<COVID-19> キャンプを自粛してみた

先日書いた「<COVID-19> いま、キャンプを自粛するべきなのか考えてみた」は、ジャーナリストでインフルエンサーの佐々木俊尚さんがツイッターで紹介してくださったことなどもあって、多くの方が読んでくださいました。

記事にはコメントもたくさん入り、多くのキャンパーがこのテーマに関心を持ってるんだなとあらためて。

(ただ、ここまで読まれるとは思ってなかったので、正直驚きました)

そして、検討した結果ですが、僕たちが計画していたグループファミリーキャンプも延期することにしました。

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自粛(延期)の理由

正確に言うと、aw家は今回のキャンプの参加は見送ると表明したのみ。キャンプ自体は中止せず、希望するファミリーは行ってきてくださいと。最終的には、皆がなんの心配もなく集まれる時期まで待とう、という結論になったわけですが。

キャンプの参加を見送るという結論に達するまでに、トム(妻)との話し合いはもちろん、(自分の考えを整理するために)「自粛するべきなのか考えてみた」の記事を書き、SNS(主にツイッター)でキャンパーたちの考えを読んだりして、頭の中を整理していきました。

最終的に僕がキャンプ不参加を決めた理由は、100%楽しめないなら止めよう、というものです。

僕は、グループとはいえキャンプに行くことが、仕事したり保育園に行ったり必要な買い物をしたりといった日常生活と比べて極端にリスクが高まるとは考えてないので(比較対象が「外出しない」であればリスクは高まりますが)、決行しても問題ないと考えていました。もちろん、僕の中にモヤモヤが全くなかったわけではありません。

一方、トムは医療従事者という職業柄、感染を予防するための注意を特に必要とする立場にいます。

旅行やレジャーに多くの人が出かけた3月、トムの同僚たちは、計画していた国内外の家族旅行を全てキャンセルしたり、日常的にも隣県に行かないようにしたりと、仕事の範疇だけでなく、私的な楽しみも諦めてリスクを徹底して避けていました。

そんなトムがキャンプに行っても、いつものように心から楽しめるわけがなく。であれば、aw家としてキャンプする意味はありません。

それに、自宅の中で仕事していて、他人との接触を自分でコントロールできる生活をしている僕の(おそらく一般的なソレよりも多少は鈍感になっている)感覚を基準にするのではなく、少なくとも僕よりもリスクをリスクとして捉えることのできるトムを基準にして決定するべきだと、そう考えました。

キャンプ仲間に僕たちの結論を伝え、キャンプの計画そのものが延期と決まった数日後に、東京都など7都府県に緊急事態宣言が発出されました。キャンプ予定地だったキャンプ場は、その対象となる兵庫県にあります。

そして、その数日後、ついに鳥取県内で初の感染者が報告されました。

仮にキャンプ催行が決まっていても、結果的にキャンセル(延期)していたでしょうね。

ネット上の声

<COVID-19> いま、キャンプを自粛するべきなのか考えてみた」には、(当ブログには珍しく)たくさんのコメントが寄せられました。

非常に興味深く拝読しました。ありがとうございます。

一つのテーマについて、あのようにたくさんのコメントがいただけることは、ブログを書いていて本当に嬉しいことです。

記事だけでは、読んでくださる方に僕という一人の人間の意見しか伝えることができませんが、コメントを通じて異なる意見を知ってもらえたり、僕の意見を補完するかたちで理解してもらうことができると思うからです。ぜひ記事とあわせてお読みいただければと思います。

また、冒頭で紹介した佐々木さんのツイートに対しても、多くのリプライがあったようです。幾つか抜粋してご紹介します。

本当に、人それぞれ考えがありますよね。

ただ、コメントやSNSにある意見を読むだけでは、その考えにいたった経緯、置かれた環境や条件などの背景を十分に読み取ることは難しく、となると、結論となる部分でさえ、一つの面しか見えていないのではという気がします。

だから僕は、ひとの意見に対して否定的な態度をとりたくないと考えるわけです。対象が深刻な問題である場合は、真剣になるがゆえにそうなってしまうこともありますが。

そして、考え方や意見は、経験や時間の流れによっても変わっていきます。1年後、2年後の自分が今回の自粛検討記事を読んでどう評価するのでしょうか。

浜坂県民サンビーチキャンプ場

最後に、今回行けなかったキャンプ場、兵庫県美方郡新温泉町にある「浜坂県民サンビーチキャンプ場」(以下、サンビーチ)をご紹介します。

一見ただの防砂林にしか見えませんが、これがサンビーチです。

キャンプ場内はひたすら、ただひたすら松林です。

地面は、海岸の砂浜がそのまま続いているような、サラサラとした美しい白砂。

一部、芝生化というか、自然に緑化しているような場所もあります。

HP記載情報によると、最大でテント200張りとなっていますが、その倍くらいは軽くいけそうなくらいの広さ。

写真のとおり、松の木がたくさんありますので、ハンモックやスラックラインなどは問題なく楽しめますね。

少しくたびれていますが、炊事場も2か所に設置されています。

そして、サンビーチ最大の魅力は、すぐ目の前が海!ということ。

この海で魚釣りして夕食の材料にしたり、カヤック遊びをする予定でした。

今回はキャンプ自粛となりましたが、何の心配もなくキャンプが楽しめる状況になったら、みんなで集まってサンビーチで楽しくキャンプしたいですね。必ず。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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6件のフィードバック

  1. curu-curu より:

    awさんこんにちは! 今回の記事、私だったらどうするかな? といろいろ考えさせられました。時期はすこし先になりますが、GWに我が家もキャンプを予定しておりました。キャンプ場の方から先に営業自粛のご連絡をいただきましたが、やはり少しでも不安があるならやめておこうと思いました。キャンプ場を経営されている方にとってもGWにキャンプ場を開場できないのは、とても辛いことだと思いますが、キャンプ場のある地域の医療体制が十分でないこと、お年よりが多く住まわれていること、などなどを鑑みて決断されたようです。

    以前、山中伸弥教授が新型コロナウイルス情報発信ページで「桜の花は来年も咲くけれど、人の命は帰ってこない」というメッセージを掲載されていました。その言葉がずっと強く心にあります。事態が落ちついて、キャンプ場が再開されたら必ず遊びに行きたいと思います。それまでは妄想キャンプで。笑

    それにしてもすごいコメントの数におどろきました! たくさんの人がこのテーマに関心を寄せていて、その考えのひとつひとつにきちんと向き合って、回答をされているawさんの誠意を感じました。このタイミングで、このテーマについて、たくさんの人が考えるチャンスをくださってありがとうございます。

    サンビーチキャンプ場、とっても気持ちが良さそうですね! 松林もあって、いろいろな楽しみ方ができそう。のんびりハンモックでビールとか、最高ですね〜!

    • aw より:

      curu-curuさん、こんにちは〜☺️ いつもコメントありがとうございます。

      curu-curuさんご家族もキャンプをキャンセルされたんですね。きっと全国に同じような決断をされた方、ご家族、たくさんありそうですね。
      確かに、キャンパー側からすればレジャーの計画が一つ減ったということくらいですが(もちろんもっと生活、人生の中心にキャンプがある方もたくさんおられるでしょうが)、キャンプ場を経営されている側からすれば、昨今ニュースで問題になっている営業自粛 → 売り上げ減少で倒産、といった生活に直結する問題ですから、深刻ですよね。。

      山中教授の言葉、ニュースかなにかで僕も聞きました。
      僕の家の前は、桜の時期になるとたくさんの人出のある桜並木なんですが、今年は非常に少なかったです。桜は来年も咲くからねぇと妻とも話しましたが、やっぱり寂しい景色でしたね。桜の下に人がいない景色って、こんなに詫びしいんだって初めて知りました。

      コメント、本当にたくさん入って驚きましたし、すごく感謝の気持ちでいっぱいでした。あんなに真剣なコメントくださるなんて、本当にありがたいことです。
      僕のブログは単独のドメインで存在するものですし、noteやナチュラムさんなどのコミュニティの中にあるものではないので、コメントが少ないのは致し方ないとは思ってるんですが、あのように記事を読んでくださった方と意見を交換できるのは本当に嬉しいことでした。

      サンビーチ、実は過去に一度しかキャンプしたことないので、すごく楽しみにしてたんです。ファミリーキャンプで海近のロケーションというのも初めてでしたし。ハンモックビールが実現できる日を妄想しながら、その日を待ちたいです。

  2. おさむし より:

    awさん、こんばんは。
    先日の記事にコメントさせていただいた者です。
    グルキャン、自粛されたんですね。
    色々と思慮を重ねられての決断だったことがよくわかります。
    先日のコメントへの返信でこんな時期に呆れていることでしょう、という内容を書いていらっしゃいましたが、全然そんなことはなく、私個人もキャンプに行きたいのに行けない状況で、普段の電車通勤の方がキャンプよりもよほどリスクが高いのに、と思っていたところでした。(現在も相変わらず電車通勤です。大分空いてきましたが。)なので、先日の記事や、そこに寄せられたコメントには、非常に考えさせられたところです。
    ただ、やはり自分が無自覚の感染者かもしれない、くらいの気持ちでいないと事態の沈静化にはつながっていかないのでしょうね。
    心からキャンプが楽しめる日が早く迎えられるといいですね。それまでお互いに頑張りましょう。

    • aw より:

      おさむしさん、コメントありがとうございます!

      みなさんがそれぞれの生活の中で、仕方なくリスクを受け入れなければいけない場面もあったりしますし、折り合いをつけながらの生活は本当に大変ですよね。そんなストレスフルな日々に癒しを与えてくれるはずのキャンプまでできないとなると、本当に世知辛いですね。。

      > 自分が無自覚の感染者かもしれない
      自分や自分の家族が感染してしまうという心配に加えて、この点がとても大切だなと今回あらためて感じました。これを前提にしてしまうと本当にほとんどのことができなくなってしまうのですが、おっしゃるように、それくらいの制限がないとこの状態は改善に向かわないのかも知れません。

      > 心からキャンプが楽しめる日が早く迎えられるといいですね。それまでお互いに頑張りましょう
      そうですね! 今できるコトをみつけて毎日を少しでも楽しみつつ、お互いに前を向いてがんばっていきましょう
      コメントありがとうございました〜。

  3. ゆーこ より:

    はじめまして。
    前回のキャンプを自粛するか、の記事にたどり着いてこちらを知りました。
    お隣兵庫の初心者キャンパーです。
    GWは岡山へキャンプへ行こうと計画してきましたがキャンセルしました。結果的にキャンプ場が閉まりましたが(~_~;)
    SAのトイレの取っ手、キャンプ場受付のペン、キャンプ中に迷子の子どもを保護したら…今は無症状で誰かにうつすのが1番怖いです。
    GWは庭で子ども達とキャンプごっこです。
    早く堂々とキャンプを楽しめる日が来ると良いですね♪

    • aw より:

      ゆーこさん、はじめまして☺️ コメントありがとうございます。

      キャンプ、キャンセルされたんですね。
      気になることを挙げていたらキリがないし、心配ばかりしていても……とは思いつつも、現時点で治療薬もワクチンもなく、感染しても8割は無症状か軽症なのに残り2割は重症化するというとんでもないウイルスですから、どうしてもそう考えてしまいますよね😔

      僕たちは今のところ今年のゴールデンウィークはノープランですが、割と天気が良さそうなので自宅の庭で過ごしたり、自宅のリフォームDIYに勤しむ予定です。

      本当に早く、以前のように、みんなで心からキャンプが楽しめる日が戻ってくることを願って止みません。

      コメントありがとうございました☺️

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