仕事部屋の床を板張りにしてみた(3)

ノンビリと進めている2階仕事部屋のDIY(床の板張り化)ですが、進捗報告(=この記事)が、前回の記事から2か月近くかかってしまいました。

理由は、バテのペーパー掛けに膨大な時間を要してしまったからです。

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今回の作業の説明に先立ち、少し、これまでの流れをおさらい。

今回は、壁と床を一気に仕上げていきます!

石膏ボード取り付け+壁塗り

まず壁を仕上げていきます。

石膏ボードの取り付けはほぼ初めてでしたが、思ったほど大変ではありませんでした(購入して、ホームセンターから自宅まで搬送するのが一番大変でした)。

むしろ、設置してピタッとハマった時の快感が気持ちよく、最初に考えていたよりも楽しい作業でした(ただ、思うに、この時の「楽しい。そして思ったよりも簡単」という感じが、その後の作業に大いなる悪影響を与えたのだと思います)。

石膏ボードを取り付けたら、ビス留めした部分と石膏ボードのつなぎ目部分をパテ埋めし、凹凸が残らないようにペーパー掛け。

冒頭にも書きましたが、このペーパー掛けにめちゃめちゃ時間を要してしまったんです。

なぜか。

石膏ボードを取り付ける際、既存の柱に同じ厚さの板を横向きに取り付けて下地としたんですが、ここに微妙な段差が生じてしまったようで。


左奥に見えている木の部分が下地です

石膏ボードを段差のあるところに取り付けたので、当然のことながらボードとボードのつなぎ目部分に、1〜2ミリほどの段差が生じてしまったんですね。

石膏ボードを取り外して、下地の調整を試みたのですが上手くいかず。

で、「石膏ボードもうまく設置できたし(そして楽しかったし)、パテ埋めやペーパー掛けもきっと簡単で、楽しくできるだろう」と楽観視し、下地の段差を解消せずに石膏ボードを張り付けて、段差はパテ埋めで解決することにしたわけなんです。

これが大変でした。

段差を埋めるためにたくさんのパテを塗り、それをペーパーで擦って平らに均一に仕上げていくわけですが、知識を求めたブログやYouTubeで紹介されている400番のサンドペーパーでは、いくら擦ってもパテが削れない

「う〜ん、300番じゃないとダメかな、こりゃ」とホームセンターに買いに行って試してみますが、それでもなかなか削れません。

そんなこんなの試行錯誤を繰り返して、最終的にたどり着いたのが70番台の粗いペーパー。ゴシゴシ擦って削り落とし、その後、細かい番目のペーパーをつかって表面が滑らかになるよう仕上げていきます。

当然、削ったパテの細かい粉は、部屋と僕を真っ白にします。都度、入浴が必要になるほど。

仕事の合間にやっていたので、作業+入浴となると「少し時間できたし、ちょっとだけやろう」みたいなことが難しくなるので、全然手をつけられない日も出てきます。

ブログやYouTubeで見たようにサクサクっとできるはずだったのですが、石膏ボードの設置からパテ埋め、そして塗装にたどり着くまでに1か月以上を要してしまいました(汗)。

細かく見れば非常に粗い仕上がりではありますが、あまりこだわり過ぎていても先に進めないので、このあたりで妥協。

そして、本来は部屋の壁すべてを石膏ボードにする計画でしたが、この工程をさらに1.5倍ほどの面積で再度行う気力が湧いてこず……残りの壁は塗装することにしました。

計画変更ってやつです(笑)。

当初のイメージはこんな感じでしたが、

こんな感じに変更。

壁の塗装色も、グリーンからブルーグレーに変更

というわけで、残った砂壁部分を塗装します。

汚れを落とすために砂壁を擦ったあと、家族みんなで下地材(シーラー)とペンキを塗りぬり。

壁の下地づくりから数えて2か月弱の時間を要しましたが、なんとか残りの砂壁の塗装を終え、すべての壁の作業が完了!

「西粟倉・森の学校」ユカハリ・タイルで板張り化

さて、お次は床です。

床は板張り化することは決めていたのですが、本格的なフローリングにするのか、簡易なものにするのか。無垢材をつかうのか、合板のものにするのか……なかなか決めきれていませんでした。

値段もピンキリですし、施工の難易度もそれぞれ違います。

今回取り組んでいる仕事部屋に限らず、自宅のリフォームをする際に僕をいつも悩ますのが、「あと、どれくらいこの家に住むのか」という問題。

ずっと住むのであれば、ある程度の予算を注ぎ込んでも問題ないわけですが、もしかするとあと数年しかいないかも知れない。だとしたら、コストは抑えた方がいいだろうし……。

と、答えのない堂々巡りをしながらも、少しずつリストを絞り込んでいき、もう一つの最終候補、食堂・台所のリフォームの際にキッチンを購入したToolboxのフローリングに競り勝ったのは、お隣り岡山県の「西粟倉・森の学校」がリリースしている、「ユカハリ・タイル」でした。


画像出典:西粟倉・森の学校

置くだけのカンタン施工は、ペーパー掛けで疲れ切った僕にピッタリ。

接着剤などで固定しないので、将来この家から引っ越す時も持っていくことも可能。この点は、先述の僕の悩みを軽減してくれる決め手の一つでした。


今回は8セット、64枚購入しました

届いたユカハリ・タイルを1枚ずつ、床の上に置いていきます。

1枚50センチ四方の正方形なので、どうしても壁際ではハンパな長さが余ってしまいますが、そこは計測してノコギリでカット。

で、床の板張り化、完了!

やはりこちらも細かく見ていけば粗さの目立つ仕上がりなのですが、ふだん使いには全然問題ないレベル。

ちなみに、このユカハリ・タイルですが、販売ページに掲載されている写真だと、こんな雰囲気。


画像出典:西粟倉・森の学校

全体的に白太(木の外側に近い部分。「辺材」とも言います)が使われているように見えます。

が、実際に届いたものは、赤身(木の中心部。「心材」とも言います)部分も多く含まれています。

かなり雰囲気、違いますよね。

天然の模様とは言え、汚れに見えてしまうようなものも幾つか含まれていたりと、少し残念な部分も。

販売ページには「杉には赤身と白太で色味の違いがあるので、無垢床の雰囲気を楽しみやすいことも特徴」と書かれてはいますが、1セット8枚、1万5000円と安価な製品ではないですし、もう少し実情に近い情報を発信したほうがいいのでは、と感じた次第です。

次なる作業は

床と壁を仕上げるまでに、畳を撤去しはじめた今年1月から数えて半年もかかってしまいました!

いや〜、長かった〜。

今回の作業をもって、いちおう、仕事部屋として使うことができる状態にはなりました。

が、まだあと少し作業が残っています。

窓とその周辺

まず、窓のペアガラス化と、窓周辺を綺麗にすること。

ペアガラス化はもちろん業者の方にお願いします。

自分で直そうと思っているのは、窓周辺。

出窓っぽくなっているのですが、経年劣化で見た目が悪くなっているので、塗装するなり、新しい材で覆うなりする必要がありそうです。

出入り口 – 襖

そして、この部屋の出入り口の襖(ふすま)。

何度も重ね貼りされ修復されてきた痕跡があるこの襖、DIY作業中に僕がかなり破ってしまったので、現在は写真のようなおぞましい状態に。

この襖を、ふつうに襖としてではなく、違うスタイルの引き戸として復活させてやりたいなと思っています。現在、どんな方法があるか調査中。

元押入れだった場所

そして最後。

実は今回、板張り化できなかった部分があるんです。

ここはもともと押入れがあり、それを撤去して壁と床を新たに取り付けた場所です。

ユカハリ・タイルを置いてみたのですが、押入れの襖のレールが床に微妙な凹凸をつくってしまい、どうしてもきれいに置くことができなかったんですよね。

もしここにユカハリ・タイルを置くとしたら、他の床部分をミリ単位で調整しながら全体的に底上げしなくてはならず、それでも上手くいくかどうか微妙な雰囲気だったので断念(ペーパー掛け以前の楽観的な僕はもはやどこかに行ってしまいました笑)。

そこで、ここは小上がり的に床の高さを上げて、ベッドを置いたり、その下を収納にしたりできないかと思案中です。

というわけで、次回でこの「仕事部屋の床を板張りにしてみた」シリーズは最後になる予定!

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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