ファミキャン時の妻子用寝室が完成した

暑い夏(とはならず、雨ばかりの夏でしたが)が終わり、ようやく落ち着いてキャンプできるシーズンがやってきましたね。

というわけで、友人家族と一緒に、鳥取県西部=島根県寄りにある大山「森の国」さんで8月以来のファミキャンを楽しんできました。

「森の国」は、手入れされた美しいキャンプ場やアスレチックのある広大な施設で、ペットの連れ込みもOK。流し場はお湯が出るしシャワーも無料、ウォシュレット付きのトイレ完備など、充実した設備の素晴らしいアウトドアテーマパークです。

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この「森の国」で、アスレチックや遊具はもちろん、料理(友人がつくるビア缶チキンが最高でした)や焚き火、美しい星空など、秋晴れの週末を思うぞんぶん堪能してきました。

鳥取大山森の国ツリーハウス

トム

鳥取大山森の国 焚き火

鳥取大山森の国 星空

妻子の寝室を「完成」させたい

さて、今回のファミキャンでは、一つのミッションを自分自身に課していました。

それは、「トム(妻)と娘の就寝環境を完成させる」というもの。

一度はキャンプを体験してみたものの、離れていってしまう大きな理由の一つに「よく眠れない」というものがあります。キャンプ体験の質を左右する大きな要素なので、これまでファミキャンの度にトムに「今回は眠れた?」と意見を聞きながら改善を加えてきましたが、完璧とは程遠い状態だったんですよね。

我が家のファミキャン用のテントは今年導入したばかりのogawa アポロン

ogawa アポロン

それ以前の何年かはtent-Mark DESIGNSのサーカスTCを使っており、これに合わせた就寝環境づくりを進めてきました。

サーカスTCにおける最終的な就寝環境は、トムはコットインフレータブルのマット、僕と娘は寝る予定の場所に断熱マットを置き、さらにサーカス専用のフロアマットを二重にして敷くなどした床の上でゴロ寝していました。

が、寝相の悪い娘が寝返りを打って小さな断熱マットから外れ、冷たい床の上に寝ていないかと心配でうかうか寝ておられず、ようやくウトウトしはじめたら娘にキックをお見舞いされ……と、あまり良い状況ではありませんでした。

ogawa アポロンを導入後も、(経費をケチって)サーカスで使用していたマットを活用できないかと試行錯誤していましたが、満足できる環境には至っていませんでした。

コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク ダブル

そんなこんなで、今回は車のラゲージ容量などはいったん脇に置いておいて、ひたすら睡眠品質の向上を目指してこの製品を2つ導入しました。

コールマン(Coleman) エアーマット キャンパーインフレーターマットハイピーク ダブル 2000036154

サイズ 使用時/約200×128×10cm、収納時/約30×70cm
重量 約5kg
材質 ポリエステル、ポリウレタンフォーム
付属品 収納ケース(吸入ポンプを兼ねる)

200×128cmは一般的なダブルベッドとほぼ同じ、そしてなんと言っても厚みが10cmとキャンプ用マットとしては規格外のビッグサイズ、なこちらの製品。ogawa アポロンのインナーテントに並べて置くと、あまりにちょうどいい感じのサイズ感だったのです。

ogawa アポロン インナーテントのサイズ

2つ並べて置けばインナーテントの床をほぼ覆い尽くすので娘も寝返り打ち放題、これならばトムも「まあそんなに寒くなかったし、それなりに眠れた」ではなく、「ふかふかの床で気持ちよく暖かく眠れた。広いので娘のアタックも気にならなかった(笑)」と評価してくれるに違いない。

そう、何とか眠れた、ではなく、ぐっすり眠れた! という声が聞きたいのです。

というわけで、テントを設営後にさっそくマットを設置してみました。

うん、これは寝心地良さそう。

コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク ダブル
マミー型シュラフがトム、封筒型が娘

コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク ダブル
トム側のマットには念のため断熱敷きパットも敷きました

厚み10cmはやはりイカツイ。

コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク ダブル

注入する空気の量でマットの硬さを微妙に調整できるのもこの厚みあってこそですし、R値は公表されていませんが物理的な厚みは地面からの冷気も遠ざけてくれます。

キャンプ後、トムに感想を聞いてみたところ、90点と高評価! うーむ、導入した甲斐がありました????(減点された10点については、後述)。

確かに収納や運搬は大変ですが、ぐっすり眠れる、これに勝るものなど何もないのです。

コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク ダブルの収納問題

さて、このマット、スペック上の収納時サイズは30×70cm。30cmは空気を抜いてくるくると巻いた時の直径サイズなのですが、使用後に空気を抜いてその太さに巻き戻す難易度の高さは、Amazonのカスタマーレビューや様々なブログ記事で証言されています。

もちろん分かって買ったものの、実際に収納しようとすると「え、こんなに小さくならないもの?」と驚くほど、ふつうに脱気して巻くだけでは小さくなりません。マット1枚でアポロン級の大きさ(笑)。

ogawaアポロンとコールマンエアマットとヒルバーグナマッジ3GTのサイズ比較
参考までにHilleberg Nammatj 3GTも置いてみました

こうした製品の脱気には掃除機が一番。我が家のスティックタイプ掃除機は分離させてハンディクリーナーとして使えるので、キャンプにも持っていきやすいからこれで脱気できれば完璧! と試してみたら、掃除機の口とマットの吸気口のサイズが全然合わない……。

「この収納状態で我慢するしかないかぁ」と思っていたところ、娘が「これを掃除機の口に付けたらちょうどいいんじゃない?」と手渡してきたのが、こちら。

そう、トイレットペーパー。これが驚くほど、マットの吸気口とピッタリ。

養生テープなどで掃除機の口にトイレットペーパーを固定させることで、簡単に脱気することができました(お使いの掃除機がフィットしないとお悩みの、コールマンの当マットユーザーの方、ぜひお試しを!)。

(2022年9月26日追記)

トイレットペーパーの芯の利活用プランは止め(笑)、小型のポンプを買いました。

Flex Tail Gear Tiny Pump

これ一つで、このマット2つ分の空気の吸引は問題なくできます。サイズ、見た目(笑)といった観点から、こちらの方がオススメです。

10点減点の理由は…

このマットを導入することで就寝環境の整備はほぼ完成。ただ、トムからは100点満点をもらうことはできませんでした。

もちろん改善の余地が全くないというわけではないんですが、今回の10点減点の理由は別にありました。

それは「」。

今回のキャンプ、金曜日からの連泊だったのですが、金曜日は平日ということもあってキャンプ場利用者の数も少なく、夜は実に静かなものでした。

しかし土曜日となると様相は一変、キャンプ場は多くの人でかなり賑やかになりました。ふだん人気(ひとけ)のある場所でキャンプしない我らが、世のキャンプ人気を実感した瞬間でした(笑)。

夜遅くまで大騒ぎしている利用者はいませんでしたが、テントなんて所詮布切れ1枚で内と外を隔てているだけ、音は全て筒抜けです。

子どもを寝かしつけたあとで大人たちだけでお酒を飲んでいるのか、夜遅くまで宴会を続けているグループも多く、抑制されているとはいえどうしてもその声は届いてしまいます。また、皆が寝静まったあとでも幼い子どもが突発的に泣き出してしまうといったことは避けられないもの。あちこちから子どものギャン泣き声が聞こえてきていました(当事者たる保護者の方、お疲れ様です)。

多数の人が一か所に集まって、比較的近接して過ごすキャンプではどうしようもないもので、キャンプ場が空いていれば静かだし、混んでいれば賑やかになるものです。

これから逃れる方法はただ一つ、耳栓です。

僕はこれを装着することでほぼ無音状態、静謐な眠りを得ることができましたが、耳の中に何かをねじ込んで眠るのが苦手な人もいるでしょう。トムもそうです。

こうした耳栓が苦手な人でも使いやすい製品があるといいんですけどねぇ。

・・・

というわけで、就寝環境も整ったし、3日間ずっと晴れていて子どもたちもしっかり遊べたし、帰りに寄った露天風呂も良きで、良いグルファミキャンとなりました。

うん、ファミキャン環境、整ってきたぞ!(ハイスタイルには移行できてませんが…)

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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