安蔵「ネムの木村」で娘と雪中キャンプしてみた

週末、娘と僕、娘の同級生とそのお父さんの4人で雪中キャンプに行ってきました。

CAMP HOUSE-鳥取安蔵ねむの木村で娘と雪中キャンプ

娘を連れての雪中キャンプ、個人的な感想・結論は「子どもがめちゃ喜ぶ+楽しむので、装備が整うなら絶対行くべし」ですね。




ご一緒したのは昨年2度ほどファミキャンしたご家族。今回は雪中ということもあり父と娘のみ参加、双方とも母は留守番です。

2年前の5月に「父と娘」というテーマで野営しましたが、そこそこ暖かく過ごしやすい季節(ヤマビル大量出現という別の意味で過酷な環境でしたが笑)。その年の末に、同じテーマで別家族と雪中キャンプを計画したものの、大雪のためキャンプ場や周辺道路が閉鎖になり断念。翌年の2月に雪辱を期して実施したキャンプ※1は、非常に低温下ながら積雪なし。

で今回は、キャンプ予定日の数日前に大寒波襲来。前日にキャンプ場に電話で問い合わせてみたら「ものすごく降ってます」と管理人さん。しかし続けて「除雪車が残した道路脇の壁が高すぎて、まだキャンプ場内に入れてないんです」とのこと(汗)。

一抹の不安は残るものの、とにかく現地に行ってみてできることをして楽しもうという話になり、予定どおり向かったわけです。

ネムの木村

今回利用したキャンプ場は、木土愛楽園「ネムの木村」(鳥取市河内)。

CAMP HOUSE-鳥取安蔵ネムの木村で娘と雪中キャンプ

詳しくはネムの木村のInstagramを見ていただくとして、料金も手頃で、スタッフの方も非常に親切且つフレンドリー、すぐ隣にカフェレストランがあるのでキャンプ飯が面倒な時は気軽に美味しい食事がいただけてしまう。鳥取市街地から車で20分ほどと比較的短時間でアクセスできるのに標高1000メートル近いので雪もたっぷり。夏は涼しく、すぐそばの渓流で遊べて森林も散策できるなど豊かな自然を満喫……ふつうにめっちゃイイですよね。

到着時、ロータリーが前面道路の除雪を行っていて、路上駐車できるくらいの幅員になっていました。

CAMP HOUSE-鳥取安蔵ネムの木村で娘と雪中キャンプ
この時期、除雪車は市民のヒーローですね

キャンプ場の入り口では、管理人さんが汗をかきかき、ショベルで雪かきして何とか1台は停められるくらいのスペースをつくってくれていたので、ひとまず車を路上に停め、父親2人も加勢。15分ほどで2台ぶんのスペースを確保しました(その間、当然のことながら子どもたちはしっかり雪遊び)。

駐車スペースが狭いかも?ということで軽自動車で来ましたが、大正解でした。大きな車で来ていたら、そのぶん除雪しないといけませんからね。

CAMP HOUSE-鳥取安蔵ねむの木村で娘と雪中キャンプ

ほとんど無風、時おり晴れて日が差し、テント設営のため雪を踏み固めていると汗をかく、そんな好天と言ってもいいような天気。たっぷり積もった雪は新雪ではないので軽すぎず重すぎず着雪もなく、雪遊びにちょうどいい感じ。そんな絶好のコンディションとなったこの週末、利用者は僕たちだけの貸切状態。

CAMP HOUSE-鳥取安蔵ねむの木村で娘と雪中キャンプ

最高でした。

・・・

さて、今回僕にとって2つの初めて、がありました。

娘と一緒の雪中キャンプ

雪中キャンプはさまざまな環境や条件で何度も経験してきていますが、いつもキャンプ慣れした仲間とのグルソロなので、基本的には自分のことだけに集中できます。

一方、娘はキャンプに慣れてはいるものの、彼女にとって雪の上、氷点下でのそれは初めて。しかし幼い彼女にはいつもよりリスクのあるキャンプだという意識はなく、とにかくたくさんの雪で遊べて嬉しいという思いしかありません。これが最大のリスク(笑)。まあ、仕方のないことなんですが。

繰り返すかたちになりますが、雪遊びが娘にとってこのキャンプ最大の目的なので、衣類の濡れ対策、十分な数の着替えが重要になってきます。大人なら濡れる行為や要因を避けるよう動きますが、子どもにはそれがありませんからね。

衣類の準備は妻の協力もあって万全だったのですが、長靴と手袋、この2つについては換えがなく、特に手袋についてはまず間違いなく濡れるので、替えが必要だったなと後で思った次第です。

そして、氷点下まで冷え込んだテント内での就寝※2。雪遊びの疲れをとるためにもしっかり寝てもらう必要があるので、寒さは大敵。雪中キャンプの就寝環境については過剰装備で知られる僕ですが(笑)、今回はシュラフ4つ、ブランケット2枚、湯たんぽ2つ、極厚マット、石油ストーブという、今僕ができうる最強の布陣※3で臨みました。

CAMP HOUSE-鳥取安蔵ねむの木村で娘と雪中キャンプ
炎の暖かさと、ベンチレーションから吹き込む冷たい空気のコントラストが気持ちいいテント内でした

翌朝、「今までのキャンプで一番よく眠れた」と、娘からお褒めの言葉をいただきました。まあ、昼間にあれだけ遊んでれば夜はぐっすり眠れるんでしょうが(笑)。

雪中キャンプ初めてのファミリーと一緒

もう一つの初めては、一緒に行ったファミリーが初めての雪中キャンプだったということ。上述のとおり、これまで雪中キャンプは慣れてる人と一緒が前提だったので、「ちゃんと眠れているかな」とか「楽しんでくれてるかな」とか普段気にしないことまで気になってしまったり(杞憂だったようですが)。

道具の準備についてアドバイスしたり、極厚マットを貸したりと僕も多少のサポートをしましたが、夕食は彼らのテントの前室を借りるなど、いつものキャンプのようにお互いにサポートしあって楽しむことができました。

CAMP HOUSE-鳥取安蔵ねむの木村で娘と雪中キャンプ
食事後の「しりとり」は大盛り上がり

娘の同級生のCちゃんも「一番楽しいキャンプだった」とのことで、親も感無量(笑)。駐車スペースの雪かき、雪上のテント設営と撤収……全ての苦労が吹き飛びますね。

この冬はこれが最初で最後の雪中キャンプになるかもですが、いつものそれとは一味も二味も違う楽しさで大満足でした。

  1. ご一緒した家族が男の子を連れてきていたので、父娘キャンプではなかったんですけどね笑
  2. 我が家の内部は外気温とほぼ同じなので、氷点下の室内で寝るのは慣れてるんですが笑
  3. aw家 雪中キャンプの就寝環境 最強の布陣

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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