンを検討してみます。

Coleman ケロシンランタン 639C700

CAMP HOUSE/Coleman ケロシンランタン 639C700

サイズ 高さ40.9×幅21.1×奥行き18.7cm(16.10×8.31×7.36inch)
重量 2.2kg
燃料 ケロシン(灯油)
燃焼時間 – – –
明るさ 最大784ルーメン

(並行輸入の製品ということで、日本語のスペック情報が見つからず、結局、アメリカのAmazonから情報を得ました)

燃料となるケロシンは、石油の分留成分の一つで、灯油はこれから作られています。というより成分的にはほぼ一致。よって燃料=灯油です。

灯油は発火点が255度と高いのでプレヒートという作業が必須。傘を外してアルコールを注いで火を付けて温めて……少々面倒な気もしますが、熱心なユーザーたちはこれを「儀式」と呼んで、むしろ楽しむそうです。

中央の光量調整ツマミや少し丸みを帯びたホヤなど、全体的にデザインが好みではありませんが、何しろ燃料が灯油なので、入手が楽なうえに価格も非常に安く済みますから、ランニングコストは良さそうですね。

Coleman ノーススター チューブマントルランタン 2000-750J

CAMP HOUSE/Coleman ノーススター チューブマントルランタン 2000-750J

サイズ 径17.3×高さ34.3cm
重量 1.8kg
燃料 ホワイトガソリン
燃焼時間 7〜14時間
明るさ 4500ルーメン(約360CP/230W相当)

自動点火装置、マントルもクリップ式で簡単装着と、僕のようなランタン初心者にぴったりの仕様、そしてとにかく明るいと評価の高い、Coleman ノーススター。マントルはシングルですがチューブタイプ(イサム・ノグチのAKARIを想起させますね)。あるユーザーのレビューを読むと「自動車のヘッドライト並み」とのことですから、相当な明るさですね。そんなに明るくなくてもいいですが(笑)。

燃料となるホワイトガソリンは、メーカーが指定する純正製品だと1リットルあたり1000円もします。ガソリンスタンドで購入したとしても一斗缶(18L)で4000〜5000円するそう。灯油のほぼ5倍です。

ただし、ガソリンは気化しやすいですから、冬期など寒い時期のキャンプでの使用では、安心して使えそうです。ま、冬期にファミキャンするのかと問われたら、答えはNOとなりますが……。

見た目は先に紹介したケロシン 639よりも、このノーススター 2000の方が好みです。

PETROMAX ランタン HK500

CAMP HOUSE/PETROMAX ランタン HK500

サイズ 径17×高さ40cm
重量 2.4kg
燃料 灯油
タンク容量 1000cc
燃焼時間 8時間
明るさ 約500CP/400W相当

僕の友人も愛用するPETROMAX(ペトロマックス)のHK500。ちょっとレトロで機械的な感じの外観がカッコ良く、燃料も灯油、しかも500CPとかなりの明るさ。友人がキャンプ場で灯していましたが、今回想定している「5〜6人での集まり」というケースであれば軽くクリアしてました。

外観、燃料、パフォーマンスともに高得点ですね。

懸念点としては、ユーザーの方々の多くが書かれているトラブルとメンテナンスの多さ。

僕はバラしたり磨いたりといった道具のメンテナンスは大好きなんですが、メンテナンスしているから壊れない、ではなく、メンテナンスしていても壊れる、だと、やっぱりちょっと辛いかも。

そういう手間暇やキワドイ感じが愛着を深めることは、古い単車に乗っていたことのある僕は良くわかるのですが、やはり、アウトドアで使う製品にはメンテナンスに応えてくれるという信頼感を求めたいですね。

僕たちが楽しむキャンプは、たいてい整備されたキャンプ場でのアクティビティであるとはいえ、アウトドアでは製品の故障が、生命の危機や重大な事故につながる可能性がありますから。

Vapalux ランタン E41

CAMP HOUSE/Vapalux ランタン E41

サイズ 高さ34.5cm
重量 2.1kg
燃料 灯油
タンク容量 900cc
燃焼時間 10時間
明るさ 約320CP/60W相当

この記事を書きながらランタンについて調べていて、初めて目にしたのがコチラ、「Vapalux(ヴェイパラックス)」。イギリス製のランタンです(2011年以降は韓国で製造)。

圧力式で燃料も灯油、真鍮製と、スペックや佇まいがPETROMAXに似ていますよね。こちらの方が少しエレガントな感じがするのは英国製であるという先入観の影響でしょうか(笑)。

ネットを徘徊していると、VapaluxとPETROMAXを比較したり、どちらを購入するかを悩んでいる人を多く見かけました。そこに書かれていた両者の違いは「Vapaluxは比較的構造がシンプルでメンテナンスしやすい」ということ。実機を見ていないので何とも言えないのですが、世の中のランタンマニアの方々が、口を揃えてそうおっしゃってるようでしたので、きっとそうなんでしょう。

それにしても、この製品はちょっと値段が張りますので、実際の購入となると手が出ない可能性高いです。

Black Diamond モジ BD81030

CAMP HOUSE/Black Diamond モジ BD81030

サイズ 奥行き6.35×幅6.35×高さ5.7cm
重量 122g
燃料 単4アルカリ電池3本
燃焼時間 70時間
明るさ 100ルーメン

さて、最後は今回のラインアップの中では異色の小型LEDランタン。これを頭上に張ったロープにこれを吊るして照らすことができないか? というアイディアです。

こんな感じで。

01

一つの明るさが100ルーメンなので、上の図のように5つあると合計500ルーメン、およそ40W(*)。その他のランタンと比較すると暗めですね。手元が全く見えないというほどの暗さではなさそうですが、卓上ランタンと組み合わせて使うほうが良さそう。

モジを使うアイディアのメリットは、一つ2500円程度と価格が手頃なので、仮に5つ購入してもこのラインアップの中ではもっとも出費を抑えることができること。それから「ちょっとトイレ」という時に、頭上にあるモジを一つ外して持っていけば、携帯ライトにもなるということ。

テントの中で使うにはちょうど良さそうなランタンなので、一つ買ってみて明るさをチェックし、もし上記のアイディアが実現できそうなら複数個購入する、というのが良さげです。

snow peak パイルドライバー LT-004

CAMP HOUSE/snow peak パイルドライバー LT-004

ランタンを購入するなら、それを高いところに吊るす道具も必要。ということで、僕の友人たちも愛用している定番のこちらに注目。

土や芝など、スタンドを打ち込める環境なら、このsnow peakのパイルドライバーが便利そうです。

検討してみて

購入前提でランタンを見たのは、多分今回が初めて。コールマンのラインアップの厚さと、しかしそれ以外には、あまり選択肢がないことを知りました(調べ方が足りないのかもですが)。

それから、ランタンは所有欲を刺激するアイテムなのか、マニアな方たちが多くいることも知りました。ほんとに好きな人は何十個ものランタンを所有しているのですから、驚きです。

現時点で僕の中には、ビンテージに興味があるとか、アレも欲しいしコレも気になる、みたいな気持ちはありませんが、もしかすると、そういう世界への入り口に立っているのかも知れませんね(笑)

このラインアップを中心に検討を重ねて、2週間後に計画されているファミキャンまでに、初の大型ランタンを購入してみたいと思っています。

LED照明推進協議会HPより

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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4件のフィードバック

  1. Say より:

    こんにちはー。
    モジは良いですよ〜。炎を出すランタンの場合、常に子供の手の届かない位置で吊るす使い方であれば問題ないですが、テーブルの上に置いたりすることも考える・・・LEDなら触ろうが倒そうが危険性ゼロですもんね。
    1個当たりの明るさは液体燃料系ランタンには到底敵いませんが、数集めればより広範囲を照らせますよ。汎用性の高い単4エネループをストックしておけば電池切れの心配もないですし。

    ただ最大の難点は・・・色気ゼロというところですね(笑

    • aw より:

      Sayさん、こんにちは! コメント、ありがとうございます。
      LED=子どもが触ってもOK、確かに、ナルホド! おっしゃるとおりですね。子どもが一緒のキャンプだと、そうした視点は重要ですね。実際に子連れキャンプを経験したことがないので、そのあたりが検討ポイントから抜け落ちていました。レイアウトする場所なども含めて、検討したいと思います。ありがとうございます!

  2. watabou8 より:

    我が家も去年ランタン検討しましたねー。で、結局、明るさはLEDで、色気はガスに落ち着きました。LEDランタンであれば震災のときにも役に立つだろうということで。。

    LED:ジェントスLEDランタンエクスプローラー(めちゃくちゃ明るいす。が、色気ゼロ)
    LED:snow peak ほおずき
    ガス:コールマン ルミエールランタン

    • aw より:

      watabou8さん、コメントありがとうございます。
      ジェントス、僕も使ってます!電池が弱くなってて風前の灯くらいの明るさですが……(苦笑)snow peakの”たね”ほおずきをキャンプ仲間が使っているのを見かけていいなーと思っていたのですが、なぜかホントに照明はずっと手を出せてなかったんですよねぇ。
      watabou8照明リスト、参考にしつつ検討してみたいと思います!

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